ピュイ&キュイの徒然

ポーセリン・ペインティングや美術館・お寺巡り・バードウォッチングのことなどの覚書です

年越の大祓

2013-12-31 22:45:30 | 春日大社
大晦日・午後3時に春日大社 二の鳥居横
祓戸神社で年越の大祓が行われます

人は生きていく中で、知らずに、罪や穢れを重ねていくものです
それをお祓いするのが、半年毎の大祓です






岡本権宮司の大祓詞の奏上が行われた後、御贖物(みあがもの)の麻・綿を
裂いて罪や穢れを祓います



なんだか、一年の穢れが取り去られたような気持ちになりました

皆様、良いお年をお迎えくださいませ。

東大寺開山忌

2013-12-26 21:32:32 | 東大寺
12月16日は、東大寺創建に尽力された、東大寺初代別当良弁僧正
が遷化された日です
その良弁僧正肖像彫刻が安置されている開山堂が公開されます
同時に、法華堂の執金剛神・俊乗堂も公開されるのです

2月堂の黒板(気合が入ってます!)



パンフレットより



彩色を復元した執金剛神



良弁僧正像の後には二月堂の修二会(お水取り)を始めた実忠和尚像が、
祀られておられます
まるで、二月堂を見守っているようです。



これが、あの、「糊こぼし」(椿)
咲いている姿は、見ること出来ないのが残念・・・



開山堂も法華堂も一日中、長い行列が絶えなかったです。
並んでいる時、周囲の会話を聞いていると、この日の為に
遠方からお見えになられた方が多いのに驚きました



また、来年もお参りできますように・・・

春日の杜で学ぶ・お旅所見学

2013-12-25 15:52:02 | 春日大社
一般には立ち入る事のできない、お旅所の御假殿の見学会です



約1時間の講義の後、お祓いを受けて、お旅所に向かいます



おん祭り当日、篝火を焚いていた場所!



御假殿の前に若松が2本植えられています。
(鹿に食べられてボソボソ・・)
これが後に門松になっていったそうです



松葉で葺かれた屋根



床は蒲鉾状の材を使っています



長押(なげし)の下には、何故かモミの枝
柱・屋根、全て松材を使っているのに、どうしてなのでしょう?
はっきりした理由はわからないそうです。



横から



後ろから



壁に白土で付けられたの三角の模様は、若宮様が水の神様(白巳)なので
・蛇や龍のウロコを表現してると言われてる説
・あくまでも旅の宿なので、漆喰で全面を塗るところを、軽く塗り、
 あえて、仮である事を強調した説
様々ですが、真意はわからないそうです

松材をふんだんに使っているのは、松がお目出度い木だと言う事
、手に入りやすいから、との事でした。

たった一日の旅の宿ですが、本殿に習った春日造。
若宮様に楽しんで頂きたいという気持ちがあちこちに工夫されています。

普段は見ることの出来ない場所・・・
いくら神様がいらっしゃらないとは言え、近くまでズケズケと
土足で上がりこんでしまった事を、後から後悔しました。

奥が深いですね。。。おん祭・・・

2013・おん祭 金春の埒明け

2013-12-23 10:06:17 | おん祭り
おん祭には「埒(らち)があく」という言葉の語源とされる金春太夫の
所作があります

一説によりますと、その昔、春日大社の祭礼で金春太夫が「埒」(柵)
に囲まれた神輿の前で祝詞を長々と読み上げる習わしがあったそうです。
その際、人々は祝詞が終わってはじめて「埒」の中に入ることが
できたことから、「埒あけ」の言葉が生まれた言われています。

埒門





扇子を使い、結ばれた和紙を解いていきます



埒が開きました!



