GRAND PRIX OF JAPAN
ツインリンクもてぎ
MotoGP 第15戦 日本GP アフター・ザ・フラッグ
■開催日:2011年10月2日(日)決勝
■開催地:もてぎ/日本(4.801km)
■周回数:24周(115.224 km)
■観客:3万3096人(3日間:5万3212人)
■コースコンディション:ドライ
■気温:19度 ■路面温度:31度
■PP:C・スト―ナー(1分45秒267/ホンダ)
■FL:D・ペドロサ(1分46秒090/ホンダ)
過去記事リンク
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RIDERS COMMENT
MotoGP
1. ダニー・ペドロサ Honda 42'47.481
「優勝できて、とてもうれしいです。チームは一生懸命がんばってくれましたし、レース中のペースも悪くなかったと思います。Repsol Honda Teamにとって今回は、ツインリンクもてぎでの初優勝となりました。これまでもてぎでは、125ccと250ccで優勝したことはありますが、MotoGPではなかなか勝てませんでした。それだけに、とてもうれしいです。最初の数周、ケーシーとアンドレアがとても速くてついていけず、序盤は思うようにペースを上げられませんでした。しかし、ケーシーは問題が生じてコースアウト、アンドレアもジャンプスタートでライドスルーになりました。その結果、私は首位に立つことができました。すぐ後ろにロレンソがいましたが、少しづつ引き離すことができました。もてぎではこれまで、いい結果も悪い結果もあったので、本当にうれしいです。昨年、ケガをした大会でしたし、こうして1年後のレースで優勝できて最高の気分です。Hondaとサポートしてくれたすべての人たちに感謝したいです」
2. ホルヘ・ロレンソ Yamaha +7.299
「こんな奇妙なレースになるとは思っていなかったよ。ケイシーがコースアウトして、ドビツィオーゾはペナルティーでポジションを下げた。ダニとはバトルできると思っていたけれど、彼はどんどん調子を上げて、信じられないくらいのハイレベルの走りになった。そして彼は優勝し、僕は彼についていくことができなかった。今日ここで優勝するのはほとんど不可能で、もしもチャンスがあるとしても、ほんのわずかの可能性に過ぎなかったと思う。それでもここまで戦えるだけの素晴らしいマシンを作り上げてくれたチームのみんなに感謝している。そしてもちろん、サーキットへ足を運んで僕らをサポートしてくれた日本のファンにもね」
3. ケーシー・ストーナー Honda +18.380
「今大会は、スタートも決まりましたし、最初の数周はすべてがいい感触でした。そして少しアドバンテージも築くことができました。アンドレアはソフトタイヤでとてもうまく走っていましたが、レースの終盤は私のタイヤがいい働きをするのが分かっていました。ですから、焦りはありませんでしたし、とても快適に走れました。しかし、バックストレートに来た時、マシンが少しぐらつきました。そして大きいバンプに当たってしまい、ブレーキに問題が出てしまいました。それにより止まりきれずコースアウトしましたが、グラベルの先の壁には当たらずに済みました。その時は、これでレースは終わってしまったと思いました。今日は勝てると感じていましたし、とても残念です。ですが、他のみんなも運が悪かったりミスをしたりして、最後には表彰台に立つことができました。今はフィリップアイランドがどんなレースになるのかを楽しみにしています。このアドバンテージをしっかり守らなければいけません。そして、できることなら、次戦は優勝したいです」
4. マルコ・シモンチェリ Honda +23.550
「スタートで愚かなミスをしてしまいました。赤信号が消えるのが少し遅いと思っていたら、視界の端でドヴィツィオーゾが動くのが見えて、ついクラッチミートしてしまいました。それでライドスルーペナルティーを科されました。今は、このようなミスをしている余裕はありませんし、本当に悔しいです。あのようなことがなければ、今日はすばらしい一日にすることができたはずです。表彰台はすぐそこでしたし、それ以上も狙えたかもしれません。残念ですが、最後の数周のドヴィツィオーゾとの戦いは本当に楽しかったです。また彼との戦いとなりましたが、今回は彼に勝ててうれしいです。すばらしい気分でした」
5. アンドレア・ドヴィツィオーゾ Honda +23.691
「信じられないミスでした。自分のキャリアの中でジャンプスタートは初めてです。今日は優勝できると思っていました。それだけに残念です。信号が青になる前になぜバイクが動いたのかわかりません。ですが、すぐにライドスルーになると思いました。最初の数周は、いい感触があり、ソフトタイヤをはいてるのは私だけでしたし、リードを築こうと一生懸命プッシュしました。この選択は正しかったと思います。ケーシーに追いつきそうになり、ケーシーがはらんだので私がレースをリードしました。ですが、残念ながら長くは続きませんでした。ライドスルーを終え、レースに戻り、一生懸命プッシュしたのですが、優勝に向けて戦っている時とは違いました。最後の5周はリアタイヤが消耗し始めてペースが上がらなくなりました。その間にシモンチェリが追い上げてきて、最後は抜かれてしまいました。チームには申し訳ないと思っています。チャンピオンシップでも残念です。ただ、今大会では速さを示すことができたので、よかったと思います。次のフィリップアイランドはしっかりと結果につなげたいです」
6. ベン・スピーズ Yamaha +37.604
「ちょっと残念なレースになってしまった。スタートはとても良かったし、マシンのフィーリングも最高だったんだけどね...。ダニの後ろの絶好のポジションにつけていたのに、第3コーナーの立ち上がりで後ろから追突されてしまった。これで片手がハンドルから外れてしまい、マシンをうまくコントロールできないままグラベルに突っ込んでしまったんだ。何とかスピードを落とそうと必死で頑張ったけれど、結局は持ちこたえられなかった。
コースに戻ったときには遅いライダーが何人かいたので、いくらかでもポイントは獲れるだろうと考えた。あきらめずに身体を伏せてプッシュし、トップ10入りを目指していくと、ラップタイムも上がって前方のグループに近づいていくことができたんだ。もしも好スタートからクリアラップをとれていれば、46秒台で最後まで走りきることができたはず。そうすれば表彰台争いに絡むことができたと思うので、今日のことは本当に悔しいんだ。でもこれがレースというもの。悔しいけれど、仕方がない。誰かを責めるつもりはないよ。ただ残念な気持ちだけ。これからまた前を見て進んでいくよ」
7. ニッキー・ヘイデン Ducati +39.167
「今週末はマシンのフィーリングがかなり良かった。今朝のウォームアップでは8番手にとどまったが、安定したラップが刻めていた。ニューマシンにスイッチしてからここまで手応えを感じたのは初めてだった。スタートでは周りのライダーが動いたので、危うくフライングするところだった。ターン1出口でバレと接触してコースアウトし、タイムをロスした。だが、僕達はレースをしているのだし、オープニングラップではああいうアクシデントが起こっても不思議ではない。その後はすぐにリズムに乗ることができた。ケーシーにオーバーテイクされた時は、そのまま後ろについて一緒にバウティスタをパスするつもりだったが、ちょっとアグレッシブになりすぎたらしく、グラベルに入ってしまった。今日はライバルにミスが続出していたので、良い結果を得る絶好の機会だったが、自分のミスでチャンスを逃した。一生懸命仕事をしてくれたスタッフの労に報いることができなかったのが残念でならない。フィリップアイランドは好きなサーキットなので、うまくまとめて結果に繋げたい」
8. コーリン・エドワーズ Yamaha +45.023
「何というレースだ!コーナーをひとつ抜けるたびに誰かが転がっているような状況だから、すべての出来事を思い出すことさえ難しい。大変な混乱で、サバイバル・ゲームそのもの。カルがフライングをしたと思ったら、次の瞬間にはバレンティーノとベンがグラベルに突っ込んだ。そのあとケイシーもコースアウト。そんななかで僕はひたすら身体を伏せて、リアタイヤが暖まるのを待ってペースを上げていったんだ。
でも青山をパスするのに時間をかけ過ぎてしまった。同時に、抜くことができないまま、ずっと誰かの後ろについているのは本当につらいことだったよ。彼のライディング・スタイルは、コーナー途中でブレーキングし、そこからホンダのパワーを使って一気に加速していくもの。そして加速性のアドバンテージで数メートルも前へ行ってしまうんだ。正直に言うと、ウイークを通して僕のペースはあまり上がっていなかった。だから8位を獲得できたのは上出来なんだ。次のフィリップ・アイランドではもっと速く走れるように努力を続けていくよ」
9. 青山 博一 Honda +49.074
