習慣HIROSE

映画・演劇のレビュー

『トランスフォーマー』

2007-07-26 00:21:59 | 映画
 タカラの子供向けのおもちゃを題材にスピルバーグが巨費を惜しみなく投入して本気モードで作り上げた超大作。東映ならこの予算があれば、同じような映画を100本でも200本でも作ってくれそうな気がする。それくらいに子供のお遊びに際限なくお金と労力を注ぎ込んでしまった大バカ映画。

 ラストの延々続くバトルを見ながら、退屈してきて、居眠りしてしまった。気が付けば悪者はいつの間にか負けていてビックリした。凄い特撮なので、驚きながら見ていたはずなのに、あまりに長いから驚きながら寝てしまったのだろう。でも、ほとんど見てた。もったいないから。まぁ、ストーリーは単純だし、バトルシーンにはストーリーはなかった。

 スピルバーグとマイケル・ベイがタッグを組んだこの夏一番の大作である。前半はドキドキさせられる。ハイティーンの男の子による青春映画としての描写と、『宇宙戦争』+『アルマゲドン』クラスの凄い事態が起きている現状を交互に描いていき、とても面白かった。しかし、その2つが交差して、1つの話になり、ロボットものになるところからが、ストーリーがまるでなくなってしまって、ただの見世物になってしまうのである。つまらないとは言わないが、2時間24分は長すぎた。ロボットが話したりするのは笑えるが、それまでのシリアスモードがどっかに行ってしまってなんだかなぁ、と思う。

 見終えた今は一刻も早く『仮面ライダー電王』が見たいと思う。口直しが必要だ。ホント言うと、同じ子供向けでもそっちのほうが楽しみだったりする。

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