唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

ジョー対葉子

2011年03月02日 | ありがたいお言葉
最初にあんたにあった時さ・・・
覚えているかい
あんた

そう、その法廷でよ
おれが裁かれている最中におれを見ていた目つき・・・
おれは一生忘れないぜ
そうよ!目つきだ!
ありゃあどうひいき目に見たって、愛に満ちた娘の目つきなんてもんじゃなかったねっ
冷たかったぜ!
氷のように鋭かった!
徹底してさげすみに満ちていた!
ふふっ・・・
なまじちょっくら美人だけによけい骨身にしみたぜ
すでに少年院送りを覚悟してじたばただけはすまいと観念していたおれが思わずわめきたてたほどにな!
ええ?

俺がここで言いたいのはな
たかだか10万円ぽっちのことで裏切られて腹を立てるくらいなら
少年院を慰問して愛を説くなんて
おこがましいマネをするなってんだ!

・・・・・・・

そしておれが感謝感激して涙をこぼさなければ
またそこで腹を立てるんだ・・・
つまり万事が恩きせがましいんだよ
はるか雲の上から優越感でやっていることなんだ
うわべだけの愛
かたちだけの親切
いわばすべてにせものなんだな!

そーらそれが正体さ
おれは理屈なんてのは苦手だがもしかすると葉子お嬢さまよ・・・あんた
おれやここにいるあわれな連中のためじゃなく
自分のためにこんな慈善事業をやる必要があるんじゃないのかね
え?
じぶんのためによ



少年院で葉子さんのお芝居にケチをつけたジョーに対して、葉子が何で私が冷血女なのか説明を求めるわけです。そこでのジョーのセリフです。
ここから、ジョーと葉子の男と女の対決、金持ちと貧乏人の対決が始まります。この戦いは男同士のたたかいの中で友情となり、死によって終わってしまった力石との対決よりも、冷酷で厳しい社会との対決のような面もあってある意味残酷な対決でもあると思うのですが、同時に、お互いをどこか認め合っていて、相手の存在によってそれが明日への跳躍台になっている気もする、不思議な関係です。

ジョーは何をするかわからない、社会の常識が通用しない人間的にも怖い存在です。でも、そのジョーに対して正面から恐れず、いや、恐れながらも立ち向かっていく葉子お嬢さん、逆に、ジョーの立場からいえば、お金持ちで社会的地位もあって、ある意味何でも自由になる立場にいる葉子に立ち向かう構図があります。ジョーにも恐れがあるのです。でも、それを自分でわかっていながらぶつかり合う、たたかいがあしたのジョーの大きなテーマなんだと思います。

その大きなテーマをあらわしたようなこのセリフは、一匹狼が社会という大きなモンスターに立ち向かっていく凄味を感じます。ジョーのまわりはみんな敵ですからね。

オーヴァーキル / モーターヘッド

2011年03月02日 | 音楽
オーヴァーキル
モーターヘッド
USMジャパン


オーバQ!オーバQ!

いつ聴いても押しまくられます。

砂ぼこり、汗臭さ、オイルのにおい、煙草の匂い、酒の匂いが染み付いた革ジャンをきて、バイクを乗り回す身体中傷だらけの腕の太いおっさんというイメージがモーターヘッドを聴くと、すぐ思い浮かびます。

激しく重いロックンロール!男しか相手にしないって感じがします。

骨が太すぎる!

3曲目がいい。ギターがなんかきてる。かっこいい。

セブン

2011年03月02日 | 映画 さ行
セブン [DVD]
クリエーター情報なし
ワーナー・ホーム・ビデオ


昨日、みてて途中で寝てしまいました。

前にみたときは、ゾクゾクしながらみた記憶があります。
最後もショッキングで、展望ねえなあ…なんて思った記憶もあります。

今回は、疲れと眠気に負けてしまいました。
つまらないとは思ってないのに、だんだん睡魔が襲ってきて…

ということで、途中から見ていないのですが…

今日、友達とその話をして、結末の話になりました。
ショックだったと思っていた記憶よりも、もっとショックな話だったことがわかって、もしかして見なくて良かったかもと思いました。

今見たら、すごく落ちそう…

だから、体と心が元気な時にあらためて見ることにしました。