いまさらの感もあるが、パソコンや携帯電話の普及が目覚しい。
そのこともあって、常用漢字表が文字生活の実態からかけ離れたとお役所が考えたのだろう、05年から漢字の追加や削除を検討していたらしく、このほど、その答申案がまとまり審議会で承認されたという。
今の漢字表、81年10月に告示されたそうだが、新漢字表、予定どおり年内に告示されれば29年ぶりのことになるのだそうだ。
児童の読み書きや授業や講義でノートをとる中高生や大学生は別として、字を書くことがめっきりと減ったのは何時頃のことだろうか?
ワープロ専用機が、ぼちぼちと職場に入り始めたのが28年ほど前。
今の常用漢字表が定められた頃と時期が重なる。
当時、物珍しさもあって、職場でたった1台のワープロの回り、何時も人だかりがしていた。
差し詰め古いニュースで見聞きした街頭テレビのような賑わいだった。
記録媒体のフロッピー・ディスクも、ドーナツ版のレーコード、これも古いね! ほどの大きさがあった。
あっという間に職場を席巻したワープロ。
そのうちに、手書きの企画書や報告書など、誰も見向きもしな くなった。
その全盛を誇ったワープロ専用機も、マックやウィンドウズの登場でパソコンに取って代わられ、10年余りでうたかたのように職場や家庭から消えてしまった。
そして今、ノートPCに携帯電話、辞書に書籍まで電子。
ソロバン代わりの表計算ソフト、漢字なんて読めりゃいいんで書くのはソフト。
常用漢字なんて知らずとも、一向にねえ! で、リテラシー・読み書きソロバンの能力は、ますますジリ貧って訳?
ちなみにペトロ 日記をつけていること、<50年振り?>の稿で書いたが、その日記、詰まらなくも表計算ソフトのエクセルなのである。
一方でカタリナ 書くことが苦にならぬと見えて、せっせと何事か書いているようだが・・・、まさか恋文?
そういえば昨日、「ラブレターの日」だったそうだが、当節の若者、ラブレターなんてちゃんちゃら可笑しいってさ?
写真、カタリナのアレンジ・フラワーです。
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