純米燗オヤジの戯言 佐用の酒屋 地酒のDON

「完全発酵の純米酒を燗で呑む文化を普及させたい」そんな純米燗伝道師を自負する酒屋のオヤジ奮闘記。

日置桜・山陰東郷・・・呑みきり会!

2013年10月05日 | 純米酒
先日(9月29日)に

日置桜と山陰東郷の合同呑みきり会に行ってきた

会場は鳥取県の東郷温泉の国民宿舎


それぞれの蔵のお酒50数種を利き酒した


私好みの「生もと仕込みの純米酒」が多くて

ワクワクしながら利いてまわった


その後は

生酒につきやすい「生ヒネ香」の原因考察のディスカッションがあり

大変参考になった

この臭いの発生しやすくなる一因が

零度以上での温度管理に起因するだけではなく

米質にもあるんじゃないか?

という考察に思わず唸ってしまった


私にとって生理的に受け付けないといってよい

この「生ヒネ香」は

「イソバレルアルデヒド」や「ポリスルフィド」が原因物質であるので

「つわり香」「甘臭」「漬けもの臭」「焦げ臭」などが複雑にいりまじった香りだ


この生ヒネ香がついてしまった生酒は

冷たいときには

この香りがマスキングされて呑むことができても

燗にすると極端に浮き上がってくるので

興ざめしてしまう


だから個人的には凄く参考になるディスカッションだった



その後の懇親会でも色々な方々と親交ができ

本当に有意義だった


さて

この呑み切り会で

私の評価が凄く高かった純米酒が昨日入荷してきた




日置桜 生もと玉栄純米 ver.杉山米 23BY 1800ml:3,045円
23BYなので少し若いかなぁ、と思いつつ呑んでみたが、どうしてどうして。きっちり旨味が乗って、生もと特有の乳酸系の酸と柑橘系の酸も爽やかで、凄くバランス良く仕上がっている。ただ冷やだと多少の渋味が残るのは、若さゆえのこと。
しかし60~65度の熱めの燗につけると、杉山さんが作った玉栄の旨味や甘味が爆裂する(笑)もちろんきれいな酸があるのでキレも抜群!美味いよ。

詳しくは当店のホームページへどうぞ!



山根酒造場様、福羅酒造様

本当にお世話になりありがとうございます。m(__)m
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ひやおろし・・・いわゆる旬... | トップ | 定休日・・・福羅酒造様、太... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

純米酒」カテゴリの最新記事