心配ばかりしているけど、この映画も見事なまでにガラガラだった。公開8日目の土曜日なのに、10人ほどしかいなかった。大丈夫か?
今、映画館に行くと、いつもこんな感じ。どんどん封切られてすぐに消えていく。見たいものはさっさと見に行かなくては見ることができない。
前田司郎監督作品である。ついに、あの前田司郎も映画監督に進出。でも、いかにも彼らしい映画で、監督デビューの華々しさはない。というか、彼に . . . 本文を読む
初めて井坂幸太郎を読んだのは『死神の精度』だった。でも、たまたま読んだあの作品はあまり面白いと思えなかった。彼らしさがそれほど出ていないからだ。そのあと、映画化された『アヒルと鴨のコインロッカーを』を見て衝撃を受けたのが、彼の小説をちゃんと読み始めたきっかけだ。今考えたなら、出会いが悪かったのだ。死神はあまりによくわかる仕掛けがなされすぎている。だから、彼の得意のとんでもない人と人との関わり合い . . . 本文を読む
これは失敗だった。この小説を高校の図書館に入れても、意味がない。高校生にこの本を読ませる意味がないからだ。選書段階では、詳しい内容までわからないから、ときどきこういう失敗が起きる。
恋愛小説であることは想像できたのだが、こういう不倫ものとは、知らなかった。しかも、共感できない。まぁ、最初から最近の小手鞠るいは、危険か、とも思ったけど、なんか、安易に選んでしまった。まだ、不倫とかいう言葉もなか . . . 本文を読む