スーパーハーフスピン

八月中旬以降、順次入荷の予定とのことで、新しいハーフスピンを発注している。
六月の初めにティムコのスタッフに確認し、受注開始を待っていたわけだが、このたび、カラーについての詳細が判明したので、ここで紹介しておこう。

カラーは五色で、ファックスでカラー名は分かっていた。「ブルーギル」「相羽モロコ」「インパクトシャート」「ブラックバックシャッド」「ホワイトクリスタルシャッド」である。しかし、名称だけでは、白はどんな白なのか、シャートはどのくらいインパクトがあるのか分からない。
そこで、ティムコの本社に行って、カラーコピーを貰ってきた。コピーだから、実物通りとはいかないが、雰囲気は掴める。順に説明してみよう。

「ブルーギル」は、完全にクリアウォーター向けのカラーだ。ブレードは前後ともガンメタ。今まで、僕はこのタイプのスピナベはSR‐MINIやDゾーンを使っていたが、その代用に出来る色である。水郷では出番が少ないが、一つ持っておくといいカラーだ。

「相羽モロコ」は、ベイトフィッシュライクな弱めのカラーで、ブレードは前後ともにシルバー。クリア系の水域で、捕食モードに入ったバスを狙うのに良さそうだが、他に何か特徴があるのか、コピーではよく分からない。

「インパクトシャート」は、インパクトが無い。ブレードは前後ともゴールド。本来はマッディ向けのベーシックカラーだが、もう少し強い色にして欲しかった。

「ブラックバックシャッド」は、アピール力のないキンクロに近い。おそらく、初期のハーフスピンに設定されていたカラーに似た色と思われる。昔のを引っ張り出してきて、コピーと並べるとソックリだ。問題があるとすれば、昔、このカラーはあまり釣れなかったということだ。

「ホワイトクリスタルシャッド」は、要は白である。シャッドがくっ着いているのが余計といえば余計だが。本当なら、ソリッドホワイトの方が釣れると思うが、そうすると売れなくなるので、やむなく「白シャッド」にしたのだろう。スタッフもそんなニュアンスのことを話していた。ブレードはシルバーとゴールドの組み合わせ。

さて、カラーは以上の五色で、しばらくは新色の追加もないとのことだが、水郷にピッタリの色が一つもないのは問題である。僕は、ホワイトクリスタルシャッドとインパクトシャートの二色のスカートを交換して対応していくつもりだ。
もっとも、ブレードの設定はウィロータンデムとダブルウィローのみで、マッディ水域に効くタンデム（コロラド・インディアナの組み合わせ）がラインアップされていないから、どちらかというとクリアな水域向けのカラーセレクトなのだろう。
HB（ハンマーブレード）の出番はまだまだ続きそうである。しかし、HBを使うにしても、取り付ける本体がないとどうにもならない。
とにかく、廃止にならず、ハーフスピンが復活したのは、喜ばしいことなのは間違いない。