「スタートグリッドについてもタイヤの選択に迷いましたが、最終的に路面温度が昨日と同じくらいになったので、予定通りハードをチョイスしました。しかし、スタートしてからは昨日とはまるでフィーリングが違い、ペースを上げることができませんでした。ストレートでスピニングが激しく、タイムロスしました。終盤はペースを落としたことで順位を落としました。リザルトには満足していませんが、精一杯の走りができたと思います。日本のファンの声援に感謝したいです」
10. ランディ・ド・ピュニエ Ducati +59.022
「トップ8に入る可能性が高かっただけに、今日の結果には満足する事は出来ない。青山やエリアスの後ろで走行中に、何かボードにサイン(ライドスルーペナルティ)が表示されていたが、自分のナンバーが出ていないか毎ラップ確認せねばならなかった。それで、ストレートで少し遅くなり、次のコーナーでブレーキングミスをして、前のグループに接触しそうになった。その後、何とか挽回しようと頑張ったけど、マシンは思い通りにはいかなかった。アラゴンでは、倒れたライダーを避けるためにコースアウトしたが、マシンの調子は最高だった。しかし、ここでは良い感触を得られなかった。次のオーストラリアでは、再びそれを見つける事を望んでいるよ。」
11. カル・クラッチロー Yamaha +1'13.964
「こんなレースのあとで、何から話せばいい?ジャンプスタートをしてしまったことはわかっていたよ。目の前にシモンチェリがいて、彼が動いたのを見て僕もクラッチを離したんだからね。そのあとは懸命にプッシュして、ピットストップを課せられる前に少しでも順位をあげておきたかった。それでエリアスをパスしようとしたとき、彼が絶妙のブレーキングをしたので、僕はあやうく突っ込みそうになってグラベルに出てしまった。このアクシデントと、ペナルティーの時間を差し引いたとすれば、間違いなく7位以内に入れていたよ...。
こうしたいろいろなドラマが終わったあとは、とにかく完走してヤマハやテック3のために少しでもポイントを獲得したいと思うようになった。これで4回連続の完走。今回もまたたくさんの経験を積むことができたよ。体調はベストの状態ではなかったし、初めてのコースだったのだから、こうしてポイントを持ち帰ることができたことは良かったと思う。残りの3戦はフィリップ・アイランド、セパン、バレンシアともに走ったことがあるからとても楽しみ。好成績を目指すよ」
12. 秋吉 耕佑 Honda +1'21.709
「今日の自分のパフォーマンスにはとても満足しています。もう少しいいスタートが切れていたらとも思いますが、最後まで安定して走ることができました。日本のファンがレースウイークを楽しめていればと思っています。そしてチームのすばらしい仕事に感謝しています」
13. 伊藤 真一 Honda +1'26.381
「まず、再びMotoGPマシンでレースをするチャンスを与えてくれたHondaに感謝します。そしてこのレースを通じて、東日本大震災の被災者に勇気を与えることができればうれしいです。今回の目標は完走することでしたので、それを達成できました。今日は転倒者が多い厳しいレースでした。金曜日の転倒で体調があまりよくなく、レース前半は大変でしたが、最後までがんばろうと思いました。終盤はペースを上げられたので、満足しています。今日のレースは、来季からの1000ccのマシンのテストへ向けたトレーニングにもなりました。これから先、他のバイクレースに出場する予定はありません。国内の4輪レースに出場するのであれば、Hondaのマシンで出場したいです」
DNF トニー・エリアス Honda 7 Laps
「リタイアに終わり、とても残念です。7位争いに加われたし、今季のベストリザルトを残せたかもしれません。ウオームアップの後に行った調整でマシンは安定していました。そしてグリッドは悪かったのですが、とてもいいスタートを切ることができました。予選よりも速かったですし、フロントタイヤの感触もとてもよかったです。このペースであればいい結果を残せると思っていました。ですが、ハードブレーキングポイントの5コーナーで バンプに乗り、フロントを失って転倒しました。とにかく、努力してくれたみんなに感謝したいです。フィリップアイランドを楽しみにしています」
DNF アルバロ・バウティスタ Suzuki 11 Laps
「期待された結果が出せずに残念だ。昨日より気温が低く、オープニングラップからできるだけ前に出て行きたかったので、ソフトのリヤタイヤを選んだ。スタートは、ジャンプスタートしたライダーに惑わされて、レッドシグナルが消えた時、少し出遅れた。その後第2コーナーでクラッシュがあって順位を上げた。数ラップして、ジャンプスタートしたライダー達がピットに入ったので、3番手になったが、これは自分の実力というよりは運良く順位が上がっただけだ。それからケーシーにパスされ、後ろにいたアンドレアとの距離と残り集回数を考えて、アンドレアとの差をキープするためにケーシーについていこうとした。けれど最終コーナーの手前でフロントを滑らせクラッシュして、レースは終わった。一生懸命取り組んで、フリー走行、予選と徐々に調子を上げ、決勝は良いところを走っていたのに、最後まで運は味方してくれなかった。チームにとっても残念な結果で、申し訳なく思っている。スズキのホームGPで良いレースをして結果を出したかっただけに、スズキにも謝りたい。この週末にポジティブだった点を次のレースでも活かして、結果を出せるよう頑張りたい。」
DNF ダミアン・カドリン Ducati 11 Laps
「良いスタートを切れたし、フィーリングもよかったので、最初のラップで、コーリンとランディをパスで来ると思いました。しかし、ルーキーとして、クラッシュを避けなければと考えました。しばらくして、マシンとの良い対話も出来ていたので、秋吉についていくことができました。終盤まで彼についていき、残り数周となったところで抜こうと思っていました。しかし、タイトな左コーナーでブレーキングが遅れ、フロントを失ってしまった。週末をこのような形で終える事はとても残念です。また近い将来にGPで走りたいです。このような素晴らしい経験を与えてくれたプラマックレーシングチームに感謝しています。」
DNF エクトール・バルベラ Ducati 23 Laps
フロントから転倒し、路面にたたきつけられた衝撃で意識を失い、ヘリで獨協大学病院に搬送された。CTスキャンの結果、右鎖骨骨折と首にダメージを受けていた。入院し、24時間から48時間の安静が必要である。
DNF ヴァレンティーノ・ロッシ Ducati 0 Lap
「たったふたつコーナーをクリアしただけでレースが終わってしまった。今週末は進歩を実感していたうえに、マシンへの理解も深まっていたので、本当に残念だ。今朝のウォームアップでは4位だった。レースでも1分46秒台後半のタイムで走れたと思う。タイヤについても、リアにハード、フロントにソフトというチョイスは正解だったと思っている。ストーナー、シモンチェリ、ドビツィオーゾがそれぞれミスを犯したので、僕達にも表彰台のチャンスがあったはずだ。今日はちょっと不運だったね。クラッシュの原因は、ターン1で芝生に入ったロレンツォが次のコーナーで急に進路を右に変更したこと。僕はわずかに後ろにいたのだが、彼の死角に入っていたらしい。ロレンツォにヒットされた反動でスピースと接触した。その時、運悪くフロントブレーキレバーが彼に触れてしまった。いずれにしても、一連のアクシデントは典型的なレーシングアクシデントに過ぎない。今日は僕が悪いタイミングで悪い場所にいた、と言うしかないよ。ただし、今週末のドゥカティが良い仕事をしたことに変わりはない。このところ厳しい状況が続いているが、今回はライバルと十分に戦える手応えがあった。今のドゥカティが正しい方向に向かっていると確信している」
- カレル・アブラハム Ducati
「このような状況でレースをするにはリスクがありました。レースに参加できないのは残念ですが、危険を避けるためには、正しい決断だったと思います。」
ポイントスタンディング(ライダー)
1. ケーシー・ストーナー HONDA 300
2. ホルヘ・ロレンソ YAMAHA 260
3. アンドレア・ドヴィツィオーゾ HONDA 196
4. ダニー・ペドロサ HONDA 195
5. ベン・スピーズ YAMAHA 156
6. ヴァレンティーノ・ロッシ DUCATI 139
7. ニッキー・ヘイデン DUCATI 123
8. マルコ・シモンチェリ HONDA 119
9. コーリン・エドワーズ YAMAHA 98
10. 青山 博一 HONDA 94
11. エクトール・バルベラ DUCATI 77
12. アルバロ・バウティスタ SUZUKI 67
13. カル・クラッチロー YAMAHA 57
14. カレル・アブラハム DUCATI 50
15. トニー・エリアス HONDA 47
16. ランディ・ド・ピュニエ DUCATI 39
17. ロリス・カピロッシ DUCATI 29
18. 秋吉 耕佑 HONDA 7
19. ジョン・ホプキンス SUZUKI 6
20. 伊藤 真一 HONDA 3
ポイントスタンディング(コンストラクター)
