ピュイ&キュイの徒然

ポーセリン・ペインティングや美術館・お寺巡り・バードウォッチングのことなどの覚書です

宝蔵院流槍術・興福寺奉納演舞

2012-09-30 20:49:39 | 奈良公園
奈良公園の雄鹿・角を切られてションボリ・・・



子供達に大人気の小鹿ちゃん
嫌がる様子もなく・・・何より傍の母鹿が一向に怒らないのが不思議~
普通は、威嚇してきますが・・・肝っ玉母さん!!




興福寺・東金堂で行われている宝蔵院流槍術・奉納演舞を見学できました
あの、宮本武蔵とも勝負したと言われています
槍の宝蔵院流・剣の柳生新陰流は奈良は発祥の地ですが、普段あまり
縁が無いので、とても良い機会でした

槍合わせの全ての型を見せていただきました
初めて拝見しましたが、武術の修練を積んでおられる方達の立ち居振る舞い
全てが美しく、無駄がありません。




春日大社*朝のお参り

2012-09-29 21:11:47 | 春日大社
春日大社の神職さんの毎朝の行事を「朝拝」といいます
これに一般の参拝者も参加できるのです。
平城遷都1300年を記念して一般参加できるようになりましたが、
東日本大震災、また県南部・和歌山県水害の復興祈願の
「萬度祓」となって、「大祓詞(おおはらえのことば)」が、
ほぼ毎朝唱えられています

参拝所(弊殿・舞殿)の左横の直会殿(なおらいでん)で行われます



開始は9時から、となっていますが、その日によって早く始まりますので
8時45分には本殿前に到着しておくと良いようです。

何度来ても祝詞は難しく、ちゃんと読めません
古事記に登場する神様の名前や言葉が多く、少しは理解できるようには
なりましたが・・・

その後、境内にある摂社、末社を神主さんとお参りして、ご由緒・建物の意味
や見方などをご説明いただきます。
正式な参拝の方法も教わりました。
今まで型通りに、「2礼・2拍手・1礼」をしていましたが、気持ちを込めると
自然に動作が繋がります。不思議。

ご案内してくださる神主さんによってお話の内容が違い、何度も参加する
楽しみがあります


猿沢池では采女祭りの準備が進んでいます
(毎年、中秋の名月の夜に行われます)





台風接近の為、神事以外の中止が決まったそうです
この日に向けて準備を進めて来られた関係者の方達、とても
残念だとお察しいたします


また、観月会もあちこちで予定されています
こんな日に台風・・・本当に残念・・・

ライトアップコンサート

2012-09-25 08:55:33 | 日々のこと
秋分の日の夜、奈良国立博物館の仏教美術研究センターで開催された
「言霊(ことだま)と音霊(おとだま)の夜会」に行きました
この建物は重要文化財に指定されています

ライトアッププロムナード・なら」に関連したコンサートです

・・・明治35年(1902年)竣工の建物に興味があったのです。

平等院鳳凰堂をイメージした外観
思わず、10円玉を取り出して・・・比べてみる。





禅宗の火灯窓にも、イスラム模様にも見えるデザインが目を引きます



この建物に興味があり、申し込んだコンサートでしたが
元NHKアナウンサー 宮田修さんの進行で、柴田晶子さん
口笛が奏でる音楽に魅了されました

宮田さんは現在千葉県で宮司をされているのですね。
NHKのニュースを読んでおられたそのままの印象でした
穏やかで品のある物腰と心地良い声。

また、口笛のコンサートは初めてでしたが、「凄い!!」
「春の海」を演奏された時、口笛が尺八の音色に聞こえて来るのです。
色んな鳥の声でおしゃべりして下さいます・・・
お庭から聞こえる虫の声も口笛に呼応してるかのよう・・
美しい言葉と調べを感じた夜となりました

会場となった仏教美術研究センターは、博物館の図書館として
毎週 水曜日・金曜日の9時半~16時半まで公開されています

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久しぶりのポートレート

2012-09-20 16:35:21 | ポーセリン・ペインティング
長い間、描きかけて置いてあったポートレートが完成です!
(約28センチのお皿)

この状態で・・・・
写真のデーターを見ると、2010年3月・・・



何度も取り出しては眺めて、箱に封印して・・・の繰り返しです
使った絵の具の色も忘れている始末(メモしてない事が問題ですね)
えいっ!!と描き始めたのが、8月24日

その気になったら一ヶ月で完成。



Edwin Long (19世紀・イギリスの画家)作
Anciento Cyprus を参考にしました

全体的に暗い背景で何が描いてあるのか良く解らず、想像したり
デザインを変えて描いてあります

女性が持っている鳩・赤いバラ・貝殻の船
Anciento Cyprus(古代のキプロス人)というタイトルから考えて
この女性はヴィーナスをイメージしてるのでは?
と思いながら描き進めました

ようやく溜まっていた宿題の一つを仕上る事ができて、安堵してます
でも・・・まだまだ・・・あります・・・
早く仕上げなければ!!


