ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

当世議員気質 ‐ 12月がきた 

2012年12月03日 | 季節/暦

 この七日は、山々は雪の衣を纏い始める頃という二十四節気のひとつ “ 大雪 ”(たいせつ)。
 それを待たず北国では、暴風雪で送電線の鉄塔が倒壊、暗闇の町で機能不全となった病院、電気で起動する暖房システムが使えず震える住民をカメラが追っていたが、意外に脆いところで暮らしていることを実感。

 A_4ところで、「近いうちに解散」「自爆テロ解散」などとも称される総選挙、液状化の様相。
 まさかマスコミのために?と疑うほどに、雨後の筍みたく党が生まれ、“ 朝(あした)にあっちとくっつけば夕べにこっちとでも可なり ” と、右顧左眄の先生方が紙面、画面を賑わし、差し詰め当世師走の風景。

 何につけても言葉が軽かった鳩山さんもとうとう引退。
 沖縄県民が、「期待を裏切られた。だが、兎にも角にも基地を県外へ移設と主張してくれた唯一の首相だった」と話していたのが印象に残った。

 転じて今回の総選挙、「国防軍へ」と勇ましい言葉はあっても、普天間もオスプレイも、悉皆黙して語らずだ。
 鳩山さんも、目がキョロキョロと落ち着かない様をTV画面で容赦なく曝け出された菅さんも、一国の宰相としての器ではなかったが、百鬼夜行の政界、煮ても焼いても食えぬ輩に比べれば、ある意味でピュアだったのだろう。

 B当の師走選挙、最高裁に違憲状態と指摘された区割りのまま選挙をするのはおかしいとして差し止めを求めた訴訟で最高裁は、「国政選挙の差し止めの訴えを起こせるとした法律の規定はなく、訴えは不適法」と請求を退けた。
 要すれば、“ 結果(合憲・違憲)は別に判断する、やりたければご勝手に ” と言うこと。で、師走選挙が確定した。

 投・開票日の十六日は、柚湯に浸かって南瓜食べて息災にという二十四節気のひとつ “ 冬至 ”、開票速報のために一年で一番長い夜をあてがってくれたということ?
 とまれ、この国の将来を託すに相応しい人を、しっかりと考え投票しょう。

 高槻のYさんがお持ち下さったという「柚子」、早熟性で実が小振りの「花柚」(はなゆ)や「一才柚子」(いっさいゆず)と呼ばれる種らしいが、結実まで時間がかかる所為で、“ 桃栗三年、柿八年、梅は酸(す)い酸い十三年 ” に続けて、“ 柚子の大馬鹿十八年 ” と、気の毒にも からかわれたりするのだとか。
 もう一枚は「ミニバラ」、今秋も沢山の花を咲かせてくれた。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.547

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