ついにワールドスーパーバイクの開幕戦を一週間後に迎えることとなったが、カワサキのクリス・バーミューレンが欠場するのではないかとの情報が入ってきた。
バーミューレンはオーストラリア国籍を持つライダーであるが、その地元メディアよると、おそらく欠場となるだろうと報じられている。
これまで懸命にリハビリを続けてきたバーミューレンであったが、残念ながら思うような回復を果たせなかった。
話によると、開幕レースを目前に控え、フィジカルテストを実施したところ、とてもレースディスタンスを走り切る状態ではなかったようだ。
しかし、今のところ、カワサキからの公式なアナウンスは無く、開幕戦で代わりのライダーを立てるかどうかも不明だ。
実際、昨年の早い段階でバーミューレンの復帰に相当時間がかかるのが分かっていたのだが、カワサキはファクトリーチームに彼を残留させた。
今年のオフィシャルテストで、ほとんどライディングが出来ないのが分かった段階でも、彼の名前を残し続けていた。
普通、この世界では、怪我をしてパフォーマンスを発揮できなくなったライダーは、言葉は悪いが、切られるのが普通の世界であった。
それなのに、なぜカワサキは、バーミューレンを厚遇し続けるのか不思議に思っていた。
ただなんとなく思ったのが、この世界の通例とは異にして、カワサキは、カワサキに所属して負傷したライダーに対して、最後までチャンスを与え続ける責任のようなものを持っている企業なのかなと。
想像なので何とも言えないが、まだ公式アナウンスが無いので、地元レースの開幕戦のバーミューレンの姿を見られることに期待したい。
追記:
GPoneの記事には、柳川明が代替ライダーとなる、と一言書いてありました。
bikesportnews.comの記事には、アンドリュー・ピットが代替となる噂もあったが、柳川が有力だろうとある。
実際に柳川選手は、金曜日にオーストラリアに向けて飛び立っています。
ちょっと楽しみになってきました。