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虹*それも二重の虹

2012-09-17 20:18:20 | 日々のこと
夕方、雨上がりにきれいなアーチの虹が!と思っていたら
二重になりました
(主虹と副虹というそうです)



5分くらいで薄くなって・・・・見えなくなりました・・・



光が水滴の中で二回反射して見えるので主虹より薄く外側に見えるそうです。

今年は、夕立の日が多くて虹を見る機会もたくさんありましたが、
2重の虹は今年初めて♪
良い事がありますように・・・

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春の野原*完成

2012-09-12 08:17:08 | ポーセリン・ペインティング
オーダーを頂いて製作していた「春の野原」が完成です

まだ、寒い季節から準備に入り、本当は春のお花が咲いている
うちに描き上げたかったのですが・・・
8月にようやく完成いたしました

レンゲをメインにカラスノエンドウ・ハコベ・スギナ・ツクシ
オオイヌノフグリ・ヘビイチゴ・ハハコグサ・白いレンゲ草
ホトケノザ・ヒメオドリコソウ・タチツボスミレ・ナズナ
タンポポ・・・とぎっしり咲いています

「全部描き入れて欲しい」とのご希望でしたが、小さな花ばかり
なので、ちょっと、無理かな・・・(雑然とした感じになりそう)
と自信が無く・・・試行錯誤の上、デザインを決める事が出来ました

ここに、テントウムシ・ミツバチ・アマガエル・モンシロチョウ
ツバメを描き入れる事で絵に物語が生まれます。

お花を描くのは好きですが、生き物を描くのはもっと好き。


製作過程です









産みの苦しみがあっただけに、完成した時の満足感は何事にも変え難く、
またその作品を手放す事で、次の創作意欲も湧いてきます。


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東大寺にて

2012-09-10 22:42:56 | 雅楽
今月初め、東大寺に出かけた時、天理大学・雅楽部の演奏会を
鑑賞できました

演目は 管弦 越天楽(えてんらく)
    謡物 更衣(ころもがえ)

    舞楽 右方舞 納曾利(なそり)
       左方舞 胡飲酒(こんじゅ)

主旋律を奏でる篳篥(ひちりき)・和音を奏でる笙(しょう)の音
は涼しげで、秋を感じます



右方舞 納曾利(なそり)
2匹の龍の舞

雌雄とも親子とも色々な見方が出来ますが、私には親が子供に
舞を教えてるように見えました
合わせ鏡のようにお互い、対象に舞いますが、息がぴったり!



左方舞 胡飲酒(こんじゅ)
お酒を飲んで酔っ払った様子を舞で表します



大学のクラブ活動としての雅楽部ですが、素人の私でも判るほど
レベルが高く、驚きます


東大寺境内では・・・

春に産まれた小鹿も大きくなりました



雄鹿は角が完成です。
春~夏の和やかな顔から、勇ましい顔に変わってきました
カッコいいけど、危険でもあります。



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奈良少年刑務所

2012-09-09 13:28:26 | 日々のこと
今年も奈良少年刑務所の一般見学会に出かけました
(昨年、物見遊山な気持ちで参加した事を反省して・・・)

入所者が社会に出た後、自立できるように、色々な職業訓練が
行われています。
今年はその施設や体育館、運動場などを見学させて頂きました。

入り口で住所、氏名、年齢を記入し、携帯電話・カメラなどを預けます

中庭には睡蓮が咲く池や花壇があり、桜の木などが植えられています
有刺鉄線や多くの監視カメラが無ければ、大学の中庭のようにも
思えます

庭に入っていきなり驚いたのは・・・
江戸時代に使われていた奈良奉行所の監獄(独房)が移築してあり、
(丈夫な木造・瓦葺)
・・・・時代劇でみる物とは全然違ってました!



壮麗な正門の内側の塀です



ここで技術を学んだ少年達が、一人でも多く立ち直れる事を願わずには
いられません。



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エナガのお皿

2012-09-03 13:19:26 | ポーセリン・ペインティング
エナガと巣立ち雛を描きました
(約17x15センチの楕円のお皿です)
児童書の写真を参考にしました

写真にはヒナが10羽写っていたので、調べてみましたら
一組のカップルで10羽前後のヒナを育てないと数を維持できないくらい
弱い小鳥だそうです。
小さな体で10羽のヒナを育てるのはとても体力を消耗するのでしょう
親の寿命も約2年・・・
精一杯生きていて欲しいものです



夏は里山・冬は住宅地にも下りてくるスズメより小さな小鳥です
ピンポン玉くらいの体に2倍以上の長さの尾羽が特徴
かわいいのに、肉食系で、アブラムシが大好き!
冬は我が家のメジロ食堂の牛脂を食べにきてくれることも・・・

今年も来てくれますように・・・


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