Pegasus_rc's blog

MotoGP / SBK / BSB / 全日本ロードレース選手権 アーカイブス

MotoGP : 第11戦 インディ プレビュー

2012-08-16 22:50:05 | MotoGP WSB BSB JRR






MotoGP 2012 第11戦 インディアナポリスGP



■開催日:2012年8月17日(金)フリー走行、18日(土)予選、19日(日)決勝
■開催地:インディアナ州/インディアナポリス・モーター・スピードウェイ




CIRCUIT DATA

■開設:1909年
■コース長:4.216km
■サーキットレコードラップ:1分39秒807(2011年:ケーシー・ストーナー)
■サーキットベストラップ:1分38秒850(2011年:ケーシー・ストーナー)



■2011年のリザルト:

[MotoGP]

1. ケーシー・ストーナー Honda 46'52.786
2. ダニー・ペドロサ Honda +4.828
3. ベン・スピーズ Yamaha +10.603
4. ホルヘ・ロレンソ Yamaha +16.576
5. アンドレア・ドヴィツィオーゾ Honda +17.202
6. アルバロ・バウティスタ Suzuki +30.447
7. コーリン・エドワーズ Yamaha +39.690
8. ランディ・ド・ピュニエ Ducati +53.416
9. 青山 博一 Honda +53.790
10. ヴァレンティーノ・ロッシ Ducati +55.345
11. カル・クラッチロー Yamaha +57.184
12. マルコ・シモンチェリ Honda +1'00.141
13. トニー・エリアス Honda +1'02.169
14. ニッキー・ヘイデン Ducati 2 Laps
RT. エクトール・バルベラ Ducati 1 Lap
RT. カレル・アブラハム Ducati 8 Laps
RT. ロリス・カピロッシ Ducati 12 Laps


[Moto2]

1. マルク・マルケス Suter 45'50.601
2. ポル・エスパルガロ FTR +1.889
3. エステベ・ラバト FTR +2.310
4. ブラッドリー・スミス Tech 3 +3.389
5. スコット・レディング Suter +5.674
6. ステファン・ブラドル Kalex +9.134
7. フリアン・シモン Suter +9.347
8. マティア・パッシーニ FTR +15.010
9. ミカ・カリオ Suter +15.031
10. アレックス・エスパルガロ Pons Kalex +15.339

25. 高橋 裕紀 Moriwaki +37.801


[Moto3]

1. ニコラス・テロール Aprilia 42'11.978
2. マーヴェリック・ビニャーレス Aprilia +3.633
3. サンドロ・コルテセ Aprilia +3.737
4. セルジオ・ガデア Aprilia +4.227
5. ヨハン・ザルコ Derbi +14.186
6. エフレン・バスケス Derbi +14.200
7. エクトール・ファウベル Aprilia +18.477
8. ミゲール・オリベイラ Aprilia +23.992
9. ジョナス・フォルガー Aprilia +24.239
10. ヤクブ・コーンフェイル Aprilia +38.748




■インディアナポリス・モーター・スピードウェイとは

インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)は、1909年の開設と長い歴史を誇り、国定歴史建造物に指定されている。
開設初年度は2輪ロードレース用コースだったが、その後は4輪モータースポーツのサーキットとして使用されていた。
世界最大級の4輪レース、インディー500などが行われている事で有名である。
開設当時のコースはレンガ敷きで、今はその名残が、スタートライン上に幅50cm程残されている。
このコースで1年間に開催されるレースは、インディ500、NASCAR、そしてMotoGPの3回のみである。
MotoGPは、一部のレイアウトを変更したインフィールド・セクション(ロードコース)を使用して行われる。
グリップが非常に悪く、インフィールド区間の再舗装がおこなわれているのだが、区間によって変わる路面コンディションに苦戦を強いられるコースでもある。


■特徴

反時計回りで全長4,126メートル。
左:10、右:6の16のコーナーから構成され、中低速コーナーが主体となっている。
そのため、平均速度は低く、昨年の予選ラップタイムは、153.5km/hとGPコースの中では最も低い。

メインストレートの一部区間はオーバルコースと共有している。
この共有化により、オーバルと2輪専用コースの路面の違いが大きく、数種類の路面が混在する。








■セッティング

MotoGPマシンの性能やパワーを最大限に生かすのは難しく、タイトコーナーへのブレーキングと脱出加速性能が重要視される。
インディの路面は、場所により全く性格が異なり、どの部分を重視してセッティングしていくのかが難しい選択となる。


