ピュイ&キュイの徒然

ポーセリン・ペインティングや美術館・お寺巡り・バードウォッチングのことなどの覚書です

大和文華館

2010-11-24 08:49:57 | 美術館・博物館
奈良市にある大和文華館に行ってきました
何度も訪れている場所ですがNHK「日曜美術館」に取り上げられてびっくり!
・・だって全国放送されるような美術館だとは思っていなかったのです。。
収蔵品だって、お金持ちがその財力で集めただけの美術品だと思ってました。
放送を見て、近畿日本鉄道の社長が「日本の復興には文化の力が必要」と
終戦の翌年(昭和21年)に開館を決意したそうです
素人の勝手な思い込みでした。反省してます・・・

昭和35年に開館して今年で50年になります

手入れの行き届いた里山のようなお庭を散策しながら美術館に向かいます
ここに来る特、双眼鏡は必需品!
この日もエナガ、シジュウカラ、メジロ、コゲラ、ヤマガラ、ヒヨドリ・・・
そして、はるばるロシアからのお客さま、ジョウビタキ、ツグミ達。
なかなか入り口にたどり着きません。。



この奥が美術館


リニューアルされた館内はミュージアムショップが充実していました。

ニューアル記念の展示会は今回が「絵画」

来年は「工芸品」を見る事が出来ます
小さな・小さな・色絵おしどり香合 野々村仁清作
持って帰りたくなるほど可愛らしいです




アトリエ・ラ・ヴィータ

バラのアイスクリーム

2010-11-18 14:54:29 | お寺・神社
今月の初め、奈良市にある 霊山寺(りょうせんじ)に行ってきました

ここはバラでも有名なお寺です
この写真だけ見ていると、ここがお寺??と思ってしまいますよね!


こんな素敵なバラのアイスクリームが頂けるのです
ほんのりバラの香りがします



大好きな色のバラ。



遷都1300年のお祝いとして普段は拝観する事の出来ないご本尊の薬師如来様
を特別に近くで拝む事ができ、また三重の塔の内部の壁画も
公開されていて、バラのアイスクリームよりこちらが本当の目的。

東大寺大仏供養開眼師を勤める為、インドから来られた僧、菩提僊那(ぼだいせんな)
のお墓もあります
大仏様に目を入れた方ですが、インドにお帰りにならず、日本に残り、
このお寺で没せられたそうです。
開眼供養に使用された筆や仏具は正倉院に保管されています。
以前、正倉院展で大仏開眼に使われた筆を見たのですが、それを使った
人はこの世の存在しなくても・・・物は残り・・・
1300年という時の流れは、一瞬の事のように思えます。

アトリエ・ラ・ヴィータ

神主さんと一緒にお参り

2010-11-11 14:46:22 | 奈良公園
春日大社で行なわれている「神主さんと一緒にお参り」に参加してきました
集合は、ニノ鳥居に平日1時半です
近鉄奈良駅から奈良公園をひたすら歩いて(約30分)集合場所に到着。
(すでに疲れてます・・・)
お話の上手な神主さんの案内で境内を歩いて行きます
一年に何度も来ている場所ですが、改めて神主さんから説明を受けると
知らない事ばかり。
建物、伝統行事、鹿、植物のこと・・
神主さんならではの説明に参加者一同うなづくばかり・・・
約1時間、あっという間に過ぎてしまいました
(この日の参加者は約60名。毎日大盛況だそうです)

  

ここでは手水も鹿。
春日大社は奈良時代に平城京の守護と国民の繁栄を祈願する為に創建され
藤原氏の氏神を祀っています。

 

苔むした灯籠が厳かな雰囲気を醸し出してます

  

約1200頭の鹿達は「御神鹿」として大切にされてます
今年の春、産まれた仔鹿はまだお母さんのお乳をねだってますね。
・・・すっかり冬毛に変わっている事に気が付きました

   

約1カ月前の写真ですが、まだ夏毛の鹿の子模様が残ってます
私を見て舌をペロ~って出してくれました。
(鹿せんべいを、おねだりですね)



神主さんから鹿の頭数の数え方を伺いました。
これも経験を積むと、それぞれの鹿の違いがわかるようになるそうです
人間が好きな鹿、嫌いな鹿。興福寺が好きな鹿、春日大社が好きな鹿、
東大寺が好きな鹿・・・特徴有るそうなんです!驚きます。

今年は平城京に都が遷都して1300年のお祝いの年。
そのお陰で今まで無かった催しや祭事も多く県民には嬉しい年になりました

この日は正倉院展の最終日。もう一度、琵琶が見たくて、帰りに博物館へ。
最終日の午後は予想通り空いていました。
琵琶の華麗な装飾を堪能できて満足。
また次にお目にかかれるのはいつでしょうか?


アトリエ・ラ・ヴィータ



花鳥画展

2010-11-01 22:50:08 | 美術館・博物館
奈良県立美術館で開催された「花鳥画 中国・韓国と日本」に行ってきました。
今回の展覧会は、7世紀から19世紀の美術品を、花や鳥などの動植物を描いた
美術工芸品を中心に構成されています。
中国・韓国・そして日本の美術作品を並べることで、日本の美術が、両国から影響を受け、
その伝統の上に立ちながら、独自の創造を為していく様が見て取れます。
作品の数も多く、前期/後期の展示変えもあり、とても見応えある内容でした


初めて鑑賞できた伊藤若冲の作品もあって嬉しかったです!



アトリエ・ラ・ヴィータ