1. HONDA 355
2. YAMAHA 294
3. DUCATI 162
4. SUZUKI 73
Moto2クラス
1. アンドレア・イアンノーネ Suter 43'25.007
「今日の結果は本当にうれしいです。今回はとても速いレースになるだろうと思っていましたが、マシンの状態がよく、最初から最後まで安定したペースをキープすることができました。チームの努力に本当に感謝しています。予選が終わってから、さらにいい状態にすることができました。ここから先は、今回のようなやり方でレベルをキープしていきます。マルケスとルティは本当に強いライバルで、彼らにはおめでとうと言いたいです」
2. マルク・マルケス Suter +1.999
「難しいレースでした。ここでは、パーフェクトなセットアップを見つけることは難しいのかもしれません。ですが、チームはとてもいい仕事をしてくれたので、レースウイーク中に前進することができました。ただ、今日はイアンノーネが私より速く、優勝するためにベストを尽くしましたが、終盤はチャンピオンシップのことを考えて無理をしませんでした。残り10周で『P2 OK』というボードを見ました。今日は大変なレースでしたが、完ぺきな状態ではない中で2位になれた意味は大きいと思います」
3. トーマス・ルティ Suter +3.686
「今大会は、レースウイークを通じていいペースで走れたので、表彰台に上がれたのだと思います。今年は苦労しましたが、ようやくいいペースを見つけることができました。すばらしい気分です。序盤のフルタンクの時は、フロントに少し問題がありましたが、それからは調子がよくなりました。表彰台に立つのは久しぶりなので、とてもうれしいです」
4. ステファン・ブラドル Kalex +4.313
5. シモーネ・コルシ FTR +4.647
6. アレックス・デ・アンジェリス Motobi +4.813
7. ブラッドリー・スミス Tech 3 +10.520
8. ドミニク・エガーター Suter +10.725
9. エステベ・ラバト FTR +11.387
10. ミカ・カリオ Suter +12.803
11. ザビエル・シメオン Tech 3 +18.259
12. アンソニー・ウェスト MZ-RE Honda +20.815
13. ミケーレ・ピロ Moriwaki +23.795
14. マティア・パッシーニ FTR +24.388
15. ポル・エスパルガロ FTR +34.071
16. ジュール・クルーゼル Suter +38.236
17. ケニー・ノエス FTR +39.505
18. マックス・ノイキルヒナー MZ-RE Honda +39.609
19. ケナン・ソフォーグル Suter +42.296
20. スコット・レディング Suter +44.162
21. ヴァレンティン・デビーズ FTR +46.662
22. ラタバー・ウィライロー FTR +46.950
23. ヨニー・エルナンデス FTR +49.625
24. ランディ・クルメンナッハー Kalex +50.590
25. ロベルティーノ・ピエトリ Suter +52.044
26. ホアン・オリベ FTR +52.365
27. マイク・ディ・メッリオ Tech 3 +1'02.873
28. 小山 知良 TSR 6 +1'35.559
「応援して下さったファンの皆様、応援有難う御座いました。今週末は、車体のセッティングに非常に苦労して、非常に厳しい週末でした・・・。スタートダッシュを決めてポジションアップに成功したが、2度のコースアウトでポジションを大幅に落としてしまいました。最悪な結果でしたが、この結果を受け止めて、来週の全日本に向けて気持ちを切り替え、来週末頑張ります。」
29. マシェル・アル・ナイミ Moriwaki +1'35.771
30. 高橋 裕紀 Moriwaki 1 Lap
「スタートはよかったのですが、序盤の混戦の中で、強引な走りをするマシンとの接触を避けるために順位を落としてしまいました。その遅れを取り戻そうとして、ヘアピンでコースアウトを喫し、転んでしまいました。再スタートが切れたので最後まで走りましたが、悔しいレースでした」
31. アレックス・エスパルガロ Pons Kalex 3 Laps
DNF アクセル・ポンス Pons Kalex 6 Laps
DNF サンティアゴ・エルナンデス FTR 6 Laps
DNF ジョルディ・トレース Suter 0 Lap
DNF ラファエル・デ・ローサ Suter 0 Lap
DNF リカルド・カルダス Moriwaki 0 Lap
ポイントスタンディング(ライダー)
1. マルク・マルケス SUTER 235
2. ステファン・ブラドル KALEX 234
3. アンドレア・イアンノーネ SUTER 157
4. アレックス・デ・アンジェリス MOTOBI 132
5. シモーネ・コルシ FTR 126
6. ブラッドリー・スミス TECH 3 121
7. トーマス・ルティ SUTER 121
8. エステベ・ラバト FTR 74
9. 高橋裕紀 MORIWAKI 71
10. アレックス・エスパルガロ PONS KALEX 65
11. ドミニク・エージャーター SUTER 63
12. フリアン・シモン SUTER 62
13. ランディ・クルメンナッハ KALEX 52
14. ミケーレ・ピロ MORIWAKI 48
15. スコット・レディング SUTER 48
16. ポル・エスパルガロ FTR 46
17. ケナン・ソフォーグル SUTER 45
18. ジュール・クルーゼル SUTER 35
19. マックス・ノイキルヒナー MZ-RE HONDA 35
20. ヨニー・ヘルナンデス FTR 33
21. ミカ・カリオ SUTER 31
22. マティア・パシーニ FTR 28
23. アンソニー・ウエスト MZ-RE HONDA 27
24. アレックス・バルドリーニ PONS KALEX 18
25. ザビエル・シメオン TECH 3 14
26. マイク・ディ・ミリオ TECH 3 12
27. ケブ・コフラン FTR 11
28. クラウディオ・コルティ SUTER 9
29. ラタパーク・ウィライロー FTR 4
30. リカル・カルダス MORIWAKI 2
31. アクセル・ポンス PONS KALEX 1
ポイントスタンディング(コンストラクター)
1. SUTER 323
2. KALEX 241
3. FTR 161
4. MOTOBI 132
5. TECH 3 131
6. MORIWAKI 98
7. PONS KALEX 66
8. MZ-RE HONDA 48
125ccクラス
1. ヨハン・ザルコ Derbi 39'49.968
2. ニコラス・テロール Aprilia +5.900
3. エクトール・ファウベル Aprilia +13.605
4. マーヴェリック・ビニャーレス Aprilia +16.191
5. サンドロ・コルテセ Aprilia +23.422
6. ジョナス・フォルガー Aprilia +23.661
7. アルベルト・モンカヨ Aprilia +24.034
8. アドリアン・マーチン Aprilia +24.171
9. ダニー・ケント Aprilia +49.118
10. アレッサンドロ・トヌッチ Aprilia +51.393
11. ヤクブ・コーンフェイル Aprilia +51.893
12. マルセル・シュロッター Mahindra +1'01.043
13. ジャスパー・イウェマ Aprilia +1'04.921
14. ハリー・スタッフォード Aprilia +1'05.606
15. ザルファミ・カイルディン Derbi +1'06.245
16. ジャック・ミラー KTM +1'07.653
17. 大久保 光 Honda +1'07.770
18. ストゥーラ・ファウガーハウグ Aprilia +1'11.052
19. ジュリアン・ペドーネ Aprilia +1'15.954
20. ブラッド・ビンダー Aprilia +1'16.227
21. 森 俊也 Aprilia +1'16.729
22. ホアン・ペレーロ Aprilia +1'17.514
23. ルイス・サロム Aprilia +1'40.618
24. 山本 剛大 Honda +1'41.836
25. ルカ・ファブリッツィオ Aprilia 1 Lap
DNF テイラー・マッケンジー Aprilia 3 Laps
DNF アレックス・マスボー KTM 7 Laps
DNF 渡辺 陽向 Honda 10 Laps
DNF ダニー・ウェッブ Mahindra 11 Laps
DNF エフレン・バスケス Derbi 12 Laps
DNF ニクラス・アジョ Aprilia 19 Laps
DNF ルイージ・マルシアーノ Aprilia 19 Laps
DNF ジョセップ・ロドリゲス Aprilia 19 Laps
