キセルの敵

2001年06月26日 | テレビ

ちょっと過激な標題ですみません。
この人たちは、
そんなつもりで開発したわけではないですね。
私は、今夜のNHK総合9時15分からの
「プロジェクトX 通勤ラッシュを退治せよ」を観た。
自動改札機を造った人たちのお話です。

最初、近鉄が駅の通勤混雑解消のために、
多くの大手メーカーに開発を依頼したが、
「技術的に無理、採算がとれない」
とすべての大手電器メーカーから断られた。
しかし、その頃中小の部品メーカーだった
立石電機が引き受けた。
(私が以前の会社の資材部で部品調達をやっていたとき、
 オムロンに社名変更した立石電機は
 大きな会社になっていたな)
社長は、「うちには中央研究所がある」
と豪語したという。
電気的な開発をしたひとはそれまで、
つぼ刺激装置しか造ってなく、
それも1台しか売れてなかった。
機械部分を担当したひとは、
せっかくやりがいのある仕事がありそうな
立石電機の中央研究所に入ったのに、
魅力のない仕事ばかりで、
技術を覚えたら退社し独立しようと考えていた。
しかし、この2人が、自動改札機開発燃えた。
どんなことでも同じですが、最初は手探り状態だった。
途中で、近鉄が自動改札機の開発依頼をやめた。
駅でつながっている国鉄がそんなもんいらない、
といったからだそうだ。
そのあとのこと書くと長くなるのでやめます。
しっかりメモはとってあるのですが…。

自動改札機が日本で生まれたとは知らなかった。
今じゃどこの鉄道会社も採用している。
「そんなものいらない」といった国鉄、
今のJRだって使っている。
そのせいで、庶民の“文化”であったキセルも
絶滅に追いやられている。
いや、私はもうずーーーーーとしていません。
車通勤で定期券はないのです。

こういう話は感動します。
プロジェクトXという番組、
私は大好きです。

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