今春、山本篤先生が退職され、新しい金蘭エンゲキのスタートとなる作品。今回取り上げたのは何度か今までも取り組んでいる『山姥』だ。いつも通りのパンフには当たり前だけど、いつもの山本先生の長文のご挨拶の文章がない。あれがないだけで、金蘭を見た気がしない。さすがにあり得ないのはわかっていたけど少しガッカリする。だが、山本先生がいない金蘭は変わることなくいつもの金蘭エンゲキだった。豪華絢爛で余裕がある舞台を . . . 本文を読む
先日ようやく読み終えた大作『鈍色幻視行』のスピンオフ。本編とほぼ同時で刊行された。あの2本の呪われた映画の原作となる小説、飯合梓が描いた伝説の小説、という形式で書かれた作品。10年以上前に書かれていたが、今回本編完結に合わせて刊行となったようだ。この作品が何故あんなにもたくさんの人たちの心を引いたのか、どんな魅力がこの小説にはあるのか、興味津々で読み始めたのだけど、残念ながらまるで乗れなかった。単 . . . 本文を読む