DNS ルイス・ロッシ Aprilia 0 Lap
DNS 大西 隼 Honda 0 Lap
ポイントスタンディング
1. ニコラス・テロール アプリリア 261
2. ヨハン・ザルコ デルビ 230
3. マーヴェリック・ビニャーレス アプリリア 190
4. サンドロ・コルテセ アプリリア 180
5. ジョナス・フォルガー アプリリア 140
6. エクトール・ファウベル アプリリア 139
7. エフレン・バスケス デルビ 129
8. セルジオ・ガデア アプリリア 103
9. ルイス・サロム アプリリア 87
10. ダニー・ケント アプリリア 76
監督
ウィルコ・ズィーレンベルグ (ヤマハ・ファクトリーチーム・マネジャー)
「たくさんのハプニングがあったことを除けば、最もエキサイティングなレースというわけではなかった。もちろん、勝ちたかったけれど、ダニは我々よりも毎ラップ、コンマ数秒速かった。序盤、ホルヘは付いて行くチャンスがあったけれど、中盤以降難しくなり、2番手を確実なものにすべくコンスタントに走りきった。ダニに挑戦するには開きすぎていたし、ケーシーとの差も安全圏だったからね。チャンピオンシップポイントでは4ポイント差を詰めたものの、まだ40ポイント差をつけられている。まだチャンスがなくなった訳ではないし、一戦ずつ戦っていく。残り3戦、チャンスのあるかぎり、ケーシーがチャンピオンを決めるタイミングをとにかく延ばしていくだけだ」
マッシモ・メレガリ (ヤマハ・ファクトリーチーム・ディレクター)
「3コーナーでアクシデントに見舞われたけれど、ベンはいいレースをしてくれた。レース中の色々な出来事を見ていて、表彰台を獲得できるんじゃないかと思っていた。彼のペースは、表彰台に届くには十分だったからね。今回のことはレースではよくあることだけれど、本当に残念だった。ホルヘはベストを尽くした。これ以上ないくらいにね。完璧なレースだったよ。良いスタートを切ってすこしでもギャップを埋めようと常にプッシュしていたからね。次のレースが楽しみだし、我々にできる限りの最善を尽くし続けるよ」
エルベ・ポンシャラル (モンスター・ヤマハ・テック3チーム監督)
「様々な出来事が起きた大変なレースだったが、最終的にコーリンとカルがともにポイントを獲得してくれたのでうれしく思っている。コーリンはほとんどトラブルがなく、順調にトップ10入りを果たした。運を味方につけた格好だが、彼はそれを十分に生かして今回もまたノンファクトリーのトップに立ったのだ。ヤマハのホームレースでこのような活躍ができたことを、彼自身も喜んでいい。
カルのほうは、おそらくこれまでに、今日ほど厳しいレースは経験がないだろう。しかしいくつもの困難を乗り越えて、最後まであきらめずに走りきった。スタートでは、ドビジオーゾとシモンセリが動くのを見てクラッチを離したのだと思うが、それによって動揺することはなかった。また序盤でコースアウトしてしまったのは不運だった。あれさえなければ、ペナルティーがあったとしてもトップ10には楽に入れていたはずだからだ。コーリンもカルも素晴らしいファイティング・スピリットを見せてくれた。ヤマハ・ファンは彼らの努力を称賛してくれるだろう。次のフィリップ・アイランドでも、ふたり揃ってトップ10入りを果たせるよう期待している」
辻 幸一 (ヤマハ・MS開発部 MotoGPグループリーダー)
「日本GPは4月に予定されておりましたが、震災の影響で10月の開催となりました。サーキット路面も大きく改修されており、新たな路面でマシンのセッティングを大幅に見直さなければなければならなくなりしたが、決勝レースにはセッティングもまとまりロレンソ選手が2位表彰台を獲得。相棒のベン選手はスタート直後にコースアウトし最後尾まで順位を落としたものの、最終的には6位でチェッカーを受けることができました。チャンピオンシップポイントは4ポイント縮まったものの40ポイント差があります。残り3戦ですが最後まで諦めずに戦っていきます。
改めて、日本GP開催に多大な努力をされた関係者の方々に多大なる感謝をするとともに、モトGPを通じ日本の強さを全世界のレースファンに見せることができたと思います。ヤマハ世界GP参戦50周年を表彰台の真中で飾れなかった事は非常に残念でしたが、これからも引続きご声援の程、よろしくお願いします」
中本修平 (Repsol Honda Team チーム代表)
「04年以来、7年ぶりに優勝を達成できてほっとしています。今回は、PPから好スタートを切ったケーシーが序盤からいいペースを刻みました。しかし、ヘアピンの立ち上がりでウイリーして振られ、そのときにブレーキのパッドが開き、90度コーナーで止まりきれなかったようです。それにより、7番手までポジションを落としましたが、3位まで追い上げたのはすばらしいと思います。今日はハードタイヤでレースに挑みましたが、チャターも出ていたし、コースアウトがなければ、追い上げてきたダニとの厳しい戦いになっていたかも知れません。一方で、序盤ややペースが上がらなかったダニは、その後はすべて順調でした。Hondaにとっては、とてもうれしい勝利です。アンドレアとシモンチェリは、ジャンプスタートがなければ、当然、表彰台争いができたはずなので、残念でした」
ポール・デニング (スズキ・チーム、マネージャ)
「スズキのホ-ムGPで、4番手を走っていてクラッシュというのは、ただただ残念としか言えない。しかしながら、この週末に良かった点についても評価したい。寒く曇った気象条件下でGSV-Rが素晴らしいパフォーマンスを発揮したこと。予選でアルバロが自身ベストタイの8位と健闘したこと。我々もまた誠心誠意レースに取り組んだ。ホンダやヤマハとのマシン比較はさておき、今日のように4位を狙える状況もある。フィニッシュまであと10ラップ余りとなった時点で、後方のドヴィツィオーゾとの差は7秒だけで、かなり攻めなければ4番手の位置をキープできないことをアルバロはわかっていた。5位や6位でもいいとは考えないし、レースとはそういうものだ。クラッシュはハイスピードで起きたが怪我はないので、次のレースを期待したい。」
ヴィットリアーノ・グアレスキ (Ducati MotoGP Team Manager)
「このような結果に終わってしまったが、ポジティブな材料も見つかっている。3日間を通じて、バレンティーノとニッキーとの協力体制で仕事を進め、良いレースをする準備は整っていた。バレは今朝のウォームアップでもかなり乗れていたので、期待が高まっていた。本人もセットアップに満足しており、上位争いに加われる手応えも感じていたようだが、スタート直後にロレンツォと絡んでしまった。あのシーンを見た瞬間、本当にガッカリした。ニッキーは良いペースで周回し、4位争いのバトルに加わっていたが、わずかのミスがたたって順位を落とした。最終的に7位という結果を得たものの、現在のポテンシャルからすれば物足りないリザルトだ。残り3戦すべてでポテンシャルを発揮できるよう努力する」
ブリジストン
森本芳之 (ブリヂストン 常務執行役員)
「見事優勝を飾ったレプソル・ホンダ・チームとダニ・ペドロサ選手に心からお祝い申し上げます。今年の日本グランプリは、東日本大震災による影響で、4月の開催が延期されましたが、今回、無事に開催できたことを心から喜んでいます。そしてMotoGPの公式タイヤサプライヤーとして3回目の日本グランプリを足元からしっかり支えることができたことを大変誇りに思っています。ブリヂストンは、これからも全てのチームに対して安全で品質の安定したタイヤの供給と公平なサービスの提供に取り組んでまいります」
浜島裕英 (タイヤ開発第2本部フェロー)
「今日はコース上で様々な出来事があり波乱のレースになりましたが、ダニとホルヘに関しては何のトラブルもなくトップの位置を走行し続けました。レースが始まる時刻になって太陽が顔を覗かせたので、路面も温かくなり、天候に左右されるレースタイヤの選択については、多くの選手がぎりぎりまで迷うような状況でした。フロントに関しては、ブレーキング時の安定性という面で硬めのコンパウンドが常に好まれていましたが、リアの選択は大きく分かれることになりました。上位4選手は迷わず硬めのコンパウンドを選びましたが、柔らかめをチョイスしたアルバロも一時は3番手を走る好内容のパフォーマンスでした。また、柔らかめのリアタイヤを装着したアンドレアと硬めのリアタイヤのマルコが最後まで激しい戦いを繰り広げたことにも、満足をしています」
ツインリンクもてぎ
MotoGP 第15戦 日本GP アフター・ザ・フラッグ
■開催日:2011年10月2日(日)決勝
■開催地:もてぎ/日本(4.801km)
■周回数:24周(115.224 km)
■観客:3万3096人(3日間:5万3212人)
■コースコンディション:ドライ
■気温:19度 ■路面温度:31度
■PP:C・スト―ナー(1分45秒267/ホンダ)
■FL:D・ペドロサ(1分46秒090/ホンダ)
過去記事リンク
MotoGP : 第15戦 日本GP プレビュー
MotoGP : 青山の来季は?
