本のソムリエ

2009年08月02日 | 健康・病気

今日は、午後8時前に家に着いた。
佐久の西友で買ってきた283円のびん長鮪の刺身と
498円の寿司が私の夕食です。
「ジャンクSPORTS」「うたばん」をチャンネル変えながら観ていた。
そのうち疲れからか寝てしまった。

携帯電話の呼び出し音で目が覚めた。
女房からの電話だった。
「今、8チャンネルで面白いのやってるよ」
そういって女房は電話を切った。
長野で8チャンネルはどの局だろう?

「エチカの鏡 ココロにキクTV 」(フジテレビ21:00~21:54)というやつだった。
本のソムリエと呼ばれる男、清水克衛という人を紹介していた。
テレビで観たその顔を、私は最初うさんくさいなと思った。
でも、観ているうちにその顔がいい表情だなと思うようになった。
大学を出て10年ほどコンビニで店長として働いていたが、
大学の先輩がマンションを建てて、1階のテナントを使わないかと誘われ、
やりたかった本屋を始めた。
しかし、始めた頃、売れる新刊本は入ってこないし、うまくいかなかった。
本屋の経営に悩んでいたとき、
司馬遼太郎の「竜馬がゆく」の中のある言葉を思い出した。
私はそれを今、思い出せません。
先を急ぐので、調べることはしません。
ものごとを進めるのならまわりのことは気にせず自分の考えでやれ、
というような意味の言葉だったような…。

それからその人は、売れる新刊本などには頼らずに、
店に来た客との会話の中で、自分が読んで欲しい本をすすめるようにした。
それでも始めた頃は、すすめた本を買ってくれたのは10人に1人ぐらいだった。
今じゃ、全国から客がこの本屋「読書のすすめ」を訪ねてやってくるという。

なんて素晴らしいことをしてきたんだ、と私は思う。
客に本を紹介するために、清水克衛は毎日読書をして、かなりの本を読んだ。
そりゃそうですね。自分で読まなかったら、他人にすすめられない。
本屋を始めた。
新刊本が入らない。
本が売れない。
どうしょう?
となったときに、店に来た客の心に合った本をすすめよう、
と営業方針を変えた。
そのために、読書の数を増やした。
いや、もともと読書量は多かったのかも知れない。
私は、そういう本屋のやりかたに変えたことがすごいと思った。

私は、九想話で何度も書いてますが、大学生協で書籍部の店長をしてました。
ですから、本屋の苦労は少々知っているつもりです。
私が、酒を飲んで、居眠りしたあとに観たテレビです。
いいかげんに書いていることもあるかも知れません。

清水克衛へのインタビューが載っているサイトがありました。
ここを読んで下さい。

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