生きる

一度しかない大切な人生!
自然の中に身をゆだねて、めぐり合ったもの達と、毎日を静かに、楽しく過ごしたい!

私の心は花の雨 6

2016-05-21 11:44:04 | 日記

コツニムは高校卒の資格を取るために勉強を頑張っていました。そして将来大学に行きたいと義母に知られないように密かに牛乳配達をしてお金を貯めていたのです。養父はコッニムに優しいのですが養母は誰に対しても口うるさく怒鳴っています。義兄は大学に行っていました。

ミンギュの息子ソノの家にも毎朝牛乳配達をしていました。そこには家政婦として実母ヨニがいたのです。

彼女は生死がわからない夫スンジェに毎日手紙形式で日記をつけていました。

コッニムはクッパの配達に行った帰りガンウクに会います。彼女はガンウクがてっきり大学生だと思い何処の学部かとか、検定の本を買いたいから一緒に本屋に行ってほしい等と頼みます。本屋で何となく手にしたジェーン・オースティンの「高慢と偏見」の本を、コッニムが何と読むか聞かれ戸惑います。その場は何とか繕いますが、字が読めない自分を恥じて、ミンギュの息子ソノに字を教えてもらうようになります。ガンウクは孤児でミンギュに拾われ彼の家に用心棒として仕事を手伝い寄宿していたのでした。

イルランはある日ミンギュに呼ばれます。彼はヤーサンまがいながら、高利貸と映画館の経営をしていたのでした。

パンを映画館で売る事と、イルランの会社のパン工場を拡張するなら、自分の金を貸すからと言う話でした。実はミンギュは彼女の会社を乗っ取ろうと言う魂胆があったのでした。イルランも中々感の鋭い女性で、ミンギュの魂胆を見抜いていました。絶対資金を借りるようなことにはならないと心の中で思いました。彼の経営する映画館は彼の事務所のすぐ隣にあります。彼女が外に出たとき、丁度映画が終わって観客が出て来ました。その中に、かつてイルランを騙して子を孕ませた男がいたのです。彼は何処かで見かけた女だとは思いましたが、あまりにも沢山の女と係って来たのでわかりませんでした。