MotoGP : 第15戦 日本GP 初日 結果
MotoGP : メモリアルラン&マシン
MotoGP : 第15戦 日本GP 初日 コメント
MotoGP : 第15戦 日本GP FP3 結果
MotoGP : 第15戦 日本GP 予選 結果
MotoGP : 第15戦 日本GP 予選 コメント
MotoGP : 第15戦 日本GP WUP 結果
MotoGP : 第15戦 日本GP 決勝 結果
MotoGP : 日本GP ライダー毎まとめ
RIDERS COMMENT
MotoGP
1. ダニー・ペドロサ Honda 42'47.481
「優勝できて、とてもうれしいです。チームは一生懸命がんばってくれましたし、レース中のペースも悪くなかったと思います。Repsol Honda Teamにとって今回は、ツインリンクもてぎでの初優勝となりました。これまでもてぎでは、125ccと250ccで優勝したことはありますが、MotoGPではなかなか勝てませんでした。それだけに、とてもうれしいです。最初の数周、ケーシーとアンドレアがとても速くてついていけず、序盤は思うようにペースを上げられませんでした。しかし、ケーシーは問題が生じてコースアウト、アンドレアもジャンプスタートでライドスルーになりました。その結果、私は首位に立つことができました。すぐ後ろにロレンソがいましたが、少しづつ引き離すことができました。もてぎではこれまで、いい結果も悪い結果もあったので、本当にうれしいです。昨年、ケガをした大会でしたし、こうして1年後のレースで優勝できて最高の気分です。Hondaとサポートしてくれたすべての人たちに感謝したいです」
2. ホルヘ・ロレンソ Yamaha +7.299
「こんな奇妙なレースになるとは思っていなかったよ。ケイシーがコースアウトして、ドビツィオーゾはペナルティーでポジションを下げた。ダニとはバトルできると思っていたけれど、彼はどんどん調子を上げて、信じられないくらいのハイレベルの走りになった。そして彼は優勝し、僕は彼についていくことができなかった。今日ここで優勝するのはほとんど不可能で、もしもチャンスがあるとしても、ほんのわずかの可能性に過ぎなかったと思う。それでもここまで戦えるだけの素晴らしいマシンを作り上げてくれたチームのみんなに感謝している。そしてもちろん、サーキットへ足を運んで僕らをサポートしてくれた日本のファンにもね」
3. ケーシー・ストーナー Honda +18.380
「今大会は、スタートも決まりましたし、最初の数周はすべてがいい感触でした。そして少しアドバンテージも築くことができました。アンドレアはソフトタイヤでとてもうまく走っていましたが、レースの終盤は私のタイヤがいい働きをするのが分かっていました。ですから、焦りはありませんでしたし、とても快適に走れました。しかし、バックストレートに来た時、マシンが少しぐらつきました。そして大きいバンプに当たってしまい、ブレーキに問題が出てしまいました。それにより止まりきれずコースアウトしましたが、グラベルの先の壁には当たらずに済みました。その時は、これでレースは終わってしまったと思いました。今日は勝てると感じていましたし、とても残念です。ですが、他のみんなも運が悪かったりミスをしたりして、最後には表彰台に立つことができました。今はフィリップアイランドがどんなレースになるのかを楽しみにしています。このアドバンテージをしっかり守らなければいけません。そして、できることなら、次戦は優勝したいです」
4. マルコ・シモンチェリ Honda +23.550
「スタートで愚かなミスをしてしまいました。赤信号が消えるのが少し遅いと思っていたら、視界の端でドヴィツィオーゾが動くのが見えて、ついクラッチミートしてしまいました。それでライドスルーペナルティーを科されました。今は、このようなミスをしている余裕はありませんし、本当に悔しいです。あのようなことがなければ、今日はすばらしい一日にすることができたはずです。表彰台はすぐそこでしたし、それ以上も狙えたかもしれません。残念ですが、最後の数周のドヴィツィオーゾとの戦いは本当に楽しかったです。また彼との戦いとなりましたが、今回は彼に勝ててうれしいです。すばらしい気分でした」
5. アンドレア・ドヴィツィオーゾ Honda +23.691
「信じられないミスでした。自分のキャリアの中でジャンプスタートは初めてです。今日は優勝できると思っていました。それだけに残念です。信号が青になる前になぜバイクが動いたのかわかりません。ですが、すぐにライドスルーになると思いました。最初の数周は、いい感触があり、ソフトタイヤをはいてるのは私だけでしたし、リードを築こうと一生懸命プッシュしました。この選択は正しかったと思います。ケーシーに追いつきそうになり、ケーシーがはらんだので私がレースをリードしました。ですが、残念ながら長くは続きませんでした。ライドスルーを終え、レースに戻り、一生懸命プッシュしたのですが、優勝に向けて戦っている時とは違いました。最後の5周はリアタイヤが消耗し始めてペースが上がらなくなりました。その間にシモンチェリが追い上げてきて、最後は抜かれてしまいました。チームには申し訳ないと思っています。チャンピオンシップでも残念です。ただ、今大会では速さを示すことができたので、よかったと思います。次のフィリップアイランドはしっかりと結果につなげたいです」
6. ベン・スピーズ Yamaha +37.604
「ちょっと残念なレースになってしまった。スタートはとても良かったし、マシンのフィーリングも最高だったんだけどね...。ダニの後ろの絶好のポジションにつけていたのに、第3コーナーの立ち上がりで後ろから追突されてしまった。これで片手がハンドルから外れてしまい、マシンをうまくコントロールできないままグラベルに突っ込んでしまったんだ。何とかスピードを落とそうと必死で頑張ったけれど、結局は持ちこたえられなかった。
コースに戻ったときには遅いライダーが何人かいたので、いくらかでもポイントは獲れるだろうと考えた。あきらめずに身体を伏せてプッシュし、トップ10入りを目指していくと、ラップタイムも上がって前方のグループに近づいていくことができたんだ。もしも好スタートからクリアラップをとれていれば、46秒台で最後まで走りきることができたはず。そうすれば表彰台争いに絡むことができたと思うので、今日のことは本当に悔しいんだ。でもこれがレースというもの。悔しいけれど、仕方がない。誰かを責めるつもりはないよ。ただ残念な気持ちだけ。これからまた前を見て進んでいくよ」
7. ニッキー・ヘイデン Ducati +39.167
「今週末はマシンのフィーリングがかなり良かった。今朝のウォームアップでは8番手にとどまったが、安定したラップが刻めていた。ニューマシンにスイッチしてからここまで手応えを感じたのは初めてだった。スタートでは周りのライダーが動いたので、危うくフライングするところだった。ターン1出口でバレと接触してコースアウトし、タイムをロスした。だが、僕達はレースをしているのだし、オープニングラップではああいうアクシデントが起こっても不思議ではない。その後はすぐにリズムに乗ることができた。ケーシーにオーバーテイクされた時は、そのまま後ろについて一緒にバウティスタをパスするつもりだったが、ちょっとアグレッシブになりすぎたらしく、グラベルに入ってしまった。今日はライバルにミスが続出していたので、良い結果を得る絶好の機会だったが、自分のミスでチャンスを逃した。一生懸命仕事をしてくれたスタッフの労に報いることができなかったのが残念でならない。フィリップアイランドは好きなサーキットなので、うまくまとめて結果に繋げたい」
8. コーリン・エドワーズ Yamaha +45.023
「何というレースだ!コーナーをひとつ抜けるたびに誰かが転がっているような状況だから、すべての出来事を思い出すことさえ難しい。大変な混乱で、サバイバル・ゲームそのもの。カルがフライングをしたと思ったら、次の瞬間にはバレンティーノとベンがグラベルに突っ込んだ。そのあとケイシーもコースアウト。そんななかで僕はひたすら身体を伏せて、リアタイヤが暖まるのを待ってペースを上げていったんだ。
でも青山をパスするのに時間をかけ過ぎてしまった。同時に、抜くことができないまま、ずっと誰かの後ろについているのは本当につらいことだったよ。彼のライディング・スタイルは、コーナー途中でブレーキングし、そこからホンダのパワーを使って一気に加速していくもの。そして加速性のアドバンテージで数メートルも前へ行ってしまうんだ。正直に言うと、ウイークを通して僕のペースはあまり上がっていなかった。だから8位を獲得できたのは上出来なんだ。次のフィリップ・アイランドではもっと速く走れるように努力を続けていくよ」
9. 青山 博一 Honda +49.074
