秋の花
2010年09月03日 | 花
七月の終わり頃のこと。
小ブログ、<夏の花‐散歩道>で、夏の花、夾竹桃や百日紅に蓮や向日葵。
最近、見かけることが少なくなったが「カンナ」と「ダリア」も、<暑いですね!>で書いた蒲の穂も、少々暑苦しいではないか、という意味のことを書いた。
一向に涼しくならないが、来週八日から “ 白露 ”。
外気が冷えてきて、草木に宿る露が白く結び始める頃とされ、季節は秋に向ってはいるのだろうと思う。
昨日の稽古で、カタリナが、「秋の花」(写真上)を貰ってきた。 ()
主菓子に外郎生地の「初萩」をつかい、そして、花は「菊」と「竜胆」と「吾亦紅」(われもこう)。
まだまだ暑い日が続くけれど、野の草花には秋が届き始めたことを実感。
調べてみると吾亦紅、割れ木爪というのが和名で、平安時代に額にかぶった帽額(もこう)が由来という。
なぜかこの花、秋の七草に入れて貰っていないが、花に見えないのが原因かもしれない。
ピンクの花(写真下)を上から順番に咲かせていくらしく、何時も見かける赤茶色の花は、花の終わった姿という。
素朴なあっさりとした地味な花だから、まさか派手好みのバラ科の植物だとは気付かないともいう。 ()
吾も亦紅なりとついと出で (虚子)
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