ピュイ&キュイの徒然

ポーセリン・ペインティングや美術館・お寺巡り・バードウォッチングのことなどの覚書です

2013 若草山焼き

2013-01-27 15:59:17 | 奈良公園
1月の第4土曜日は若草山焼きが行われます
(江戸時代から行われている行事です)



昼間は、山麓で「鹿せんべいとばし大会」 (1時~3時まで)
普通の鹿せんべいは直径10センチですが20センチもある
特大せんべいを飛ばして飛距離を競います

こんな風に鹿達が待ち構えてます
とっても楽しそうで、参加したかったのですが、長蛇の列!
受付で聞いてみたら、既に300人待ち。諦めました
どこに投げようか・・・考えてる間に鹿にパクリッと食べられる人、
早く投げて!と鹿に突かれる人・・・見飽きません。



夕方4時30分から春日大社境内・飛火野で御神火奉戴祭(ごしんかほうたいさい)
が行われます
(大とんどの火を戴きます)

4時50分、聖火行列が出発です

吉野・金峰山寺の山伏による法螺貝の音に先導されて、興福寺・東大寺の僧侶
春日大社の神官達の手で若草山麓まで運ばれます(総勢30名くらい)
僧兵、南都奉行役人もおられました。

僧兵も山伏も僧侶も柏手を打ち、お払いを受ける様子は
神仏習合の風習がが色濃く残る奈良らしい光景です





途中、水谷神社で松明に点火



6時15分 花火が打ち上げられ
6時30分 点火



今年は風が強く、山焼きの炎が大きく燃え上がりました
澄み切った空気の中で見る冬の花火、良い物ですね!
風のお陰で、ひときわ花火が美しかったです

春日野園地から見物しましたが、ここからや山麓では一重目辺りしか
見えません。
ビルの屋上か、平城宮跡、薬師寺近くからは全体を遠望できます
来年はどこから見ましょうか?

2013 春日の大とんど

2013-01-27 14:49:16 | 春日大社
若草山焼きが行われる1月の第4土曜日
春日大社境内・飛火野では、大とんどが行われます
古いお札、お守り、お正月の注連飾りなどをお焚き上げをして下さいます

点火に先立って
2時からお祭りが始まります





5mx5m、高さ3mの火炉
大迫力です。 風下には消防車3台、消防士さんが待機。
春日大社の御神火を戴いて点火します



2時から夜7時頃まで、燃え続けています。
いつも「そんなに燃やす物あるの?」と疑問なのですが
次から次へとトラックで運び込まれて来て、注連縄などを持って来られる方も
途切れることなく・・

私の近所も昨年まで「とんど」がありましたが、降灰などの苦情の為
今年から無くなりました。(寂しい事です)
お正月飾りなどをゴミに出すのは忍びなく、持参いたしました。

昨年までは朝から行われていましたが、今年から時間が変わり
山焼き見物にはタイミング良くなり、嬉しいです。

とんどの火にあたると、一年間無病息災で過ごせる、といわれています
今年も御神火を通して神様のお力を戴く事ができました


春日大社境内で良く見かける子鹿ちゃん
とってもちっちゃい!(柴犬くらいの大きさ)
産まれて2ヶ月くらいのサイズでしょうか?
寒い冬、大丈夫?と心配でしたが、同じ場所で何度も見かけます。
仲間に守られてるのでしょうね。



カメラにチュッ!してくれました♪





東大寺・俊乗堂特別開扉

2013-01-25 07:34:18 | 東大寺
7月5日、12月16日の年に2回しか拝観できない俊乗堂(しゅんじょうどう)が
2月28日まで開扉しています!
一度も拝観した事のない私は、早速出かけました

俊乗堂には重源上人(ちょうげんしょうにん)坐像が安置されています
平家に焼き討ちされた後、再建の為、全国を回った方です
(歌舞伎などの勧進帳はこの重源上人がモデル)

俊乗堂の場所は大仏殿裏、鐘楼の横
この鐘は日本三名鐘(他は神護寺、平等院)に数えられています

東大寺ミュージアムも心待ちにしていた展示が始まります

興福寺ではこの春、南円堂が長期開扉されます
ここは、10月17日しか拝観できないので、貴重な機会ですね



お腹の大きなメス鹿ちゃん
春には、可愛いバンビが産まれますね♪


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2013 春日大社・舞楽始式

2013-01-14 17:21:22 | 雅楽
春日大社では、成人の日に舞楽始式(ぶがくはじめしき)
がおこなわれます
(神々に一年間、無事に舞楽がつつがなくご奉仕できるよう祈念する神事)

朝からみぞれ混じりの生憎の雨・・・
春日大社に到着すると雪に変わっていました

午後1時から本殿で祝詞が奏上され
その後、1時半頃から管弦の演奏に続き、舞楽が奉納されます

管弦・平調音取「陪臚(ばいろ)」
舞楽・振鉾三節(えんぶさんせつ)
   地久(ちきゅう)(右方)
   還城楽(げんじょうらく)(左方) 

林檎の庭で見たかったな・・・と雨なので残念に思っていましたが、
袖振り合うも多生の縁。
南都楽所の方々が、こんなにも近くに!!
息使いもはっきり聞こえます。




振鉾三節(えんぶさんせつ)




地久(ちきゅう)
4人舞なので窮屈そう・・
襲(かさね)装束を着て、鳳凰甲をかぶり、赤い大きな鼻をした
温和な面相の人面をつけて舞います



還城楽(げんじょうらく)
好物のヘビを見つけて喜ぶ様子を舞にしているそうです
巳年に相応しい演目ですね。

コミカルな独特のリズムは一度聞いたら忘れません
ヘビを見つけて喜んでいる様はとてもお茶目!愛嬌たっぷり。




雨が降らない時は、本殿前、林檎の庭で行われますが、今日は
直会殿(なおらいでん)で行われました

見学は、幣殿・舞殿からも可能ですが、特別拝観券を購入すると
直会殿に入る事ができます(500円)
今日は雨で拝観に来られる方も少なく、管弦の演奏が始まった後
でも入場できましたが、普段はまず、無理・・・
1時前には並んでおくのが良いみたいです

帰りの車の中から。高円山
大文字焼きの為に木が伐採されている場所に雪が積もってます




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加賀赤絵展

2013-01-13 22:30:10 | 美術館・博物館
京都高島屋で開催中の
「魅惑の赤、きらめく金彩 加賀赤絵展」に行きました

お正月気分が残る七草の日に出かけた事もあり、赤と金色の晴れやかな
作品に魅了されました

見ていて吸い込まれるような細密画の世界・・・
海外で絶賛された明治のジャパン・クタニ・・・

これほど濃厚な美術品は途中で満腹になる事が多いのですが
150点、全て飽きずに拝見できました
その魅力はどこにあるのでしょうか・・・?




テーブルコーディネートも。
(このコーナーは撮影できます)






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