貴重な、所作を拝見できて感謝いたします

2013 おん祭 お渡り式

2013-12-21 10:37:51 | おん祭り
人が、神様にご挨拶に伺う、お渡り式
2年続けて、松の下式を拝見できたので、お旅所近くで拝見する事に
しました。

お渡り式の前、騎乗される方達が整列されます

十列児(とおつらのちご)お旅所祭で東遊(あずまあそび)を舞います



神女(拝殿八乙女)



馬長児(ばちょうのちご)



行列の出立を見送り、急ぎお旅所前に移動
12時半頃だったので、良い場所は無理かな・・・?

ちょうど、頭屋児(とうやのちご)が肩車されて、松の下に向います



第1番・日の使い

長い千早を引きずり、道を清めます





第3番・細男座



第6番・馬長児



第8番・流鏑馬児



第10番・野太刀



第12番・大名行列



お旅所祭が始まる頃、参道では稚児流鏑馬が始まりました



今年は、一番見たかった、猿楽座・金春の埒明けを見ることが出来たのです!

2013 おん祭・宵宮詣

2013-12-16 20:50:43 | おん祭り
12月16日 午後2時からは大和士が流鏑馬児を伴って、若宮様に
御幣を奉り拝礼を行う宵宮詣があります







この後、ご一行は東大寺二月堂近くの手向山八幡宮にお参りされます
ご本殿の前には、懸鳥が寄進されていました



3時からは、田楽座が本殿と若宮様に田楽を奉納します

その後、宵宮祭が執り行われます

若宮様の境内には、紀貫之が
「人はいさ 心は知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香に匂ひける」
と歌に詠んだ長谷寺の梅を接木した紅梅があるのです



お旅所は準備完了
今夜、若宮様がここにお遷りになられます



一の鳥居では、大名行列の練習



大宿所も翌日の準備が進んでいました



明日のお渡り式が楽しみです





黄色のバラ

2013-12-15 11:23:20 | ポーセリン・ペインティング
高さ20センチくらいの花瓶(蓋付き)に黄色のバラを描いています

表・裏 描いて・・・焼成





焼成温度が高すぎて、色が飛んでしまい・・・ショック(涙)



気を取り直して、手を加え
その後、マスキングして



バックに黒を入れました



ここから、まだまだ続きます

ヨーロピアンスタイルの絵だと、白を残して綺麗に仕上げるものですが
岸田先生のご指導だと、もっと手が込んでいるのです。

マスキングも大変でしたが、剥がした後の細かな微調整・・・
葉のギザギザ、トゲ、花びらの表情などを筆で抜いていくのです
絵を描くより、この作業が一番大変でした

どうなるか・・・楽しみです♪

名古屋陶磁器会館

2013-12-12 17:17:09 | ポーセリン・ペインティング
昭和の初めに建設された名古屋陶磁器会館
文化財の指定を受けている趣のある建物です。

1階のギャラリーに展示してある作品は、陶磁器産業の歴史そのもの。
美術品というより、職人さんの手作業による実用向けや、量産品が
多く展示されてますが、いかに早く綺麗に数をこなせるか・・
創意工夫をされて来られた職人さん建ちの息遣いまで、感じられます
オールドノリタケなどの美術品とは違った別の名古屋絵付けと陶磁器
に魅了されました

  



パンフレットより



2階はオフィスとして使用されていて、デザイン事務所や設計事務所が
ありました。

名古屋には、他にも陶磁器関連の聖地があります。
一つ一つ訪ねて行きたいです

秋産まれの子鹿ちゃん

2013-12-09 20:48:41 | 鹿
鹿は、春~夏に仔鹿が産まれますが・・・
毎年、秋に産まれる仔鹿ちゃんがいます

この子は産まれて2週間位?
(11月23日撮影)



こちらは、少し大きくて、産まれて一ヶ月位?



どちらも、お母さん鹿がしっかりと面倒みています
他に、数頭の雌鹿が居る群れに居ますので、安心ですが、
夏毛のまま冬を迎える事になります
どうか、無事に冬を越してくれますように・・・


東大寺参道の奈良漬屋さんでお水を貰う鹿。
可愛いです♪
お店の看板娘?