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MotoGP : バレンシア テスト 2日目

2010-11-11 09:51:45 | MotoGP 2010




MotoGPクラスのオフィシャルテスト2日目、リカルド・トルモで行われ、ストーナーがトップタイムをマーク。
2010年の全日程が終了した。

4年ぶりにホンダに戻り、初めて800ccマシンのRC212Vを走らせて2番時計を記録したストーナーは、週末にホンダ勢が記録したベストタイムを上回る1分32秒066を刻み、1番時計で2日目を制した。
2番手のロレンソは、2011年型と2010年改良型で30ラップを走行し、12時過ぎにテストを終了した。
初日3番手のベン・スピースは、2011年型のシャーシセッティングに専念し、連日の3番時計を記録。
午前中に転倒を喫したシモンセリ、体調不十分のペドロサがトップ5入り。
初日ドゥカティ勢のトップだったヘイデンは、2タイプのエンジンをテスト。9番手から6番手に浮上した。
唯一のスズキ勢、バウティスタは、オーリンズの新型サスペンションと新型スイングアームをテストして、8番手から7番手にステップアップ。
初日12番手だった青山博一は、一気に0.848秒縮め、週末のグランプリを含め5日間のベストタイムとなる1分33秒105を記録し、ド・プニエ、ドビツィオーソに続く、10番手に進出した。
ドゥカティでのテスト2日目となったロッシは、70ラップを走行。1.695秒差の15番手だった。

MotoGPクラスは、今回のテストで全日程が終了。次回のオフィシャルテストは2月1日、セパン・インターナショナル・サーキットで行われる。



コメント

ケーシー・ストーナー

「今日はフィーリングがもう少し良くなるように、電子制御とシャーシを試し、機能した。2011年に向けて2つの新しいパーツを選び、全てがポジティブだった。ブリヂストンタイヤも試し、それも良かった」



以下、初日テスト後のコメント

ケーシー・ストーナー

「すごくいい1日となった。天候の影響を受け、午前中に走行ができなかったのは残念。路面が完全に乾く午後まで待機しなければいけなかった。ホンダをもう一度走れることに興奮していたから、午前中はずっと待たなければいけなかったのは絶望的だった。
2つのことに集中したけど、ベストなライディングポジションを探した。明日はやるべき2つのことがある。電子制御を理解し、方向性を決めることにトライしている。
一気にたくさんのデータを収集する意味はないけど、シーズン開始までテスト時間があまりないから、急がないといけない。ウインターブレーク前に、多くの情報を入手しなければいけない。」

ダニ・ペドロサ

「今日は最初に日曜のレースで使用した2010年型で出て、その後に新しいバイクに乗った。シャーシは幾つか違うところがあり、パフォーマンスを理解し始めるために、午前中にもっと周回を重ねなければいけなかったけど、ブレーキングでのパフォーマンス向上とトラクションアップ、そして、安定性を増すことを考えて、硬くなった印象を受けた。
1タイプのタイヤで、セッティングを変更しなかったけど、不運にも新しいバイクでの1ラップ目に電子制御の問題が出てしまい、ボックス内で大きくタイムロスしてしまったけど、体調があまり良くなかったから、あまり周回をしなかったのは良かった。月曜に休んで、体調は良くなると考えたけど、そうではなかった。まだ肩に痛みがある。
2台のマシンの感触は似たようなものだったけど、実際には大きく比較することができない。明日は、予定しているテスト内容を続けたい。」

ベン・スピーズ

「グッドだ!クルーのメンバー、エンジニア、バイクと沢山のことが変わった。バイクは今シーズン使用したのとすごく似ているけど、細かい変更がたくさんある。
トップ3に入れて嬉しい。明日はもっと良くなることを期待する」

カル・クラッチロー

「本当にグッドだ。最終的にトラックが乾き、コースに出られたのはナイスだ。チームと一緒に仕事を始められたのは良かった。
新しいタイヤに履き替えなければいけなかった。フロントに硬いタイヤを履き、トラックが雨に影響で汚れていたのか分からないけど、理由もなく、転んでしまった。ブレーキのプレッシャーは少なく、コーナースピードも遅く、そして、転んでしまった。
誰も本当の理由が分からない。フロントタイヤが硬かったからだと思う。明日はソフトタイヤで仕事を進め、もっと周回を重ねるつもりだ。日本でのテストは雨の中だったから、ドライタイヤで走れたには、僅か6ラップだけだった。」

