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映画・演劇のレビュー

あさの@しょーいち堂『紅の半纏』

2013-11-24 08:50:05 | 演劇
 浅野彰一の主役する芝居を見るのは久しぶりだ。というか、とても久しぶり。学生劇団の頃(劇団新天地)はよく見たけど、ファントマを始めとするエンタメ芝居はあまり見る機会がなかったからだ。今回、たまたまこの作品を見ることが出来て、よかった。  宣伝には「痛快火消活劇」とあるが、それほど派手な芝居ではない。浅野が主役として大活躍するのではなく、群像劇になっている。江戸から東京へと時代が変わって、新時代が . . . 本文を読む
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堂場瞬一『Sの継承』

2013-11-24 07:56:01 | その他
これは600ページに及ばんとする大作だ。重い。こんな重い本を抱えて電車に乗りたくない。でも、仕方ないから、持参する。ここ数日通勤が苦痛だった。だが、本自身は実に面白いから、仕方ない。 まずこれはエンタメ小説としては実によくできている。だから、読んでいて先が気になる。ページを繰る手が止まらない。途中で電車を降りたくない。職場に到着しても、ついつい続きを読んでしまう。やばい。という感じ。おかげで . . . 本文を読む
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『さや侍』

2013-11-24 07:54:11 | 映画
 少し前に話になるが、『R100』を見て、驚いた。こういう映画を平気で作れる松本人志の大胆さ。あの映画が不発に終わったのは当然のことだ。あんなマニアックで地味な映画が全国一斉公開されたことのほうが奇跡だろう。だが、そこは天下の松ちゃんである。しかも、先の3作品はそれなりにヒットしている。映画会社(松竹ですね)は、大丈夫だと踏んだのだろう。だが、蓋を開けたら、ガラガラだった。不入りだということもそう . . . 本文を読む
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乃南アサ『すれ違う背中を』

2013-11-24 07:51:54 | その他
 「マエ持ち女2人組」シリーズの第2作。悪くはないけど、なんだか小説としてはゆるくて、読みながら、これでは時間潰しでしかないよな、と思った。たまたま手許に他に読む本がなくて前作を読んだのだが、そういう流れで、今回もたまたませっかく第2作があるので、文庫だし重くないから、読んでもいいかぁ、と思い手にした。なので、読んでしまったけど、それだけ。  もちろん、よくできているのだ。だから、最後まで一瞬で . . . 本文を読む
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