■パッシングポイント

1コーナー進入
バックストレートエンドの左コーナー




■タイヤ

フロント : ミディアム ・ エクストラハード
リア : ミディアム ・ ハード(左右非対称・耐熱コンパウンド)

タイヤ性能としては、グリップの低い路面でのグリップ力と左側の耐久性が要求される。





Postcard from Indianapolis

</object>



MotoGP™ heads to the Brickyard

</object>



■Nicky Hayden Lap of IMS(コースオンボード映像)

</object>




アメリカ・インディアナ州



インディアナポリスは、アメリカ合衆国・インディアナ州中央部に位置する同州最大の都市で州都である。インディアナ州内で最も人口が多くアメリカ合衆国内で12番目に大きな都市である。



人気観光スポット

インディアナポリス・モーター・スピードウェイ・ミュージアム

このホール・オブ・フェイム・ミュージアムは、有名なインディアナポリス・モーター・スピードウェイ沿いにあり、レーシングカーの歴史を肌で感じられる内容となっている。

インディアナポリス子供博物館

インディアナポリスにある世界一大きな子供博物館。科学や自然科学、歴史、世界の文化、芸術を探求する11の大きなギャラリーがあり、展示物は、できる限り体験型か自然への参加型になっている。 恐竜の化石の収集では世界レベル。入場料は大人$14.50。子供 $9.50。

アーミッシュカントリー

アーミッシュの重要な信仰や社会慣習について学ぶことができます。

インディアナのブラウン郡

この「中西部の芸術の街」は、その自然美や人里離れた場所柄、地元特有の魅力のためさまざまな芸術家の隠れ家でありつづけている。 この地域には、自給自足生活をしている200人以上の芸術家が住む村があり、専門店やアートギャラリー、田舎の宿、休暇用の山小屋もあります。

ホリデー・ワールドとスプラッシュン・サファリ

家族全員で楽しむには、インディアナはサンタクスルにあるこのテーマパークを訪れてみるとよい。 ジェットコースターボヤージでスリルを体験したり、インディアナ最大のウォーターパーク、スプラッシュン・サファリのバハリ・アクション・リバーを楽しむことが出来る。乗り物の他にも、ショーやエンターテイメント、種類が豊富なレストランや食べ物の店があります。

インディアナ砂丘

インディアナ砂丘州立公園で5キロ続くミシガン湖湖岸や見事な砂丘が楽しめる。湖遊泳やハイキングなどのアクティビティやカルメット自転車トレイルが体験できます。

オハイオリバー・シーニック・バイウェイ

オハイオ川沿いを走るオハイオリバー・シーニック・バイウェイは、丘の多い農村地帯やマジソンなどの歴史のある町を通ります。 アメリカ横断道路の一端である、この251キロの道路をアンティークバレーなどを通って景色を見ながらドライブしてみてください。

コナープレーリー
アイテルジョーグ美術館
インディアナ州立博物館
インディアナポリス美術館





■天気

       





■タイムスケジュール(日本時間)

2012. 8.17

Moto3 FP1 22:15 - 22:55
MotoGP FP1 23:10 - 23:55
Moto2 FP1 (Sat) 00:10 - 00:55

Moto3 FP2 02:15 - 02:55
MotoG PFP2 03:10 - 03:55
Moto2 FP2 04:10 - 04:55

2012. 8.18

Moto3 FP3 22:15 - 22:55
MotoGP FP3 23:10 - 23:55
Moto2 FP3(Sun) 00:10 - 00:55

Moto3 QP 02:00 - 02:40
MotoGP QP 02:55 - 03:55
Moto2 QP 04:10 - 04:55

2012. 8.19

Moto3 WUP 21:40 - 22:00
Moto2 WUP 22:10 - 22:30
MotoGP WUP 22:40 - 23:00

Moto3 RAC (Mon) 00:00
Moto2 RAC 01:20
MotoGP RAC 03:00

Japan Time : GMT +9
local time : GMT -4
difference in time : -13 Daylight saving time




■TVオンエア情報

G+SPORTS

予選

8月18日(土) 26:00~29:15(生放送)

8月21日(火) 10:00~13:00

決勝

8月19日(日) 23:45~28:30(生放送)

