華語り

心に華を!!

春風がもたらしたもの

2009-04-08 21:50:21 | 造園日記2009

穏やかなぽかぽか陽気が続いています。
我が家の花壇も少しずつ賑わいを増して来ています。
3月初旬に植えた「ウスベニヒゴ」という種のスミレが咲きました。
購入した時、枯れた様になった地上部が土にへばりついているような状態で、果たして芽が出てくるのやら、不安半分で庭に植えてみました。やがて緑色の芽をのぞかせました。生きていてくれたことに感謝した瞬間です。
先週あたりから蕾も頭をもたげ始め、本日開花の運びとなりました。
淡い薄紅色の愛らしいスミレです。
もう一株、純白のスミレも植えたのですが、そちらはまだ葉っぱしか出ていないので、花はしばらく望めそうにありません。

スミレが咲いたのが嬉しくて、夫に写メを送ったら、桜の写真を送ってきてくれました。富山の松川べりの桜です。
松川は富山城を巡って流れている川です。現在富山市の西方を神通川が流れていますが、神通川はかつては富山城のすぐ北を流れていました。天然の堀の役をしていたわけです。明治期になって改修工事が行なわれ、神通川は現在の流れになりましたが、松川は昔の神通川の名残。現在ではちょうどよい具合に富山城のお堀のようになっています。
花の時期には屋形船も通り、なかなかの風情です。

 昨日はちょっとうれしいことがありました。
1年半ほど通っていた美容院の美容師さんに1年ぶりで再会できたのです。
こちらがこうしたいということを上手に受け止めてくれて、手際よく上手にカットしていただいていました。
足が悪い方で、「足の手術をすることになったのでしばらく休みます。」といわれたのが去年の2月の半ばだったでしょうか。3月中は例によって慌しくて、4月になってお店を訪ねたところ、やめられたとのこと。しばらくその美容院に行っていましたが、どうもしっくりこなくて、別の美容院に行き始めた矢先でした。
立ち仕事なので、手術してもドクターストップがかかったのかしら?それとも術後の経過が思わしくなかったのか、と気にはなっていたのですが、連絡先も知らないので、そのままになっていたのです。
昨日たまたま近所のホームセンターで、花の苗を物色していたところ、声をかけられて・・・
本当に偶然でした。お住いが金沢市内ではないということを聞いていたので、そこでお会いするということ自体、ありえないことといってもよかったのです。
聞くと、足のことは二の次で、お店の中でいろいろいやな思いをされたとのこと。精神的にも参ってしまい、会社の上司の方に引き止められはしたが、やめてしまったそうです。
今はご自分のお店を持たれているそうで、連絡先も伺ったし、隣町ですが、折を見て訪ねてみようと思います。

春風はささやかな喜びも運んできてくれるようです。