Prototype

音楽・小説・その他、思いついたことをだらだらと綴る
アールグレイの気まぐれ日記

脳ドッグ

2007-01-11 | 日記
ここ数年、風船を膨らませたり、カッとなったりしたときにクラッときて
「あぁ、脳に酸素行ってないんじゃないか?」と思うことが何度かあって、
松江市は助成金を出しているので安く受けられるということもあり、ついに先月、脳ドッグを受けてきた。
最初は、血液採取や胸部レントゲンやら、普通の検診と同じ内容の検査。
あとは、長谷川式スケール? 記憶に関する問答と頸部エコー。
「簡単な質問ですけど、気を悪くされないでくださいね~」と
本当に簡単な質問ですから! と看護師さんに何度も言われて始まった長谷川式スケール。
そんな簡単な質問に答えられなかったら!? と、余計にドキドキした。
歳はいくつ? から始まって、今日の日付、
看護師さんの言われた3桁とか4桁の数字を逆から言う、野菜の名前を10個言う、
キーワードを憶えておいて後で聞かれたときに答える…などなど
ドキドキしていたから、スムーズには出ない場面もあったけど、なんとか全部クリアできたようで一安心。
頸部エコーは、首にゼリーを塗った機械をぐりぐりと押し当てる。
かちっ、かちかちかちっ
モニターを見ながら、片手で器用にキーボードを叩いて映像を記録していく。
血管の詰まりを見ているんだろうけど、なにやら映像に書き込みをしているので「詰まっているか!?」とドキドキ。
医師が撮っているわけではないので、その時にどうこうは言われなかった。

MRIは最後。
部屋への誘導をしてもらっている道中、看護師さんが話しかけてきた。
「MRIはやったことあります?」
いや~初めてなんですよ。
「私も何年か前にやったんですけどね。ドームとか狭いところは大丈夫です?」
ドキッ! 実は苦手なんですよね~。
「30分ぐらい入るんですけど…まぁ、ダメだと思ったら途中で休憩することも出来ますから、担当に遠慮なく言ってくださいね」
30分!? そんなに入るんだ…
笑顔で「わかりました~」とは返事したものの、それを聞いて急にドキドキ。
狭いところもあまり好きではないし…
予約の時間まではまだずいぶんあったが、
ソファーに座ってしばらくすると、前の人が終わったようで「どうぞ入ってください~」
ええっ、もう!? 心の準備が出来ないまま、ドキドキしながら部屋に入る。
ドームは思ったより大きくて、あれなら大丈夫かな? なんて思っていたが、
ベッドに寝ると、頭から身体から、動かないようにガシガシ固定されていく。
右手には「気分が悪くなったり何かあったら押してくださいね」とスイッチを持たされたが
もう、頭はともかく、両手を固定された時点で怖さがこみ上げてくる。
狭いところがあまり好きではないというより、身体の自由を奪われることに怖さを感じるんだろうな。
スイッチを押したいのを我慢していると、
「30分ぐらい、絶えず大きな音がしますから」と言われてヘッドホンをかけられ、
いざドームの中へと、ベッドが静かに動いていく。
せっかくの体験だからドームの中も見てやろうと目を開けたが、頭にかぶせられたフィルターかなんかで目がくらくらするのでとても目を開けていられない。
すると突然、ガチャン…ガチャン…
始まったようで、ヘッドホンからは優しい音楽が流れているが、やはり音は大きい。
終始ガチャン、ガチャン…
これから30分か…長いなぁ。
意識をそちらに向けると怖くなってくるので、目を瞑ると、うとうとしはじめたようで、
途中何度か意識は戻ったが、うたた寝しているあっという間に「終わりましたよ~」とベッドが動いて終了。
おー、怖かった。

結果は何週間か待たないといけないと言うことで、その日の検査はそこで終了。

【つづく】
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