ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

約束 ‐ カタリナ便り

2013年10月16日 | カタリナ便り

 物狂おしい、表現が間違っているかも知れないが、そんな夏がようやく行って、少しは秋めいてきたかと思えば、北の地では初雪が観測されそうだとラジオの天気予報士は話す。
 一体どうなっているの? と思うような気候だが、この三連休、好天に恵まれ絶好の行楽日和になったようだ。

 介助のため帰阪していた娘、体育の日の午後遅く東京へと戻ったが、新幹線の車中から “ 全席売り切れ ” に続いて、“ 三席並びの真ん中が取れた ” とメールをしてきた。
 事ほど左様に、多くの人出で賑わった連休のようだった。

 一20131014昨々日(10/12)と昨日(10/14)のお昼は、その娘に加えて息子一家も来てくれた。
 急遽、ヘルパーさんをキャンセル、家族揃っての二度のお昼時をニコニコと笑顔で楽しんだカタリナ だった。

 夕方になってR 君や I 君たちが、夜も遅く息子が「じゃあ、元気でね!」と家に戻ってペトロ とふたりだけになった頃には、水泳客が去った後の海水浴場や夏祭りの後みたく、行く夏のもの寂しい雰囲気に似て、少し淋しそうな顔をしていて胸を詰まらされた。

 ところで、昨日の朝は素晴しいお天気だった。
 朝食の後、「散歩をしようか」と娘が誘うと、「行く」と言う。
 少し風が冷たかったので要慎に少し厚着をさせ、恐る恐るマンションの庭に出てみた。
 大好きな紫露草に見とれて微笑み、桜紅葉が陽光に透けて見える美しさに来る秋を実感したよう。

 僅か10分ほどの散歩だったが、外出に自信を深めたのか、魚嫌いの彼女が予てから唯一行きたいと言う寿司屋さんへ、「連れて行ってね」と約束させられてしまった。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.716

  PS.: ペトロから重ねてのお願い、応接が辛いようなので見舞いなどはご無用に。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
今回のお便り、読んでいて「やった!」という感じ... (松本信愛)
2013-10-16 12:15:54
今回のお便り、読んでいて「やった!」という感じです。
何もかもよかったですね…
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松本神父様 何時も気にかけて頂き、ありがとうご... (Peter Catherine)
2013-10-16 14:00:54
松本神父様 何時も気にかけて頂き、ありがとうございます
カタリナ[E:libra] も帰宅してよかったと言っています
与えられた命、感謝とともに過したいと思います[E:key]
返信する
自宅に帰られてから、平安な毎日をお過ごしのご様... (ろーざ らふぁえら)
2013-10-21 16:56:17
自宅に帰られてから、平安な毎日をお過ごしのご様子。御写真、嬉しく拝見いたしました。朝晩冷えますが、日中の外気に当たるにはまだまだ心地良い季節。寒くなるまでは、存分体調に合わせながら、お楽しみ下さいね。あちらこちらの街路樹も、色づき始めました。
昨日は、年に一度の『ガラシア祭り』でした。雨の中、バザーや屋台・地元野菜販売や、Sr.手作りの美味しいお店などなど、大勢の人出で賑わっていましたよ!
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ろーざ らふぁえら さん (ペトロ)
2013-10-21 23:23:50
ろーざ らふぁえら さん
20日の日曜日、娘が帰阪してくれましたので、久し振りに7時からの主日ミサ、雨の日の静かなミサでした。に与りました

ミサの後、主任司祭のU神父様に、カタリナの近況などをお話をしたり、入院中に賜ったお導きに御礼を申し上げたりしたのですが、その折、「今日、ガラシア祭りで講演するのだ」と仰っていました

根っ子が道にはみ出した小さな祠の角を曲がって、坂道を登ると緑の中に、塔屋に十字架のある白い建物が見え、・・・、たった二十日程も前のことなのに随分と前のような気がします



 
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