ピュイ&キュイの徒然

ポーセリン・ペインティングや美術館・お寺巡り・バードウォッチングのことなどの覚書です

人物画(裸婦)

2010-05-15 20:40:44 | ポーセリン・ペインティング
人物画を習い始めた時から、ずっと目標にしてきた裸婦の絵が完成し、額装も出来上がりました
この2枚の対になった作品を描く前に、「ある試練」を自分に課して製作に臨みました。
試練、なんて大げさなのですが・・・遅乾性オイルを使って人物画を描くと、つい
焼成回数が多くなってしまいます。
「できるだけ1回でも焼成を少なく」を目標に、取り組みました。
この目標の為、描きにくい所を「次にまわそう~」なんて甘えた気持ちはご法度。
本当にしんどかったです。。。こんな緊張感をもって製作するなんて、もう経験できないかも?

ウィリアム・ブーグロー(新古典主義の画家です)
タイトルは 「夕刻」と「夜明け」
  

額装はフランス額装をされてる方に依頼しました
ほぼ、全てお任せして・・こんなステキに出来上がって、感激~
  

木彫のフレームも新古典スタイルの絵のイメージにぴったりです


お顔は、どちらも横顔。
とてもドラマチックです。
色数の少ない「夕刻」の方が描きにくく、試し焼きに相当の時間を掛けました。
「夜明け」の方は、いきなり描き始めてしまい、反省。。


大きなサイズの画像はギャラリー
次は久しぶりに天使を描きたいな、と思っています
裸婦を描いた前と後では、天使の肌の描き方に違いが出るかもしれません。
楽しみのような・・・恐いような・・・

アトリエ・ラ・ヴィータ

大山蓮華

2010-05-10 12:55:46 | 日々のこと
知り合いの花栽培農家の方から大山蓮華(オオヤマレンゲ)の枝を頂きました
モクレン科の低木で、別名「天女の花」と言われる、可憐な花を咲かせます
とても良い香りがします~
名前の由来は奈良県の大峰山に咲くレンゲ(蓮華)のような花ということだそうです
木に咲く蓮といわれ、 深山幽谷にしか咲かないといわれる珍しい花ですが
最近は接ぎ木をされた園芸品種も売られています。
まだ、蕾だけど咲いてくれるのが楽しみです

うつむき加減に咲きますが、上を向けると、生クリームにイチゴをトッピングした
みたいに見えてしまいます~(私だけ??)


玄関のツバメちゃん、お嫁さんが決まり、巣のリフォームを済ませたみたいです
内装工事が済んだら、卵♪
頼りない大家ですが、見守ってあげるからね~

アトリエ・ラ・ヴィータ

平城宮へ

2010-05-03 22:26:04 | 日々のこと
平城遷都1300年祭のメイン会場、平城宮跡に行ってきました
毎月の様にバードウオッチングで何回も来ている場所。
景色が・・・全然違います! 複雑な気持ちなのですが・・・

太極殿の見学会に行った時の様子です
  
正面の階段部分と美しく瓦が葺かれたばかりの屋根


内装の柱を削っている工房

こんな状態を見て来たのでどんなに素晴らしいのかワクワク、ドキドキでした
  
信じられない程美しく、壮大に、華麗な太極殿に言葉も出ません
夜はライトアップされて違った表情です。普段の平城京跡の夜は本当に真っ暗なんです
そこに浮かび上がる太極殿は一層魅力的です


復元された遣唐使船
今にも大海原に漕ぎ出しそうです。こんな船に乗って風任せ、波任せでの命がけの
航海をしてくれた人達のお陰で、今の日本があるのですね。

毎日5万人以上の人出と聞いています。私が一番心配だったのは、、、
ここ平城京跡は草原の鳥達の楽園でした。多くの鳥達が子育をしているこの時期
去年とは全く違う環境に困っているのでは??
でも、悪い予想は見事に外れて、地下の遺跡保護の為、歩道以外は立ち入り禁止に
なっています。予想以上のヒバリ、ケリ、ヨシキリ、セッカ・・などの鳥達が急がしそうに
飛び回っている姿を見て、一安心。
劇的な環境の変化に一番強いのは、スズメ!
オープンレストランやベンチの回りでおこぼれを狙ってウロウロ。さすがです~

太極殿は第一次復元工事だそうです。第四時復元工事まで決まっているそうだとか。

会場はとても広く、日陰がほとんどありません。
楽な靴と服装でお出かけ下さい。人込みの中では日傘より帽子の方が便利です
スムーズに移動できるよう会場内にはたくさんのスタッフが居て、テキパキと案内
してもらえます。
2か所の施設(500円)を除いて全て入場は無料です。
その為、多くを期待しない方が、という見方も。。
ハイキングに行くつもりでお出かけになられると良いと思います。

アトリエ・ラ・ヴィータ

盆藤展 2010

2010-05-02 00:31:49 | 奈良公園
ゴールデンウィークの初日、奈良公園にある国際奈良学セミナーハウスの 旧世尊院で開催中の
「盆藤展」に行ってきました。
会場の世尊院は興福寺の子院だったそうです。その為、藤の花とはぴったりの場所。

  
入り口には竹と組み合わせた藤の花。良い香りに誘われてミツバチが。


会場に入ると、突然、別世界が広がります

   
お花のシャワーみたい。


圧巻はこの盆藤。金屏風の前に置かれたこの作品はまるで琳派の絵を見ているようです
天井まで届きそうな藤の花。言葉も出ません。(白、薄紫、ピンクと三種類の寄せ植え)

鉢、鉢を置く高卓(たかじょく)、花台と藤との調和、また盆藤を置く部屋との演出・・どれを
見ても主催者のご苦労と想いが伝わってきます

興福寺は藤原氏の氏寺。その藤原氏の象徴は藤の花。藤原氏ゆかりの場所で
夢の様な時間を過ごせて久しぶりに感動しました
また、主宰の方のお話も聞く事ができ、展示してある鉢の倍の鉢を世話されてるそうです
その中で、状態の良い鉢を選んで展示して下さってます(今回は約35鉢の展示)
(5月3日まで開催)


興福寺・南円堂前の八重咲きの藤
阿修羅は相変わらずの人気で入場待ちの列ができています。(約30分待ち)

夢の様な世界を堪能した後は「遣唐使展」へ。
その後は平城京・・・大変、ハードな一日でした。。。

アトリエ・ラ・ヴィータ