ぱおんの小部屋

水郷爆釣隊隊長のひとりごと…

引退

2010-06-30 14:38:58 | Weblog
サッカーの報道を見ていたサンケイスポーツに、ひっそりと大山加奈引退のニュースが出ていた。寂しいばかりだ。

大山加奈といえば、栗原恵とのメグカナコンビで話題を集め、同期の荒木を含め、全日本の中心選手として期待されてきた。ところが、高校卒業後は怪我が続き、結局は回復することなく引退になってしまった。

日本人は筋力や骨格の関係からか、大型選手は怪我に悩まされることが多い。栗原恵も今年膝を手術してリハビリ中だし、狩野舞子もアキレス腱断絶で戦線離脱している。元気なのは親がラグビー選手の荒木と、ふにゃふにゃした木村だけだ。バレー界は未だに根性論的な風習が幅をきかせていて、ろくな戦術も無しに、気合いとか気持ちとかを前面に出してくる。怪我をしている選手を無理に使って、症状を悪化させる愚を犯してばかりいる。ある意味、大山はその犠牲者とも言える。

大山は脊柱管狭窄症という症状で北京五輪の頃に手術をしていた。この症例から復帰したアスリートはなく、昨秋、試合に出られるようになってきた大山が初めての復帰例になりそうで期待したのだが、急転、残念な結果になってしまった。

妹の大山美希もビーチに転向したため、日本は大型アタッカーと大型セッターを同時に失うことになった。痛手である。

いまワールドカップで盛り上がっているが、7月末にはワールドグランプリ、秋には世界選手権とバレーボールも注目の試合が続く。引退した選手の分をどうやって埋め、将来へのビジョンを示してくれるのだろうか。
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