過去の遺物

1999年06月08日 | Weblog

 今日、会社から帰ってきて、無性に日記が読みたくなり、屋根裏部屋にあが
り日記を探した。
 そこは窓のないところで、背も立たない低い天井の部屋です。手前には冬物
の衣類が入った衣装ケースが6、7個あり、それをどかすことを考えると、一
瞬気がひるんだ。それでも、日記を読みたい気持ちが強かったので、1個1個
衣装ケース、本の入った段ボール箱5、6個をどかして、やっと目当ての日記
の入っているプラスチックの箱を探し当てた。Tシャツが汗でびっしょりにな
った。
 中学生からの日記7、8冊、育児日記7冊、小説を書くためのノート2、3
冊、絵を描いてた頃のスケッチブック1冊、詩を書いたノート数冊、昔仲間と
作った同人雑誌があった。みんな恥ずかしいものです。
 さっきまで1976年から1980年までのを読んでいた。
 私が22歳から26歳までの4年間だ。20歳前後バカなことを一緒にやった友人
の死から、女房と所帯を持った頃のことが、ムキになって書いてあった。
 しかし、私の記憶というものはいいかげんですね。思い違いしてることのな
んと多いことか。忘れていた女性のことが2、3人書いてありました。私の日
記は、ほとんどが女のことしか書いてないことに愕然とした。
 なんといっても、読みながら赤面させられたことは「小説を書くんだ」「お
れは小説を書かなければならない」ということをしょっちゅう書いていること
です。「だったら書けばいいじゃないか」と、思わず私は、人ごとのように、
それらを読みながら突っ込みを入れてしまいました。

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