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ピュイ&キュイの徒然

ポーセリン・ペインティングや美術館・お寺巡り・バードウォッチングのことなどの覚書です

2014 若草山焼き

2014-01-27 15:39:14 | 奈良公園



前日まで、お天気が心配でしたが、山焼き見物には最高の
日和となりました。

今年は、山麓の諸行事を中心に見物する事にしました
日中は鹿せんべい飛ばし大会は行われて大盛り上がり!
(人気過ぎて、鹿せんべいが足らなくなったらしい)

5時頃からは、点火を担当される消防団の出発式典
「普段、火を消す消防団、今日は火を付けます」とアナウンス
が入ると、会場は爆笑~



西の空はきれいな夕焼け



17時45分頃

吉野、金峰山寺の山伏が吹く法螺貝に先導されて
飛火野から春日大社の御神火が若草山に到着。

雅楽道楽を伴い、春日大社の神職・東大寺、興福寺の僧侶(僧兵も!)
奈良奉行所の役人に扮した方々が見守る中、
野上神社祭典が行われます



法螺貝が鳴り響く中
一重目中腹の篝火に御神火が点火されます





16時15分
花火の打ち上げ開始です

音と光が同時に感じられる程の距離に居ると、体の芯に
花火の「ドン!」という振動が伝わるのですね!
こんな近くで花火見物は初めて。
上空、少し風があったお陰で、煙が流され美しい花火でした。





16時30分
一斉に点火

枯れ草の焼ける清清しい香り。同時に炎の熱まで伝わって来て
臨場感たっぷり。





遠くから見ると一重目から三重目までよく見えるので
平城宮跡・薬師寺大池・飛火野・春日園地・・・
毎年、どこから見物しようか迷うのですが、
若草山麓は、良かったです!
(一重目しか見えませんが)
来年も、たぶん山麓!

行事に係わる方々の姿を近くで拝見できて、改めて多くの人々の
協力があってこそ成り立つ行事なんだと、感謝いたします

2014 舞楽始式

2014-01-19 16:47:51 | 雅楽
成人の日 春日大社の林檎の庭で舞楽始め式が行われます
神々に一年間、無事に舞楽が恙なくご奉仕できるよう祈念する神事です。
今年は、1月13日



演奏の前、笙を火鉢で焙り、乾かす仕草が好きです
笙は息などで湿気を帯びると良い音が出ません
乾かすと・・・鳳凰の声と言われるような・・・澄んだ音色になります

一度、乾かす前と、後の音色を聴き比べた事があるのですが、
全然、違いました。

管絃は「太食調音取(たいしきちょうのねとり)」と「合歓塩(がっかえん)」





舞楽は、「振鉾三節(えんぶさんせつ)」
左右の舞人が舞台を清めるために鉾を振るいます



右方舞の「長保楽(ちょうぼらく)」
おん祭でも舞われます



衣装が美しい・・



左方舞の「胡飲酒(こんじゅ)」
胡人の王様が酔って良い気分で舞っている様を表すそうです



最後に、長慶子(ちょうげいし)が演奏され、退出となります


東大寺・修正会

2014-01-15 21:09:41 | 東大寺
1月7日は大仏殿で悔過(けか)の法会が行われます
お正月に行われるから「修正会」



青空に幡が翻ります



1時から約1時間半にわたり、法要が行われます



大仏さまに「笠餅」と呼ばれる独特の積み方をした壇供(餅)
が供えられています。
これは修正会特有の供物で、三本の柱状に積まれた小餅の上に
傘が覆うように大きな餅を乗せることからこのように呼ばれています。



東大寺の声明は、一般的なお経らしくなくて、心地良いのです
(檀信徒が居ないから・・・?と思います)
袈裟も白、黒、紫と地味ですが、東大寺らしくて好きなところ。
悔過法要なので、お水取りの声明と同じです。





大仏様、今年も平穏に暮らせますように・・・