ゆっくりのんびり市町村廻り

何年かかるか、もしかしたらできないかもしれないけど、日本の全市区町村の制覇を目指して頑張ってみる!

176日目 桜を愛でながら中山道を歩く・続編(3)~熊谷

2017-07-09 01:04:37 | 南関東
平成29(2017)年4月8日(土)


毎年のようにどこかで起こる大水害。
今回の九州、これ以上被害が拡大しない事を願うしかありません。
片や関東はというと、7月に入るやもう梅雨明け?って感じの凄まじい暑さ。極端すぎます。

ところで、3年前に訪れた東峰村の大行司(だいぎょうじ)駅舎が土砂崩れによって倒壊してしまったのを昨日知りました。いい雰囲気を醸し出していた駅だったのでとても残念です。

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熊谷駅北口→
バス停上の屋根から垂れ下がっている幕は、2年後のラグビーワールドカップが熊谷での開催決定したのを受けてもの。

「ラグビータウン熊谷」を標榜しているようですが・・・→
果たしてその認知度はいかほどなのだろう?

北口の駅前通りを進むと川が交差します→
星川と呼ばれている両岸のこの通りは「星川シンボルロード」と呼ばれ、所々に彫刻が飾られています。

鯉か鮒しか分からんかったけどな→

↓高崎線に並行する旧中山道(国道17号線)を越えて、高城神社へ。


↓狛○で犬以外は牛・兎・猫・獅子・馬に今回の亀と見ましたが(他にもあった気がするけど、よく覚えておりませぬ)、案外色々バリエーションに富んでいるもんです。


ここの占いと絵馬は特徴的です。
まずはコレ→
日本一長~い「おみくじ」、箱の長さ110cm、おみくじ棒はが80cm。
棒を箱から取り出したら2m近くになるのだから、それだけでも中々難儀っぽそう。

もう一つは写真に撮っていないのでお示しできませんが、木製の丸い玉である「むすび玉」。
玉の中に入っている紙(絵馬の一種と言っていいのかな?)を取り出して、願い事を書いてから玉の中に戻して奉納します。

(646)埼玉県熊谷市役所
人口は約20万人。
元々は「くまがい」だったらしく、鉄道が通った時に「くまがや」となったようです。

ここも中山道の宿場町で、明治初期には熊谷県の県庁所在地となったこともある埼玉県北の中心地。
生糸・製粉が主産業だったのが、鉄・セメント工場ができたことにより重化学工業にシフトしていく。
お気の毒な事に終戦の前日に空襲を受けてしまい、市街地はこっぴどくやられてしまったみたいです。

↓国道17号線に戻り、地元の老舗デパート「八木橋百貨店」へ。

埼玉県内初の百貨店でありまして、創業は明治30(1897)年。

ここに来た用件は買い物ではありません(百貨店には悪いけど)。
↓一見何の変哲もない出入り口からそのまま建物内の通路を進むと、向こう側の出入り口に行けます。


実はこの通路はかつての旧中山道そのもの→
つまり旧中山道にデパートが被さっているという珍しい形態。
因みに宿場町の名残りを留めるものは空襲で灰燼に帰した上に、さらに戦後の都市計画により現在は残念ながらほぼ見られないようです。

さて、熊谷を全国的に有名にしているのは、間違いなく夏の酷暑(と思われる)。
その凄まじさたるや平成19年8月16日に岐阜県多治見市と共に当時の日本観測史上最高気温40.9℃を観測した程だし、ニュースや天気予報で頻々に取り上げられるし。

日本一を叩き出した年から毎年登場するのが、百貨店出入り口に掲げられる「巨大な温度計」。
でもこの日はありません。
そりゃそうだな、夏なら何度まで上がったって興味あるけど、まだ春先には気温なんて全然気にしないし。
ただ、私が訪れた僅か1か月後の5月11日にはもう設置されたようです(熊谷経済新聞より)。
そんな時期から暑いのか・・・。

↓昨日(7月8日)、熊谷では今年最初の猛暑日だったようだし、さながらこんな感じの日がこれから続くんだろうな。
←見るからに暑い「あつべえ」。
ま、それは全国的にですが(ゲンナリ)

↓星渓園に少しだけ寄ってみます。
 
星渓園とは、元和9(1623)年に荒川が氾濫してできた「玉の池」を中心に作られた回遊式庭園で、池を水源とする川が星川。

秩父鉄道の上熊谷駅→
左が秩父鉄道、右の2本が高崎線。
残りの果てた線路はとっくの昔に廃止された東武線で、妻沼(めぬま)という所まで通じていました。
その妻沼には「妻沼聖天山」という古刹があり、そこの「歓喜院聖天堂」の本殿外壁の彫刻は実に豪壮華麗なんだとかで、最近国宝に指定されたみたいです。

しょっちゅう大暴れするので名付けられた荒川へ→
この時期の熊谷最大のイベントがここで行われているのでやってきました。

↓江戸時代から桜の名所として知られたらしい熊谷桜堤での「熊谷さくら祭」。
 
「さくら名所100選」に選定され、約2kmに渡り約500本ものソメイヨシノが植えられています。
熊谷の満開日は4月7日、つまり前日。絶好の時に来たもんだ(高笑)。
桜と菜の花、キレイだな。晴れていればもっと良かったけど、雨降りよりは遥かにマシ。

↓ここで飲み食いはしなかったけど、花を愛でられたし充分満足でございまする。


 

参考・カッコしてあるのはこれまで行った所→