ピュイ&キュイの徒然

ポーセリン・ペインティングや美術館・お寺巡り・バードウォッチングのことなどの覚書です

鹿たち

2012-11-30 07:12:02 | 奈良公園
9月からほとんど毎週のように出かけてる奈良公園

~東大寺参道で~
仲良くグルーミング?



~国立博物館前で~
最近産まれた小鹿ちゃん。鹿の子模様がきれいです。
可愛い様子に正倉院展の入場待ち行列のお客さまも、和んでいます。

ちゃんと「おもてなし」をしているようですね。
鹿たち。




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奈良公園・紅葉

2012-11-25 21:13:04 | 奈良公園
奥山に紅葉踏み分け啼く鹿の・・・

いえいえ、東大寺参道です



大仏殿裏・正倉院近くの大仏池
銀杏の葉が黄色い絨毯のようでした
夕暮れ前、4時頃の柔らかい光に行く秋を感じます

この大仏池に流れ込む小川は、蛍が生息しています
通称、大仏蛍 (ゲンジボタルです)
毎年、見てみたいのですが、蛍が飛ぶ良い条件の日には巡り合えなくて・・・



まだ、角を切られていない雄鹿がいます
どうやら、この辺りを縄張りにしているみたい。



池の畔・工場跡事務室
乳酸菌製造工場の研究室だった建物を利用したカフェです



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第2回・薬師寺東塔・保存修理現場見学会

2012-11-13 17:13:00 | お寺・神社
現在、修理中の薬師寺東塔、見学会に行ってきました
第1回目の6月に続き、2回目は、瓦を降ろした状態を見学できます

屋根瓦の重量は約80トンだそうです

最上層。ずらりと並んだ鬼さん達
各時代ごと、表情が違い、見飽きません。



そして・・・心柱の最上部!(約30メートルの高さ)
ここに飛天が舞う水煙が取り付けられていたのです!



各時代の瓦も展示してあり・・・



奈良時代に焼かれた瓦と、明治時代の瓦、あまり差がないように見えます
どちらも現役で塔を守っていたのだと思うと、ごくろうさん、と
声を掛けたくなります。



古い建物は鳥も好きですね
たぶん、ムクドリの巣?(大きさから判断)



降ろされた、水煙。
一部、金色に見える部分があります
創建当時は金色に輝いていた水煙の名残だそうです。
え?ということは、1300年以上前の物が残っていた事になりますね
仏像など、厨子に納められて、保存状態が良ければ、わかりますが
風雨にさらされていた場所です。
感動と驚きで興奮ぎみ。



応募方法は、往復葉書による事前申し込み制
奈良県内の方は県の広報を時々チェックしてみてください
他府県の方は、奈良県教育委員会のHPをご覧下さい。
(毎回、応募多数で抽選だそうです)

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文化の日・万葉雅楽会

2012-11-07 19:00:17 | 雅楽
11月3日、午後1時からは、春日大社・万葉植物園で雅楽が奉納されます
今年は、春日古楽保存会・創立80周年記念の年。
特別に、「田楽(でんがく)」「細男(せいのお)」が奉納されます

「田楽」
神に五穀豊穣を祈り、農耕の慰労をする為の舞が起源だといわれています
能楽も田楽の影響を受けているそうです

「春日若宮おん祭り」でも御馴染みですが、頭の上の大きな花笠が見事です
「おん祭り」の様子は   



「細男」
神功皇后の故事に由来する舞です。
独特の雰囲気を醸し出す、神秘的な舞で、日本の芸能史上他に類を見ない
貴重なもの、と説明を受けましたが・・・本当に謎めいた舞でした。
言い換えれば・・・良く解りません・・・
「春日若宮おん祭り」でのみ演じられ、それも夜中なので、めったに
拝見する事が叶わない上、昼間に舞われる事も普通は無いそうです

そういう意味では、とても貴重な体験ですね



左舞 「萬歳楽(まんざいらく)」
隋の煬帝が作らせた舞で、鳳凰が萬歳と唱えるのを舞に表したそうです
4人舞 赤の襲装束に鳥甲を冠っています

慶賀の時には必ず舞われる品位の高い曲



右舞「延喜楽(えんぎらく)」
10世紀、醍醐天皇の時代に作られた曲で、萬歳楽と一対になっています
萬歳楽と同じ衣装の色違い(緑の襲装束)です

写真集などで見かける、延喜楽の決めポーズ!
ちゃんと写せて、良かった~!



最後は、左舞「胡飲酒」


午後1時に始まり、3時半過ぎに終わりました
万葉植物園の入園料・500円のみ必要ですが、観覧は無料です
椅子、桟敷も用意されています。クッションを持参したほうがいいかも?

子供の日・万葉雅楽会の様子はこちら


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春日大社*明治祭

2012-11-06 17:29:57 | 春日大社
11月3日、文化の日は明治天皇の誕生日です
春日大社では「明治祭」が行われます



雅楽の演奏の前や合間、火鉢の炭で笙を暖めています
笙は湿っていると良い音が出ないとの事。
笙を暖める、この仕草がとても好きです



本殿前の林檎の庭で、舞楽 「胡飲酒(こんじゅ)」が奉納されます
胡国の人がお酒に酔った姿を舞にしたといわれています
縦横無尽に動き回る姿から、酔っ払い?に見えてくるのです



午前10時から、明治祭が執り行われ、舞楽が始まったのは10時40分頃
その頃には、大勢の見物客で賑わっていました

午後から万葉植物園で行われる「万葉雅楽会」へ席を移します


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截金 江里佐代子の世界

2012-11-05 14:22:20 | 美術館・博物館
もう終わってしまいましたが、阪急御影駅近くの、香雪美術館へ行きました
朝日新聞創設者、村山香雪こと村山龍平のコレクションを収蔵する美術館です。

電車の走る音が聞こえるくらい線路に近いのに、静寂な小道。
隣接する、弓弦羽神社(ゆづるは神社)の境内の森との間を飛び交う
小鳥達が賑やかです




当時最年少(56歳)で人間国宝となり、5年前62歳の若さでフランスで急逝した
截金(きりかね)作家、江里佐代子の作品展です



截金は細く切った金箔、銀箔、白銀箔を筆と接着剤を使って貼り、
文様を表現する伝統技法。

奈良時代から、本来仏像・仏画の衣や装身具を荘厳するための工芸ですが
江里さんは、身の回りの小物や調度品に応用し、截金を身近な存在に
してくださいました

本当にこれから・・という時にお亡くなりになって、とても残念でなりませんが
長女の左座朋子さんが、後継者としてご活躍されているので、これからが楽しみです

(パンフレットから)


いつかは、習ってみたい工芸の一つです。

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