唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

チャングムの誓い/ 29)助け船 30)一筋の光 31)新たなる挑戦 32)初めての鍼

2006年12月27日 | ほか
ついに、続きを見ました。

ハンサングン様がこんな死に方をしちゃうなんて・・・あんまりです。こんなことをした人たちは私だって赦しません!
でも、死んだと知らされたときのチェサングンとクミョンの表情がまたいいんです。完全に悪者になれない心があるんですね。でも、すぐそれを忘れたかのようにひどいことをするんですけど。

回想シーンで、チャングムを死に追いやったらミョンイに顔向けできないだけでない。自分の子を死に向かわせるなんて絶対にできないというハンサングンの言葉にはまたまた胸を打たれます。

それで、あれ?とおもったのが、あのおじさん達の子どもができたときに、前にいた子どもが死んじゃった事実をセリフでぽんと出された感じでしたが、もしかして、カットされちゃったところがけっこうあったりするのかな?そういえば、いつのまにか流産してしまったし・・・

あれ?と思ったといえば、鍼の最初の失敗というやつがいきなりって感じもするし・・・
い所の人の周りの人の対応も級に変わっちゃった感じがするし、案外今見ているやつは不完全版なのかもしれないです。

倭寇は笑っちゃいます。
チャングムがハンサングンに問いかけをしていると、間をおいて、ハンサングン登場と思いきや・・・倭寇でした。あらら・・・水を差されましたな。
鍼治療云々の前にちょんまげを直せ!といいたくなります。チャングムをみている中で一番の失敗作ではないかと思いました。でも、解説でみましたが、倭寇の勢いは、すごかったんですね。多国籍化していったというのも面白い話でした。ちょんまげも多国籍化したということなのかもしれません。

チャングムの新たな挑戦が始まりました。光る海を見つめるチャングムは美しいです。きれいなんじゃないです。ただただ美しいんです。ちょっと乱れた髪も美しいです。きれいなんじゃないんです。美しいだけです。

セリフがいいですね。

女官でいるときは人間である前に女官でした。今は人間である前にだがありのままの自分をちゃんと見ていてくれる。自分のすべてを受け入れてくれる。申し訳なくもあり幸せでもあります。みたいなセリフは美しいですね。きれいなんじゃないんです。美しいんです。
そうです。そのまま大恋愛ってしないで、惹かれあいながらも一定の距離感を持つところが美しいんです。

逃げようとしたチャングムに手が暖かいとへらへらした顔(?)で言う男に対して、チャングムがすごく寂しい表情を浮かべるでしょう?それがまたいい顔なんです。全面的に燃え上がらない感じというのでしょうか。

やさしく温かくしようとする男に対して、チャングムは、どこか距離を置くわけですね。相手を気遣ってということだとは思うんだけど、それだけでなくて、ただ甘えるだけの女じゃないのよっていう空気をかもし出すわけです。だから、チャングムは恋愛がにあわない女性になってしまうんでしょうけれど・・・・

そんなチャングムが、その男に対していった言葉。今の距離感はあなたにとって申し訳ないとも思うけれども、幸せです。というセリフは、好きであることを認めながら、あなたに依存するだけの人生はえらべない。自分の生き方を選んだのよ。とも言っているようで、深いセリフです。

このまま鍼を打てなくてずっとここにいてくれれば・・・一緒にいるだけで・・・みたいな男の言葉は、ようは甘えですよね。いや、甘えているのが悪いというわけでなく、その甘えとわかりつつそれを白状してしまうあのセリフもいいんですが・・・その言葉に対して、きちっと自分の立場と目指す方向を見定めた答えですからね。

そうじゃないかな?

それで今回泣いたシーンは、おじさんとの再会のシーンでした。自分にとっていつも邪魔な存在だったおじさんですが、今回はいい役割を果たしました。しかし・・・そうか・・・宮中には出入りできなくなっちゃったんだ・・・へえ・・・・

あと、犬はちょっと不自然ではないでしょうかね。あんな犬当時いたの?って感じですが、明からのプレゼントですからね。ありえるかも・・・とも思えます。

チェサングンとクミョンの間にちょっと距離ができたところも面白いですね。同じ道を歩むんだけれど、戦い方が違うんです。政治の力で大きな地位を得ようとするチェサングンに対して、もっと自分の仕事の実力で大きな地位を得ようとするクミョンの決意。この2人にも、目が離せません。

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