ぱおんの小部屋

水郷爆釣隊隊長のひとりごと…

ミズーリ

2018-06-26 08:09:49 | Weblog
トラ・トラ・トラ・・・。昔、日本が真珠湾攻撃をした際に発せられた暗号である。この攻撃から大東亜戦争は始まった。ハワイに行ったら、ぜひ立ち寄りたいと思っていたのが、この真珠湾である。

真珠湾に行くというと、腹黒い男から「奇襲しないのか?」などと、ふざけたラインが送られて来たが、今回真珠湾に来たのはそんな目的ではない。戦艦ミズーリだ。

ご存知の方も多いと思うが、ミズーリは日本の降伏文書調印が行われた艦である。アイオワ型戦艦の三番艦で、全長は約270メートル、日本が誇る世界最大の戦艦大和よりも長い。このスケールを感じてみたいのだ。

写真のようにミズーリの主砲も大和と同じ三連装なので、幅が狭いことを除けば、大和のスケールを実感できる。大和はデカイ、デカイと言われるが、戦艦だから可能な限りコンパクトに設計されていて、客船に比べたら小さいのだ。幼少時に地元の造船所でみたタンカーより小さいのは当然だが、実際に乗ってみてどうなのか。

ツアーガイドに連れられて乗艦、最上甲板から主砲を見上げる。うむ、やはりそれほど大きくはない。なるほど、このくらいのサイズ感なんだな。バイタルパートの装甲はともかく、兵員室や食堂の壁は客船のそれと違いがないのか。

写真や模型でよく知っているつもりだったが、実際に乗艦して初めて分かることも多い。これで大和や長門、金剛などのサイズ感もだいたい掴めた。

これで乗艦の目的は果たせたわけだが、ガイドの話にも感銘を受けた。特に突入したカミカゼのパイロットを海葬にしたエピソード。いや、話自体は本で読んだことがあったが、「日本に武士道あれば西洋には騎士道あり」や「死者の尊厳を守る」などの話と一緒に聞いて、なぜ日本が欧米諸国から評価をされているのか、それを改めて実感した。基本的価値観が同じなのは重要なことなのだ。東アジアでは日本だけがそれが一致している。福沢が脱亜入欧を言ったのも頷けるところだ。

戦艦ミズーリ。有意義な時間を過ごせた。機会があればぜひ行ってみてほしい場所である。
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