10年前に家を買う

2023年12月25日 | 暮らし

2013年12月20日九想話「家を買う

10年前のこの九想話を読むと、あのときの私の、
家を買うことへの不安な気持ちがよみがえってきます。
なにしろ私たち夫婦にはお金がなかった。
私は高校を出てから20数回転職をしてきて、
50代ではアルバイトのような仕事をしていて、まともな退職金などはなかった。
大学まで進学させた息子たちは、20代で所帯を持って持ち家も手に入れてくれた。
その息子の1人から「おれには帰る実家がないんだよな」といわれた。
双子の息子たちが生まれたときは、東京都板橋区の高島平団地に住んでいた。
それから埼玉の鶴瀬団地、その次は新所沢団地で暮らしていた。
いわゆる住宅公団の団地住まいだった。
その息子の言葉があって、私は自分の家を持ちたいと思った。
息子たち家族がいつでも来られる家に住みたいと考えた。
そのとき私は長野の佐久市で仕事をしていて軽井沢で暮らしていた。
妻は、東京の会社に行っていて清瀬市の団地で暮らしていた。

10年前の12月に、この家を不動産会社から紹介されて買うことにした。
汚い家だった。
私は軽井沢から通って、壁紙を貼り、壁の塗装を塗り、台所などをキレイにした。
そのことは2014年あたりの九想話に書いてあります。
不動産会社が10年の住宅ローンを組んでくれた。
そして今年の12月20日で住宅ローンの返済が終わった。
長かったが、終わってみるとこんなもんか、という気持ちです。

 

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