ふんでノート ~ちいきづくり・まちづくりと日本語教育

ちいきづくり・まちづくりと日本語教育をつなぐことを,「場づくり・人づくり」から進めていきたいと思ってつらつら書くノート

実は…という話の強さ

2024年07月23日 21時21分28秒 | 当事者
物事には本当にいろんな面から説明ができる。今の組織の状況の全部を把握している人はいない。

なぜなら、人は相手によって対応も話も変えるから。それは悪いことではなく、うまく関係を作るため、サバイブするためという側面もあるし、もっとポジティブにこの人と話しているときにはここを伝えたい、知ってほしいということで出てくるものもあるし、逆に言いたくない、何で言わなあかんねんとかどうせ分からんやろというネガティブなものもある。

だから、組織観はだれの話に基づいて作るかで全く違うし、実際違う。どれが正しいということではない。強いて言えば、これが現実なんですというスタンスは間違ってるというぐらいのもので。これは多分違うということは言えると思う。

その中でどう合意を作っていくかということがボトムアップの組織では必要になる。その上で作られた方針が大事になる。けど、それも実のところ、かなり難航する。これをやりたいだけならいいけど、これをやらせたい、こうするべきだという話が出てくると立ちどころに難しくなる。

みんな、自分が正しいと思うから。というよりも、自分の考えられる範囲でしか物事を考えられないから。だからこそ、独善的にならないためには、対話でじわじわっと見える範囲、考えられる範囲を広げて何をするのかの合意を作り上げていく必要がある。

それがどれぐらい行われるかで、その組織の強さが決まるんだと思う。そこにはヒエラルキーは関係ない。立場の違いは見えるもの、考えていることの範囲と解像度のちがいで考えるのがいいと思う。

だから、わたしが正しくて周りは全然考えていないと思ったら、それは間違い。そういうことやな。

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