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ピュイ&キュイの徒然

ポーセリン・ペインティングや美術館・お寺巡り・バードウォッチングのことなどの覚書です

截金 江里佐代子の世界

2012-11-05 14:22:20 | 美術館・博物館
もう終わってしまいましたが、阪急御影駅近くの、香雪美術館へ行きました
朝日新聞創設者、村山香雪こと村山龍平のコレクションを収蔵する美術館です。

電車の走る音が聞こえるくらい線路に近いのに、静寂な小道。
隣接する、弓弦羽神社(ゆづるは神社)の境内の森との間を飛び交う
小鳥達が賑やかです




当時最年少(56歳)で人間国宝となり、5年前62歳の若さでフランスで急逝した
截金(きりかね)作家、江里佐代子の作品展です



截金は細く切った金箔、銀箔、白銀箔を筆と接着剤を使って貼り、
文様を表現する伝統技法。

奈良時代から、本来仏像・仏画の衣や装身具を荘厳するための工芸ですが
江里さんは、身の回りの小物や調度品に応用し、截金を身近な存在に
してくださいました

本当にこれから・・という時にお亡くなりになって、とても残念でなりませんが
長女の左座朋子さんが、後継者としてご活躍されているので、これからが楽しみです

(パンフレットから)


いつかは、習ってみたい工芸の一つです。

HP アトリエ・ラ・ヴィータ はこちらから

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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又新しい世界 (boss)
2012-11-07 08:02:06
何時も色んな事を教えて頂けるぴゅいさんのブログ
今回も素敵な工芸の数々を教えて頂きました。
写真で拝見しているだけでも、溜息が出ます。
こんなに素晴らしい截金という工芸を初めて知った私がお恥ずかしいぃ
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bossさま (ぴゅい)
2012-11-07 18:37:39
いえいえ、截金は元々、仏像や仏具の為の装飾なので、子供の頃から、近くのお寺などで、見ていたのです。
説明書きの「きりかね」を覚えていただけなんです。
東京に住んでる時、銀座の和光で毎年、江里さんの展示会があり、年を追うごとに値段が上がっているのを、ただ、見ているだけの私でした。
お亡くなりになっても作品が、人々を魅了し続けるって素晴らしいですね~
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