言い古された言葉だけれど、“ 光陰矢の如し ” と言う。
カタリナ が帰ってきてふたりだけの生活が始まって早1月が過ぎた。
この間、訪問医のW先生、訪問看護センタの看護師さんには、言葉に言い尽くせないほどのお世話になった。感謝の他ない。
正直、一人での居宅介護は心許ない。
フィジカルな面は当然のこととしてメンタル面でことのほか、と言うことを実感させられた。
このことは、ガラシア病院の主治医の先生や看護師さんたちも、退院に際して懸念して下さっていたようだ。
特に、老々介護に加えて癌々介護、ペトロ が再発、転移をした場合の介護のバックアップを考えて下さったよう。
退院に際して近くのホスピスへの紹介状を用意して下さったし、訪問医のW先生は紹介状を改めて準備して下さった。
で、この月曜日に芦屋市民病院の緩和ケア内科を訪ね、「差し迫ってのことではないが」と事情を説明、快く緊急の場合の受け入れを了承して頂いた。
その後、病棟の案内を受けたが、病室からは眼下に市街地が広がり、その先に初秋のやさしい陽射しを受けてきらきらと輝く海が望めた。
できることならこのまま家で看取ってやりたいが、いざやの場合もこれで一安心と言ったところ。
ところで、大切な友Oさんから古希を祝う言葉に続いて、“ 疲れてイライラしないようにね。にっこり微笑んでるあなたがきっと大好きと思います ” とのメールを貰った。
そう言えば、ここ数日笑顔を忘れていたことに気付いた。
帰宅後も基本的に治療を受けていないが、痛み止めなどの投与がある彼女に、一番の良薬は笑顔を見せることだ、と改めて教えられた。
病院からの道すがら、街路樹が秋の装いをまとい始めたことにも気付かされ、小春日和のこの日のような穏やかな日が、一日も長く続くことを願った。
神無月・十月もゆき、今年も余すところ二月、まさに、“ 矢の如し ” である。
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.722
介護や家事のことにかまけ、カタリナ[E:libra] が大切にしてきたブログを長い間、開いてもいませんでした
開く余裕がなかったというのが正直なところです
今も、日々何人かの方からアクセスを頂いているようです
本当に感謝に絶えません
ブログ上からですが、心から御礼を申し上げます [E:key]
(本文は、「カタリナ 茶の手帳」に掲載しています)