過日、某TVで識者が広島カープのことを、自前で選手を育てる素晴しい球団と褒めていた。
金に飽かして選手を集める在京のYKや在阪のHT球団とは経営理念からして違い、大リーグのように企業色を排し都市名を冠した唯一の市民の球団、その辺りも好感が持てるとも。
その大リーグ、ア・リーグはボストン・レッドソックスが優勝、24日(日本時間)からはワールドシリーズが始まった。
レギュラーシーズンも素晴しい成績を残した上原浩治投手が、リーグ優勝決定シリーズで1勝3セーブを挙げ、レッドソックスを6年ぶりのリーグ制覇に導いたことが評価され、日本選手初の最優秀選手(MVP)に輝いた。
この投手、日本では先のYK球団に在籍、エースとして活躍した当時から “ 雑草魂 ” と形容されたが、この人ほどYK球団のチームカラーが似合わない人はなかったように思う。
朝日(10/21)を借りれば、“ 大阪の高校では控え投手。大学受験に失敗し浪人生活も経験。それが雑草魂の原点となった ” とあった。
同じ在阪でも、ファンと言う名の温室でぬくぬく育ったHT球団の最も遠い所にいる人かも。
斯く言うペトロ、偉そうに言える程の者では勿論ない。
三年程前の冬、散歩の途中に小さな雨に遭いやおら鞄から折り畳み傘を出した折のこと、作詞家の山口洋子さんが、“ 鞄の中に雨傘を何時も用意している男、好きになれない ” と雑誌に書いていたのを思い出し、“ 俄か雨、この小さきことにも周到に備える小心者という意なのだろうが大きなお世話 ” と小ブログに書いたことがある。
尤も、カタリナ の誕生日に30本の深紅の薔薇、50本のガーベラになったけど。を贈り、よく頑張ったねと心から褒めてやりたい、などと臆面もなく書くのも小心者の上目遣いみたくで聊かみっともない。
とまれ、その昔父親から貧乏人のぼんぼんと揶揄された温室育ちの雑草が、本物の雑草魂なるものに、「凄いなあ!」と溜飲を下げる可笑しさと言ったところか?
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.720
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