「スタートグリッドについてもタイヤの選択に迷いましたが、最終的に路面温度が昨日と同じくらいになったので、予定通りハードをチョイスしました。しかし、スタートしてからは昨日とはまるでフィーリングが違い、ペースを上げることができませんでした。ストレートでスピニングが激しく、タイムロスしました。終盤はペースを落としたことで順位を落としました。リザルトには満足していませんが、精一杯の走りができたと思います。日本のファンの声援に感謝したいです」
10. ランディ・ド・ピュニエ Ducati +59.022
「トップ8に入る可能性が高かっただけに、今日の結果には満足する事は出来ない。青山やエリアスの後ろで走行中に、何かボードにサイン(ライドスルーペナルティ)が表示されていたが、自分のナンバーが出ていないか毎ラップ確認せねばならなかった。それで、ストレートで少し遅くなり、次のコーナーでブレーキングミスをして、前のグループに接触しそうになった。その後、何とか挽回しようと頑張ったけど、マシンは思い通りにはいかなかった。アラゴンでは、倒れたライダーを避けるためにコースアウトしたが、マシンの調子は最高だった。しかし、ここでは良い感触を得られなかった。次のオーストラリアでは、再びそれを見つける事を望んでいるよ。」
11. カル・クラッチロー Yamaha +1'13.964
「こんなレースのあとで、何から話せばいい?ジャンプスタートをしてしまったことはわかっていたよ。目の前にシモンチェリがいて、彼が動いたのを見て僕もクラッチを離したんだからね。そのあとは懸命にプッシュして、ピットストップを課せられる前に少しでも順位をあげておきたかった。それでエリアスをパスしようとしたとき、彼が絶妙のブレーキングをしたので、僕はあやうく突っ込みそうになってグラベルに出てしまった。このアクシデントと、ペナルティーの時間を差し引いたとすれば、間違いなく7位以内に入れていたよ...。
こうしたいろいろなドラマが終わったあとは、とにかく完走してヤマハやテック3のために少しでもポイントを獲得したいと思うようになった。これで4回連続の完走。今回もまたたくさんの経験を積むことができたよ。体調はベストの状態ではなかったし、初めてのコースだったのだから、こうしてポイントを持ち帰ることができたことは良かったと思う。残りの3戦はフィリップ・アイランド、セパン、バレンシアともに走ったことがあるからとても楽しみ。好成績を目指すよ」
12. 秋吉 耕佑 Honda +1'21.709
「今日の自分のパフォーマンスにはとても満足しています。もう少しいいスタートが切れていたらとも思いますが、最後まで安定して走ることができました。日本のファンがレースウイークを楽しめていればと思っています。そしてチームのすばらしい仕事に感謝しています」
13. 伊藤 真一 Honda +1'26.381
「まず、再びMotoGPマシンでレースをするチャンスを与えてくれたHondaに感謝します。そしてこのレースを通じて、東日本大震災の被災者に勇気を与えることができればうれしいです。今回の目標は完走することでしたので、それを達成できました。今日は転倒者が多い厳しいレースでした。金曜日の転倒で体調があまりよくなく、レース前半は大変でしたが、最後までがんばろうと思いました。終盤はペースを上げられたので、満足しています。今日のレースは、来季からの1000ccのマシンのテストへ向けたトレーニングにもなりました。これから先、他のバイクレースに出場する予定はありません。国内の4輪レースに出場するのであれば、Hondaのマシンで出場したいです」
DNF トニー・エリアス Honda 7 Laps
「リタイアに終わり、とても残念です。7位争いに加われたし、今季のベストリザルトを残せたかもしれません。ウオームアップの後に行った調整でマシンは安定していました。そしてグリッドは悪かったのですが、とてもいいスタートを切ることができました。予選よりも速かったですし、フロントタイヤの感触もとてもよかったです。このペースであればいい結果を残せると思っていました。ですが、ハードブレーキングポイントの5コーナーで バンプに乗り、フロントを失って転倒しました。とにかく、努力してくれたみんなに感謝したいです。フィリップアイランドを楽しみにしています」
DNF アルバロ・バウティスタ Suzuki 11 Laps
「期待された結果が出せずに残念だ。昨日より気温が低く、オープニングラップからできるだけ前に出て行きたかったので、ソフトのリヤタイヤを選んだ。スタートは、ジャンプスタートしたライダーに惑わされて、レッドシグナルが消えた時、少し出遅れた。その後第2コーナーでクラッシュがあって順位を上げた。数ラップして、ジャンプスタートしたライダー達がピットに入ったので、3番手になったが、これは自分の実力というよりは運良く順位が上がっただけだ。それからケーシーにパスされ、後ろにいたアンドレアとの距離と残り集回数を考えて、アンドレアとの差をキープするためにケーシーについていこうとした。けれど最終コーナーの手前でフロントを滑らせクラッシュして、レースは終わった。一生懸命取り組んで、フリー走行、予選と徐々に調子を上げ、決勝は良いところを走っていたのに、最後まで運は味方してくれなかった。チームにとっても残念な結果で、申し訳なく思っている。スズキのホームGPで良いレースをして結果を出したかっただけに、スズキにも謝りたい。この週末にポジティブだった点を次のレースでも活かして、結果を出せるよう頑張りたい。」
DNF ダミアン・カドリン Ducati 11 Laps
「良いスタートを切れたし、フィーリングもよかったので、最初のラップで、コーリンとランディをパスで来ると思いました。しかし、ルーキーとして、クラッシュを避けなければと考えました。しばらくして、マシンとの良い対話も出来ていたので、秋吉についていくことができました。終盤まで彼についていき、残り数周となったところで抜こうと思っていました。しかし、タイトな左コーナーでブレーキングが遅れ、フロントを失ってしまった。週末をこのような形で終える事はとても残念です。また近い将来にGPで走りたいです。このような素晴らしい経験を与えてくれたプラマックレーシングチームに感謝しています。」
DNF エクトール・バルベラ Ducati 23 Laps
フロントから転倒し、路面にたたきつけられた衝撃で意識を失い、ヘリで獨協大学病院に搬送された。CTスキャンの結果、右鎖骨骨折と首にダメージを受けていた。入院し、24時間から48時間の安静が必要である。
DNF ヴァレンティーノ・ロッシ Ducati 0 Lap
「たったふたつコーナーをクリアしただけでレースが終わってしまった。今週末は進歩を実感していたうえに、マシンへの理解も深まっていたので、本当に残念だ。今朝のウォームアップでは4位だった。レースでも1分46秒台後半のタイムで走れたと思う。タイヤについても、リアにハード、フロントにソフトというチョイスは正解だったと思っている。ストーナー、シモンチェリ、ドビツィオーゾがそれぞれミスを犯したので、僕達にも表彰台のチャンスがあったはずだ。今日はちょっと不運だったね。クラッシュの原因は、ターン1で芝生に入ったロレンツォが次のコーナーで急に進路を右に変更したこと。僕はわずかに後ろにいたのだが、彼の死角に入っていたらしい。ロレンツォにヒットされた反動でスピースと接触した。その時、運悪くフロントブレーキレバーが彼に触れてしまった。いずれにしても、一連のアクシデントは典型的なレーシングアクシデントに過ぎない。今日は僕が悪いタイミングで悪い場所にいた、と言うしかないよ。ただし、今週末のドゥカティが良い仕事をしたことに変わりはない。このところ厳しい状況が続いているが、今回はライバルと十分に戦える手応えがあった。今のドゥカティが正しい方向に向かっていると確信している」
- カレル・アブラハム Ducati
「このような状況でレースをするにはリスクがありました。レースに参加できないのは残念ですが、危険を避けるためには、正しい決断だったと思います。」
ポイントスタンディング(ライダー)
1. ケーシー・ストーナー HONDA 300
2. ホルヘ・ロレンソ YAMAHA 260
3. アンドレア・ドヴィツィオーゾ HONDA 196
4. ダニー・ペドロサ HONDA 195
5. ベン・スピーズ YAMAHA 156
6. ヴァレンティーノ・ロッシ DUCATI 139
7. ニッキー・ヘイデン DUCATI 123
8. マルコ・シモンチェリ HONDA 119
9. コーリン・エドワーズ YAMAHA 98
10. 青山 博一 HONDA 94
11. エクトール・バルベラ DUCATI 77
12. アルバロ・バウティスタ SUZUKI 67
13. カル・クラッチロー YAMAHA 57
14. カレル・アブラハム DUCATI 50
15. トニー・エリアス HONDA 47
16. ランディ・ド・ピュニエ DUCATI 39