8月21日(火) 13:00~17:15

※放送日時、内容は変更になる場合があります。最新の情報は、各放送局にお問い合わせください





COMMENT



HONDA

ケーシー・ストーナー

「ラグナセカですばらしい勝利を挙げたあと、アメリカでいい休暇を過ごすことができました。このタイミングで少し休めたことは、とてもよかったです。友人と一緒に過ごしたりしました。インディアナポリスはあまり得意ではありません。歴史的なコースで、オーバルを使う部分は問題ないのですが、インフィールドはとてもフラットで、タイトなコーナーが続きます。おもしろいコーナーがいくつかありますが、全体的に難しいです。すばらしい歴史のあるサーキットでレースができるのはいいことですが、そのコースをちゃんと走れないのは残念です。得意ではないですが、これまでインディアナポリスでは、いい結果を残してきました。昨年は優勝しました。でも、今年のRC213Vが、ここでどんな走りができるのか、行ってみないと分かりません。後半戦のスタートになるので、いいレースをしたいです」

ダニ・ペドロサ

「とてもいい夏休みを過ごせました。この2週間で少しリラックスすることができ、友人と楽しく過ごし、トレーニングもしっかりできました。この時期のインディアナポリスはとても暑いので、体調管理が重要となります。このサーキットで走るのはいつも楽しいです。これまで、いい結果も残してきましたし、今年もとても楽しみにしています。今大会は、優勝を目標にがんばりたいです。そして、シーズン前半の安定性をキープしたいです」

アルバロ・バウティスタ

「ラグナセカでは、思っていたような結果を出すことができませんでした。土曜日はいいリズムを見つけたのですが、日曜日は路面コンディションが変わり、土曜日の走りを再現できませんでした。コーナーのエントリーで思うようにブレーキができず、安定性もありませんでした。ポイントは獲得しましたが、納得する走りができませんでした。夏休みは、家族や友人と過ごす時間もあり、リラックスできました。インディアナポリスでは、これまで常にいい結果を残せましたし、きちんとセットアップして、前回のようなことを繰り返さないようにしたいです。自信はありますし、モチベーションも高いです。インディアナポリスはユニークなサーキットで、逆時計回りで完全にフラットです。スローセクションや、トップスピードが必要となるロングストレートもあります。昨年はフロントタイヤに問題がありましたが、それは再舗装されたばかりだったからです。今年はそういう問題がないことを願っています」

ステファン・ブラドル

「ここまでいいレースをすることができました。思っていたよりリザルトもよかったですし、すべてにおいて、ここまでは満足しています。レース同様に、総合ポイントでも、セカンドグループとはそれほど離れていません。初めて経験したラグナセカでは、いつものような結果は残せませんでしたが、これがこれからの課題になります。セカンドグループを戦う選手たちについていって、トップ3の後ろのポジションでしっかりと戦いたいです」




YAMAHA

ホルヘ・ロレンソ

「インディーのコースはとてもエンジョイできるんだ。そしてその結果、2008年と2010年の表彰台、2009年の優勝など、素晴らしい思い出が残っている。昨年はグリップ不足で苦しんだので、今年はそれを改善したいと思っているよ。この2週間はいい休養になったけれど、同時にトレーニングも怠らなかった。今回のためにね!」

ベン・スピース

「またアメリカのファンの前でレースができると思うと、とてもうれしいよ!僕はアメリカでのレースが大好き。みんなの応援がとても素晴らしいからね。インディーではこれまでも好成績を残してきたし、なかでもモトGPでの初表彰台は特別な思い出。今回は、3年連続表彰台を目指していくよ!」

ウィルコ・ツェーレンベルグ (ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム監督)

「昨年は決勝でグリップに問題が出てしまったが、あれから我々の状況はかなり変化し、非常に好調になってきているので、今年はそのようなことは起こらないと信じている。また1000ccマシンで初めてのレースも非常に楽しみ。ホルヘはこのコースがお気に入りで成績も残しているので、今回もチャンピオンシップのリードを拡大できると期待している」

マッシモ・メレガリ (ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームディレクター)

「ベンにとっては今季2度目のホームレース。いつもここでいい走りを見せてきただけに、期待が非常に高まっている。前回のラグナセカでも、マシンに問題が出るまでは見事な戦いぶりだったので、今回もその再現を期待している。3年連続の表彰台獲得に自信を持っている」




DUCATI

ヴァレンティーノ・ロッシ

「夏休み中に、将来に向けて重要な決断を下したけど、今はレースのことだけをもう一度考える。トラックでしなければいけないことに集中する。それが大切。インディアナポリスは、過去に優勝を挙げたけど、お気に入りのトラックではない。反時計回りで、多くのコーナーの走行ラインは少しストレンジだから、特殊なトラック。難しいけど、ベストを尽くし、楽しみたい」

