華語り

心に華を!!

咲くまで待とう ホトトギス

2005-10-18 10:33:56 | 造園日記2005年

不如帰、子規、時鳥、杜鵑、夏告鳥、蜀魂・・・・・・

これ、すべて鳥の「ホトトギス」を表す漢字です。花の「ホトトギス」がこの名前で呼ばれるようになったのは、花の斑点が、鳥のホトトギスの胸の模様に似ているからなのだそうです。

初夏から夏にかけて、高原に行くとホトトギスの声をよく耳にしますが、姿はあまり見たことがありません。図鑑で見ると、なるほど花の模様が、鳥のホトトギスの胸の模様に良く似ています。

鳥のホトトギスは、夏の風物詩として、古歌にもたくさん詠まれています。夏の訪れを告げる使者として、いにしえ人たちは、その声を愛でたようです。
秋風が吹くころ、森陰に揺れる「声なきホトトギス」もまた、いにしえの人々は愛したのでしょう。

写真は、先月、園芸店で見つけて購入して、庭に植えておいたホトトギス。
園芸雑誌などを見ると、買う時のポイントとして「蕾が確認できること」を挙げていました。
実はこのホトトギス、購入当初は蕾がひとつもついていなかったのです。

ホトトギスには、いろいろな品種がありますが、これは「松風ホトトギス」という品種。
『源氏物語』にも「松風巻」というのがありますが、「松風」というとなんといっても、前田慶次の愛馬の名前。その名前ゆかしさに、園芸雑誌の「教え」を無視して購入してしまった次第です(^_^;)。咲くまで待った甲斐がありました。

 


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5 Comments

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もしかして同じ? (与四郎)
2005-10-18 12:52:21
もらい物で葉っぱしかなかったものがあったが、花が咲いていた。よく似ているので同じ花だと思うニャ。名前がわからかったからちょっとうれしいが、じーっとみてると気持ち悪くなるニャ。
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こんばんは~♪ (コスモス)
2005-10-18 20:03:14
よーぜんさんの思い入れのあるホトトギスなんですね。(^^) 見事に咲いて、よかったですね~。鳥のホトトギスの漢字は、いろいろと風流なものがあるのですね。それほど、昔はホトトギスの姿も見かけ、鳴き声も聞くことができたのでしょうね。私は実際には見たことはありませんが、どんな声なんでしょう。聞いてみたくなりました。
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ホトトギス (よーぜん)
2005-10-19 09:16:07
与四郎さん

花の模様のぶつぶつが独特ですからねえ。あまり近くで見ないことです(笑)



コスモスさん

ホトトギスの鳴き声は「テッペンカケタカ」とか「トッキョキョカキョク」などと聞こえます。早朝の澄んだ空気の中で聞く声はなんともすがすがしいものです。



今日は2つ目の花が咲きました。



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 (コスモス)
2005-10-20 15:48:26
鳴き声は、「テッペンカケタカ」とか「トッキョキョカキョク」。。。フフ(^^) 早口ことばのようなんですネ。高原などに行った時は、耳を澄まして聞いてみますね。
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鳴き声 (よーぜん)
2005-10-20 19:47:57
ここ何年も、高原(山)へ行く機会がないので、ホトトギスの声は聞いていません。

鳴き声は結構響くので、すぐそれとわかりますよ。
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