石川県七尾市の北方に「山の寺寺院群瞑想の道」というスポットがあります。
天正9年(1581)、能登一国を与えられた前田利家は七尾城に入りますが、翌年小丸山城を築城します。このときに奥能登からの防衛陣地として、真宗以外の29ヶ寺を城の西北に集めたのが、「山の寺寺院群」の始まりです。有事の時には城を出て、寺院に立てこもって防衛する機能を備えていました。
現在は16ヶ寺が残されており、その寺々を結ぶ散策路として「瞑想の道」というのが整備されています。
晴れた日に木漏れ日の中を散策するのはとても気持ちがいいものです。
その「瞑想の道」に、著莪の花がたくさん咲いていました。
アヤメ科の花なので、葉っぱはあやめに似ていますが、花は藤色で、ちょっとレースが入ったような形態が、華やかな印象です。
(2005/05/09)
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