17. ロリス・カピロッシ DUCATI 29
18. 秋吉 耕佑 HONDA 7
19. ジョン・ホプキンス SUZUKI 6
20. 伊藤 真一 HONDA 3
ポイントスタンディング(コンストラクター)
1. HONDA 355
2. YAMAHA 294
3. DUCATI 162
4. SUZUKI 73
Moto2クラス
1. アンドレア・イアンノーネ Suter 43'25.007
「今日の結果は本当にうれしいです。今回はとても速いレースになるだろうと思っていましたが、マシンの状態がよく、最初から最後まで安定したペースをキープすることができました。チームの努力に本当に感謝しています。予選が終わってから、さらにいい状態にすることができました。ここから先は、今回のようなやり方でレベルをキープしていきます。マルケスとルティは本当に強いライバルで、彼らにはおめでとうと言いたいです」
2. マルク・マルケス Suter +1.999
「難しいレースでした。ここでは、パーフェクトなセットアップを見つけることは難しいのかもしれません。ですが、チームはとてもいい仕事をしてくれたので、レースウイーク中に前進することができました。ただ、今日はイアンノーネが私より速く、優勝するためにベストを尽くしましたが、終盤はチャンピオンシップのことを考えて無理をしませんでした。残り10周で『P2 OK』というボードを見ました。今日は大変なレースでしたが、完ぺきな状態ではない中で2位になれた意味は大きいと思います」
3. トーマス・ルティ Suter +3.686
「今大会は、レースウイークを通じていいペースで走れたので、表彰台に上がれたのだと思います。今年は苦労しましたが、ようやくいいペースを見つけることができました。すばらしい気分です。序盤のフルタンクの時は、フロントに少し問題がありましたが、それからは調子がよくなりました。表彰台に立つのは久しぶりなので、とてもうれしいです」
4. ステファン・ブラドル Kalex +4.313
5. シモーネ・コルシ FTR +4.647
6. アレックス・デ・アンジェリス Motobi +4.813
7. ブラッドリー・スミス Tech 3 +10.520
8. ドミニク・エガーター Suter +10.725
9. エステベ・ラバト FTR +11.387
10. ミカ・カリオ Suter +12.803
11. ザビエル・シメオン Tech 3 +18.259
12. アンソニー・ウェスト MZ-RE Honda +20.815
13. ミケーレ・ピロ Moriwaki +23.795
14. マティア・パッシーニ FTR +24.388
15. ポル・エスパルガロ FTR +34.071
16. ジュール・クルーゼル Suter +38.236
17. ケニー・ノエス FTR +39.505
18. マックス・ノイキルヒナー MZ-RE Honda +39.609
19. ケナン・ソフォーグル Suter +42.296
20. スコット・レディング Suter +44.162
21. ヴァレンティン・デビーズ FTR +46.662
22. ラタバー・ウィライロー FTR +46.950
23. ヨニー・エルナンデス FTR +49.625
24. ランディ・クルメンナッハー Kalex +50.590
25. ロベルティーノ・ピエトリ Suter +52.044
26. ホアン・オリベ FTR +52.365
27. マイク・ディ・メッリオ Tech 3 +1'02.873
28. 小山 知良 TSR 6 +1'35.559
「応援して下さったファンの皆様、応援有難う御座いました。今週末は、車体のセッティングに非常に苦労して、非常に厳しい週末でした・・・。スタートダッシュを決めてポジションアップに成功したが、2度のコースアウトでポジションを大幅に落としてしまいました。最悪な結果でしたが、この結果を受け止めて、来週の全日本に向けて気持ちを切り替え、来週末頑張ります。」
29. マシェル・アル・ナイミ Moriwaki +1'35.771
30. 高橋 裕紀 Moriwaki 1 Lap
「スタートはよかったのですが、序盤の混戦の中で、強引な走りをするマシンとの接触を避けるために順位を落としてしまいました。その遅れを取り戻そうとして、ヘアピンでコースアウトを喫し、転んでしまいました。再スタートが切れたので最後まで走りましたが、悔しいレースでした」
31. アレックス・エスパルガロ Pons Kalex 3 Laps
DNF アクセル・ポンス Pons Kalex 6 Laps
DNF サンティアゴ・エルナンデス FTR 6 Laps
DNF ジョルディ・トレース Suter 0 Lap
DNF ラファエル・デ・ローサ Suter 0 Lap
DNF リカルド・カルダス Moriwaki 0 Lap
ポイントスタンディング(ライダー)
1. マルク・マルケス SUTER 235
2. ステファン・ブラドル KALEX 234
3. アンドレア・イアンノーネ SUTER 157
4. アレックス・デ・アンジェリス MOTOBI 132
5. シモーネ・コルシ FTR 126
6. ブラッドリー・スミス TECH 3 121
7. トーマス・ルティ SUTER 121
8. エステベ・ラバト FTR 74
9. 高橋裕紀 MORIWAKI 71
10. アレックス・エスパルガロ PONS KALEX 65
11. ドミニク・エージャーター SUTER 63
12. フリアン・シモン SUTER 62
13. ランディ・クルメンナッハ KALEX 52
14. ミケーレ・ピロ MORIWAKI 48
15. スコット・レディング SUTER 48
16. ポル・エスパルガロ FTR 46
17. ケナン・ソフォーグル SUTER 45
18. ジュール・クルーゼル SUTER 35
19. マックス・ノイキルヒナー MZ-RE HONDA 35
20. ヨニー・ヘルナンデス FTR 33
21. ミカ・カリオ SUTER 31
22. マティア・パシーニ FTR 28
23. アンソニー・ウエスト MZ-RE HONDA 27
24. アレックス・バルドリーニ PONS KALEX 18
25. ザビエル・シメオン TECH 3 14
26. マイク・ディ・ミリオ TECH 3 12
27. ケブ・コフラン FTR 11
28. クラウディオ・コルティ SUTER 9
29. ラタパーク・ウィライロー FTR 4
30. リカル・カルダス MORIWAKI 2
31. アクセル・ポンス PONS KALEX 1
ポイントスタンディング(コンストラクター)
1. SUTER 323
2. KALEX 241
3. FTR 161
4. MOTOBI 132
5. TECH 3 131
6. MORIWAKI 98
7. PONS KALEX 66
8. MZ-RE HONDA 48
125ccクラス
1. ヨハン・ザルコ Derbi 39'49.968
2. ニコラス・テロール Aprilia +5.900
3. エクトール・ファウベル Aprilia +13.605
4. マーヴェリック・ビニャーレス Aprilia +16.191
5. サンドロ・コルテセ Aprilia +23.422
6. ジョナス・フォルガー Aprilia +23.661
7. アルベルト・モンカヨ Aprilia +24.034
8. アドリアン・マーチン Aprilia +24.171
9. ダニー・ケント Aprilia +49.118
10. アレッサンドロ・トヌッチ Aprilia +51.393
11. ヤクブ・コーンフェイル Aprilia +51.893
12. マルセル・シュロッター Mahindra +1'01.043
13. ジャスパー・イウェマ Aprilia +1'04.921
14. ハリー・スタッフォード Aprilia +1'05.606
15. ザルファミ・カイルディン Derbi +1'06.245
16. ジャック・ミラー KTM +1'07.653
17. 大久保 光 Honda +1'07.770
18. ストゥーラ・ファウガーハウグ Aprilia +1'11.052
19. ジュリアン・ペドーネ Aprilia +1'15.954
20. ブラッド・ビンダー Aprilia +1'16.227
21. 森 俊也 Aprilia +1'16.729
22. ホアン・ペレーロ Aprilia +1'17.514
23. ルイス・サロム Aprilia +1'40.618
24. 山本 剛大 Honda +1'41.836
25. ルカ・ファブリッツィオ Aprilia 1 Lap
DNF テイラー・マッケンジー Aprilia 3 Laps