ニッキー・ヘイデン

「ラグナセカは楽しかったけど、インディはケンタッキーと隣州だから、本当のホームグランプリ。グッドなリザルトを獲得したい。ラグナセカでは思っていた以上に苦戦したけど、インディは速いから、スロットルを開ける機会がある。1000ccマシンで走るにはナイスだろう。昨年はタイヤの消耗が決定的になってしまったけど、路面が少し良くなっていることを願う。金曜から戦闘力があることを信じる。今季のベストリザルトを獲得できなければ、本当にがっかりだろう」




CRT クレイミング・ルール・チーム

ミケーレ・ピロ (サンカルロ・ホンダ・グレシーニ)(FTR + HONDA)

「ラグナセカは、完走できなかった3つ目のレースになりました。第1コーナーでほかのライダーと接触したのが原因でしたので、残念でした。7月はあまり運がありませんでした。でも、だんだんマシンは仕上がってきていますし、ペースもトップのCRT勢にどんどん近づいています。この調子で残りのシーズンをがんばりたいです。後半戦の目標は、9位でフィニッシュしたオランダGPのようなレースをすることです。それを達成できる自信はありますので、がんばりたいです」




Moto2

マルク・マルケス

「長い夏休みを終えて、やっと、レースが戻ってきます。インディアナポリスは、世界で最も歴史のあるサーキットの一つなので、楽しみにしています。夏休みは、休養するのにとてもいい機会でした。また、ポルティマオでテストをすることもできました。テストで得た成果は、シーズン後半に役立つかもしれません。インディアナポリスのコースは好きです。今年もトップを狙いたいです。目標はなるべく早くマシンとコースに慣れて、決勝に向けていいセッティングを見つけることです」

ポル・エスパルガロ

「マルク(マルケス)とはそれほどポイントが離れていませんし、ムジェロでは彼より9ポイント多く獲得することができました。今回もミスをしないようにして、彼とのポイント差を縮めたいです。Moto2は予想するのが難しいカテゴリーですから、もちろん難しいのは分かっています。重要なことは、今の調子をキープすることです。今年は、すべてのプラクティスでアタックしています。すべてのプラクティスでほとんどトップタイムを出せていることはうれしいです。チャンピオンシップはとても長いですし、なにがあるか分かりません。これからも全力で挑みたいです」

アンドレア・イアンノーネ

「シーズン中盤になって、いいレースができていますので、とてもうれしいです。後半戦に向けて、いい状態が作れていますので、この調子をキープしたいです。チームはいい仕事をしています。さらに速く走れるように、チームと一緒にがんばりたいです」

中上貴晶

「前戦イタリアGPは、トップグループに加わり、初めてトップを走ることができました。大きな自信を得ることができましたが、後半にタイヤの消耗でポジションを落としてしまいました。今回は、その課題をしっかり克服して、結果につなげたいです。夏休みは、鈴鹿8耐、もてぎの2&4に出かけて、友達やファンのみなさんに会うことができました。リラックスする時間が持てて、トレーニングもしっかりできましたので、インディアナポリスGPを楽しみにしています」

高橋裕紀

「前半戦最後の3連戦は、レースをこなすごとにいい状態をつくることができました。オランダGPで車体が変わり、ドイツGPではサスペンションがよくなりました。やっとレースができる状態になったイタリアGPでは、消耗パーツの交換のタイミングが悪く、それが原因でトラブルが出てしまい、とても残念でした。そのあと、鈴鹿8耐で2位になることができました。今年になって初めてちゃんとしたマシンでレースができたし、それを結果につなげることができました。この勢いをインディアナポリスGPからの後半戦につなげたいです」




Moto3

マーベリック・ビニャーレス

「インディアナポリスにはいい思い出があります。昨年は、1位には離されましたが、サンドロ・コルテセ(KTM)との厳しい戦いで、2位になることができました。このサーキットは2人とも得意としていますし、今回もまた激しい戦いになると思います。インフィールドでタイムを稼いで、ロングストレートではうまくスリップストリームを使いたいです。レースが楽しみです」

ロマノ・フェナティ

「イタリアGPで2位になれたことで、すばらしい形でシーズンの前半を終えることができました。ホームレースでの優勝まで、あとほんの少しでした。これまでがんばってきたご褒美かもしれません。夏休みは楽しみましたが、それ以上にインディが楽しみです。このサーキットにはすばらしい歴史があります。早く走ってみたいです」

アレックス・リンス

「アメリカは行ったことがありませんが、インディアナポリスはとてもいいサーキットで、ロケーションはまるで違いますが、走っている感じは、ドイツGPの行われたザクセンリンクに似ていると聞きました。向こうに着いたらいつも通りにがんばりたいです。インフィールドのスローコーナーでは、いいラインが必要となってきます。少しでも早くいいセットアップを見つけ、乗りやすいマシンにしなければなりません」