ピュイ&キュイの徒然

ポーセリン・ペインティングや美術館・お寺巡り・バードウォッチングのことなどの覚書です

金継ぎ・染付

2014-10-26 22:00:06 | 金継ぎ
普段使いの染付の器が、見事に真っ二つに割れてしまいました(涙・・)
周囲から、絵にかいたような割れ方ね!と言われて・・・

ただ、半分に割れただけでは無くて、釉薬剥がれも多くて、一つ一つそれを埋めていくのに
手間取り、半年掛かって修理致しました。

5寸浅鉢
銀粉で加飾しましたが、乾いてから青の色漆を薄めてその上に塗り重ねます
薄める事で、銀色が見え隠れ・・・素敵になりました



銀のままとの対比



7寸皿
こちらは、銀粉仕上げ





どちらも、量産品ですが、愛着ある器です。
日々の使えるようになったのが何より嬉しい!

次は同じく染付の長皿を修理中

欠けた場所が小さいので、こちらは金で仕上げようと考えてます

金継作品

2014-08-24 22:16:55 | 金継ぎ
信楽焼のカップです
(高さ8.5㎝)







ザラッとした肌なので、粒子の粗い錫で仕上げました
あまり目立たず、気に入ってます!



結婚した時、10客持っていたのに、欠けたり、割れたりして泣く泣く処分してきました
今回、修理した物を入れて5客が手元に残りました。
捨てなければ良かった・・・と後悔。。

これからも大切に使って行きたいです。

金継作品

2014-07-06 22:07:37 | 金継ぎ
気に入っていた益子焼(栃木)の作家さんの器
少し欠けて、破片が粉々になってしまったのです

各種漆で修理して銀粉で仕上げました
5年以上、食器棚の奥に仕舞い込んでいたので、再び使える事が嬉しくて
毎日楽しんでます!









変色しないプラチナ粉を使う方法もありましたが
くすんでゆく・・・その色の変化を楽しみたいです


知り合いから、お重を預かりました
只今、修理中




湿度の高い夏場、漆成分も揮発しやすく、直接触ってないのに、かぶれます。
毛穴から成分が入るそうです。
症状は、ごく軽くて済みますが、お稽古の度、漆職人になった気がするのです。

漆を触り始めて、マンゴーとカシューナッツが食べられなくなりました
意外ですが、両方とも、漆の仲間。
体が勘違いして、全身に痒みが広がります。

漆を触る事が無い人も、食べすぎると良くないみたいです。

金継作品

2014-06-19 15:53:17 | 金継ぎ
気に入っていた、器が欠けてしまい、金継ぎで修理しました
教室に通い始め、半年掛かって出来上がった記念の品です





いぶし銀で仕上げました





随分前から、漆を使って割れたり欠けた器を修理する「金継ぎ」に興味がありました
最近はカルチャーセンターでも講座が開かれる程一般的になりましたが
20年ほど前は、漆職人さんが修理されてる・・・程度の情報しか無かったのです

数年ほど前から、先生を探し始めて・・・
驚いたのは、接着剤を使って、簡単に直す方法が主流になっていた事。
ほとんどのカルチャースクールは、接着剤や硬化剤を使って、仕上げに金粉・銀粉を蒔くのです
奈良や京都で有名な先生も、この方法でした。

それでは嫌なので・・・探しました!
漆だけを使った昔ながらの方法で修理されている先生にやっと出会いました。

漆を使うので・・・もちろんかぶれます。
私は弱い体質のようで、実際に漆に触らなくても、かぶれたり、痒くなるのです。

初心者という事もあって、半年掛かって、小さな「欠け」がようやく、完成。

かゆくてもかぶれても、楽しんで続けて行きたいです。