ランディ・ド・ピュニエ

「僕はここにバイクを理解するためにここにいる。ミスを犯したくない。午後にグッドな仕事をしたけど、この先にたくさんの仕事がある。
第一印象は良かった。まだバイクは100%の状態ではない。ライディングポジションを見つけないといけないけど、コースインの度に良くなった。パワーデリバリーと操縦性が気に入った。一番驚いたのは、コーナーへの進入が簡単だったこと。ブレーキをしながら、コーナーに入って行き、ブレーキレバーを離すと、信じられないスピードに戻る。今日の仕事に本当に満足。明日は、天候が許せば、バイクのフィーリングを良くしたい。」

トニー・エリアス

「今朝は、MotoGPの復帰を考えて、すごく興奮した。エンジンのポテンシャルが懐かしかったけど、バイクとチームに順応するために、時間を費やすことに決めた。
このRC212Vは、僕が乗っていたバイクとは違う。必要なフィーリングを見つけるために時間が必要だ。今日の路面コンディションは、雨と風の影響を受けたから、冷静になり、頭を使うことにした。
チームの第一印象はすごく良かった。オーガナイズされ、雰囲気はすごく家族的。この先にやるべき仕事がたくさんあるけど、適した方向性を見つけることができると全面的に信じている。」

フィリッポ・プレジオーシ(ドゥカティ ジェネラルディレクター)

「エキサイティングな1日でした。一番のヒットは、バレのポジティブなフィードバックと分析能力です。
今日はビックバンエンジンを搭載したGP11を試しました。スタンダードなセッティングから始め、彼のライディングスタイルに適応するように、ステップ・バイ・ステップで調整しました。
ヘルメットを脱いだ後での最初のコメントは、パワーデリバリーのポジティブなこと。その後、幾つかの印象的なテクニカルディティルズ(技術面の詳細)を提供してくれました。
彼のライディングスタイルに、バイクを適応するために、この先沢山の仕事がありますが、このように働けることは大変興味深く、本当にナイスです。
今日は、バレとジェリミー・バージェスと一緒に働くことを少し経験し、バイクのレスポンスを確認するために、ジオメトリーとセッティングについて働きました。
セッション終盤には、スクリーマーエンジンでコースに出ましたが、明日はさらに、2つのエンジンを分析します。ビックバンはコーナーにおいて安定したパワーがある一方でスクリーマーはアグレッシブですが、パワフルだからです。」





Valencia MotoGP test times - Wednesday

1. Casey Stoner - AUS - HRC - 1m 32.066s
2. Jorge Lorenzo - ESP - Yamaha Factory Racing - 1m 32.179s
3. Ben Spies - USA - Yamaha Factory Racing - 1m 32.322s
4. Marco Simoncelli - ITA - San Carlo Honda Gresini - 1m 32.450s
5. Dani Pedrosa - ESP - Repsol Honda Team - 1m 32.497s
6. Nicky Hayden - USA - Ducati Marlboro Team - 1m 32.583s
7. Alvaro Bautista - ESP - Rizla Suzuki MotoGP - 1m 32.738s
8. Randy de Puniet - FRA - Pramac Racing - 1m 32.836s
9. Andrea Dovizioso - ITA - Repsol Honda Team - 1m 32.942s
10. Hiroshi Aoyama - JPN - San Carlo Honda Gresini - 1m 33.105s
11. Hector Barbera - ESP - Paginas Amarillas Aspar - 1m 33.168s
12. Colin Edwards - USA - Monster Yamaha Tech 3 - 1m 33.325s
13. Cal Crutchlow - GBR - Monster Yamaha Tech 3 - 1m 33.483s
14. Loris Capirossi - ITA - Pramac Racing - 1m 33.740s
15. Valentino Rossi - ITA - Ducati Marlboro Team - 1m 33.761s
16. Karel Abraham - CZE - Cardion AB Motoracing - 1m 33.793s
17. Toni Elias - ESP - LCR Honda MotoGP - 1m 34.800s



Fastest Tuesday time :
Jorge Lorenzo ESP Yamaha Factory Racing1m 32.012s


2010 Valencia Grand Prix:

Pole position:
Casey Stoner AUS Ducati Marlboro 1m 31.799s

Fastest race lap:
Dani Pedrosa ESP Repsol Honda 1m 32.914s


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ロッシが開幕までにどう仕上げてくるか楽しみですよね。 (Nello)
2010-11-12 13:55:46
流石に来年タイトル獲得は難しいような気もしますが。でも少し期待しています。
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プレジオージのテスト後のコメントによれば、ロッシからダメだしされたようですね。 (pegasus)
2010-11-12 20:03:17
なんか来年、苦労しそうな感じもあるな。

でも、そこは、ザ・ドクターと言われるロッシの事。必ず仕上げてくるでしょう。

来年は、今年の4強にスピーズとシッチが加わって(出来れば博一も)、ちびりそうな位のバトルを期待。
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