夢の・・・フルマラソン完走！

昨日の日曜日は

仕事を細君に預けて

私の夢だったフルマラソンに挑戦してきた


私が挑戦したのは鳥取マラソンだ


車で１時間強でいけるので手軽だし

９時にスタートして４時間で完走すると

１３時に走り終えることになる

そのあと直ぐに帰ると１４時半には仕事ができる


これなら細君の不満も最小限に抑えられるだろう

という安易な考えであった



朝３時半に起床して４時過ぎに出発し

ゴールのコカコーラ陸上競技場に５時半に到着

そこからスタート地点の砂丘までバスで移動した

６時すぎにはスタート地点に到着し

９時のスタートまで話し相手もなく

さびしく時間を過ごすことになる

早く来すぎたようだ（笑）


そしてようやく９時に初マラソンがスタート！


コースは・・・砂丘をスタートしてコカコーラ陸上競技場までの42.195km




高低差は・・・



そしてラップは・・・




だいたい１ｋｍを６分のペースではいるつもりだったが

やや速い６分を少し切るぐらいの順調なペースで

２５～６ｋｍまでは楽に走れた

この辺りまでは悪くても４時間半では走れるかな？

と安易に考えていたのだが・・・



ここから本当のフルマラソンの過酷さを体験することになる（笑）



前半の登り下りの連続で足をつかってしまったようで

２７ｋｍから急に体が動かなくなり重くなった

そこら辺は想定内のことで

３０ｋｍ以降は１ｋｍを７分かかってもしょうがないという

腹積もりはあった


だが想定外のことが起こってしまった

３０ｋｍ以降は練習でも走ったことが無い未知の領域であることを忘れて

安易に考えすぎていたのだ


３０ｋｍを過ぎると直ぐに

左足の太股の前側が痙攣し始めた

今まで走っていて足がつるようなことは経験したことがなかったのだ


とにかく一度立ち止まり

ストレッチをして走り始める

しかし又直ぐに右足太股の前側が痙攣

次は左足太股の裏側、

右足太股の裏側、

左足のふくらはぎ、

と順番に痙攣してはストレッチ・・・

歩きながら筋肉をほぐしては走り始める・・・

これの返し・・・


３０ｋｍすぎてからの１ｋｍは

普段走っている５ｋｍ程度に感じる距離感で

いったい全体いつゴールに辿り着けるのだろうか？

という虚無感にさいなまれ・・・


何より歩くことを想定していなかった・・・

沿道で応援してくださる人たちの前で

走るのを止めて・・・歩き出す・・・

これは恥ずかしいし

屈辱的でさえあった・・・

このイメージは想像していなかった


しかし兎に角・・・

制限時間の６時間内にゴールに辿り着けなかったら

それが一番かっこ悪い（笑）


歩いてでも何でもゴールだけはしなければ意味がない

其の一念だけで走っては・・・止まり・・・歩いては・・・走り・・・


でもこのような状況は私だけでは無かった


周りのランナーをみると皆

私と同じ状況で走っては・・・止まり・・・ストレッチ・・・歩き出して・・・また走る・・・

「なんで心肺は全然疲れてないのに、この足は言うこと聞いてくれへんねん」

そんなことを叫ぶランナーばかりで

もどかしい思いをかかえながらも

私と同じ体調不良のなかで誰も

ゴールを諦めていなかったことが

私の闘志に火を点けたのかもしれない


いくら足がつってもゴールする意志だけは萎えなかったのが良かった

奇跡的に最後の４ｋｍは

走ることができたのは不幸中の幸いで・・・

制限時間の６時間を１時間ほど残してゴール出来た！


感動・・・というものは皆無・・・

ただただ疲れた・・・


そして悔しさが残った・・・


結局は走り込み不足・・・

原因はこれしかなかった

42.195kmという距離を甘く見すぎていた


しかしそんな悔しさを感じながらも

直ぐに帰って仕事をしなきゃならない

予定より１時間遅れてしまった・・・


ということで慌てて車に飛び乗り３時半に帰宅した



足を引きずりながら帰ると・・・

細君のひとこと・・・

「足が痛いとは口が裂けても言わせへんでぇ」

「最初で最後のマラソンが完走出来て良かったなぁ」

はい・・・そのとおりです（怖）


我がまま聞いてもらって好きなことさせていただいたので

即仕事に励みましたとも・・・（笑）


なんにしても夢はひとつ叶えられた！


次回ほとぼりが冷めたら

サブ４（フルマラソンの４時間ぎり）のリベンジをしたい！

これは細君には内緒！（笑）