DNF アレックス・マスボー KTM 7 Laps
DNF 渡辺 陽向 Honda 10 Laps
DNF ダニー・ウェッブ Mahindra 11 Laps
DNF エフレン・バスケス Derbi 12 Laps
DNF ニクラス・アジョ Aprilia 19 Laps
DNF ルイージ・マルシアーノ Aprilia 19 Laps
DNF ジョセップ・ロドリゲス Aprilia 19 Laps
DNS ルイス・ロッシ Aprilia 0 Lap
DNS 大西 隼 Honda 0 Lap
ポイントスタンディング
1. ニコラス・テロール アプリリア 261
2. ヨハン・ザルコ デルビ 230
3. マーヴェリック・ビニャーレス アプリリア 190
4. サンドロ・コルテセ アプリリア 180
5. ジョナス・フォルガー アプリリア 140
6. エクトール・ファウベル アプリリア 139
7. エフレン・バスケス デルビ 129
8. セルジオ・ガデア アプリリア 103
9. ルイス・サロム アプリリア 87
10. ダニー・ケント アプリリア 76
監督
ウィルコ・ズィーレンベルグ (ヤマハ・ファクトリーチーム・マネジャー)
「たくさんのハプニングがあったことを除けば、最もエキサイティングなレースというわけではなかった。もちろん、勝ちたかったけれど、ダニは我々よりも毎ラップ、コンマ数秒速かった。序盤、ホルヘは付いて行くチャンスがあったけれど、中盤以降難しくなり、2番手を確実なものにすべくコンスタントに走りきった。ダニに挑戦するには開きすぎていたし、ケーシーとの差も安全圏だったからね。チャンピオンシップポイントでは4ポイント差を詰めたものの、まだ40ポイント差をつけられている。まだチャンスがなくなった訳ではないし、一戦ずつ戦っていく。残り3戦、チャンスのあるかぎり、ケーシーがチャンピオンを決めるタイミングをとにかく延ばしていくだけだ」
マッシモ・メレガリ (ヤマハ・ファクトリーチーム・ディレクター)
「3コーナーでアクシデントに見舞われたけれど、ベンはいいレースをしてくれた。レース中の色々な出来事を見ていて、表彰台を獲得できるんじゃないかと思っていた。彼のペースは、表彰台に届くには十分だったからね。今回のことはレースではよくあることだけれど、本当に残念だった。ホルヘはベストを尽くした。これ以上ないくらいにね。完璧なレースだったよ。良いスタートを切ってすこしでもギャップを埋めようと常にプッシュしていたからね。次のレースが楽しみだし、我々にできる限りの最善を尽くし続けるよ」
エルベ・ポンシャラル (モンスター・ヤマハ・テック3チーム監督)
「様々な出来事が起きた大変なレースだったが、最終的にコーリンとカルがともにポイントを獲得してくれたのでうれしく思っている。コーリンはほとんどトラブルがなく、順調にトップ10入りを果たした。運を味方につけた格好だが、彼はそれを十分に生かして今回もまたノンファクトリーのトップに立ったのだ。ヤマハのホームレースでこのような活躍ができたことを、彼自身も喜んでいい。
カルのほうは、おそらくこれまでに、今日ほど厳しいレースは経験がないだろう。しかしいくつもの困難を乗り越えて、最後まであきらめずに走りきった。スタートでは、ドビジオーゾとシモンセリが動くのを見てクラッチを離したのだと思うが、それによって動揺することはなかった。また序盤でコースアウトしてしまったのは不運だった。あれさえなければ、ペナルティーがあったとしてもトップ10には楽に入れていたはずだからだ。コーリンもカルも素晴らしいファイティング・スピリットを見せてくれた。ヤマハ・ファンは彼らの努力を称賛してくれるだろう。次のフィリップ・アイランドでも、ふたり揃ってトップ10入りを果たせるよう期待している」
辻 幸一 (ヤマハ・MS開発部 MotoGPグループリーダー)
「日本GPは4月に予定されておりましたが、震災の影響で10月の開催となりました。サーキット路面も大きく改修されており、新たな路面でマシンのセッティングを大幅に見直さなければなければならなくなりしたが、決勝レースにはセッティングもまとまりロレンソ選手が2位表彰台を獲得。相棒のベン選手はスタート直後にコースアウトし最後尾まで順位を落としたものの、最終的には6位でチェッカーを受けることができました。チャンピオンシップポイントは4ポイント縮まったものの40ポイント差があります。残り3戦ですが最後まで諦めずに戦っていきます。
改めて、日本GP開催に多大な努力をされた関係者の方々に多大なる感謝をするとともに、モトGPを通じ日本の強さを全世界のレースファンに見せることができたと思います。ヤマハ世界GP参戦50周年を表彰台の真中で飾れなかった事は非常に残念でしたが、これからも引続きご声援の程、よろしくお願いします」
中本修平 (Repsol Honda Team チーム代表)
「04年以来、7年ぶりに優勝を達成できてほっとしています。今回は、PPから好スタートを切ったケーシーが序盤からいいペースを刻みました。しかし、ヘアピンの立ち上がりでウイリーして振られ、そのときにブレーキのパッドが開き、90度コーナーで止まりきれなかったようです。それにより、7番手までポジションを落としましたが、3位まで追い上げたのはすばらしいと思います。今日はハードタイヤでレースに挑みましたが、チャターも出ていたし、コースアウトがなければ、追い上げてきたダニとの厳しい戦いになっていたかも知れません。一方で、序盤ややペースが上がらなかったダニは、その後はすべて順調でした。Hondaにとっては、とてもうれしい勝利です。アンドレアとシモンチェリは、ジャンプスタートがなければ、当然、表彰台争いができたはずなので、残念でした」
ポール・デニング (スズキ・チーム、マネージャ)
「スズキのホ-ムGPで、4番手を走っていてクラッシュというのは、ただただ残念としか言えない。しかしながら、この週末に良かった点についても評価したい。寒く曇った気象条件下でGSV-Rが素晴らしいパフォーマンスを発揮したこと。予選でアルバロが自身ベストタイの8位と健闘したこと。我々もまた誠心誠意レースに取り組んだ。ホンダやヤマハとのマシン比較はさておき、今日のように4位を狙える状況もある。フィニッシュまであと10ラップ余りとなった時点で、後方のドヴィツィオーゾとの差は7秒だけで、かなり攻めなければ4番手の位置をキープできないことをアルバロはわかっていた。5位や6位でもいいとは考えないし、レースとはそういうものだ。クラッシュはハイスピードで起きたが怪我はないので、次のレースを期待したい。」
ヴィットリアーノ・グアレスキ (Ducati MotoGP Team Manager)
「このような結果に終わってしまったが、ポジティブな材料も見つかっている。3日間を通じて、バレンティーノとニッキーとの協力体制で仕事を進め、良いレースをする準備は整っていた。バレは今朝のウォームアップでもかなり乗れていたので、期待が高まっていた。本人もセットアップに満足しており、上位争いに加われる手応えも感じていたようだが、スタート直後にロレンツォと絡んでしまった。あのシーンを見た瞬間、本当にガッカリした。ニッキーは良いペースで周回し、4位争いのバトルに加わっていたが、わずかのミスがたたって順位を落とした。最終的に7位という結果を得たものの、現在のポテンシャルからすれば物足りないリザルトだ。残り3戦すべてでポテンシャルを発揮できるよう努力する」
ブリジストン
森本芳之 (ブリヂストン 常務執行役員)
「見事優勝を飾ったレプソル・ホンダ・チームとダニ・ペドロサ選手に心からお祝い申し上げます。今年の日本グランプリは、東日本大震災による影響で、4月の開催が延期されましたが、今回、無事に開催できたことを心から喜んでいます。そしてMotoGPの公式タイヤサプライヤーとして3回目の日本グランプリを足元からしっかり支えることができたことを大変誇りに思っています。ブリヂストンは、これからも全てのチームに対して安全で品質の安定したタイヤの供給と公平なサービスの提供に取り組んでまいります」
浜島裕英 (タイヤ開発第2本部フェロー)
「今日はコース上で様々な出来事があり波乱のレースになりましたが、ダニとホルヘに関しては何のトラブルもなくトップの位置を走行し続けました。レースが始まる時刻になって太陽が顔を覗かせたので、路面も温かくなり、天候に左右されるレースタイヤの選択については、多くの選手がぎりぎりまで迷うような状況でした。フロントに関しては、ブレーキング時の安定性という面で硬めのコンパウンドが常に好まれていましたが、リアの選択は大きく分かれることになりました。上位4選手は迷わず硬めのコンパウンドを選びましたが、柔らかめをチョイスしたアルバロも一時は3番手を走る好内容のパフォーマンスでした。また、柔らかめのリアタイヤを装着したアンドレアと硬めのリアタイヤのマルコが最後まで激しい戦いを繰り広げたことにも、満足をしています」