これは凄い小説だ。まだ、途中までしか読んでないけど、書かずにはいられない。世界の終わりを描くSFは数あれど、このパターンは前代未聞ではないか。これはコロナ禍の一年間を描いたエッセイ集『東京ディストピア日記』を経て、満を持して桜庭一樹が描く大作である。
これはパラレルワールドものの新機軸。そして、今だから可能な同時進行小説。僕はまだ2020年の春までしか読んでないけど、この先どうなるのか。知ってい . . . 本文を読む
昨年話題になっていたミステリー映画で、時間が合えば見てもいいと思っていたが見逃していた作品が早くもAmazonプライム・ビデオに入荷。配信は早い。早速見たのだが、あまりのつまらなさに唖然とする。誰だ、これを褒めていたのは! 理由が知りたくて、途中で止めて批評を読もうと思ったほど。もちろんそんなことはしない。
もしかして、という淡い期待を抱いて最後まで見た2時間が惜しい。バカバカしい映画だった。褒 . . . 本文を読む
A24の放つホラー映画。昨年夏くらいに公開されていた。今週末からこの映画の第二弾も公開される。2作目は前日譚らしい。あのシリアルキラーの若き日。だけど、この映画の新機軸はよろよろのジイさん、バァさんがシリアルキラーという設定なんだけど。
舞台は79年のテキサス州。トビー・フーパーの古典的名作『悪魔のいけにえ』へのオマージュだ。ついで『悪魔の沼』へのリスペクトもある。70年代に生まれたスプラッター . . . 本文を読む