だるま

今回の旅では、新たな美味い駅弁は見つからなかった。外してばかり。駅弁といっても、高いばかりで、大して美味くないのが大半だから注意が必要だ。そこで、名古屋では、もうハズレくじは引かないぞと、だるまの味噌カツシリーズをチョイスした。ここの弁当ならば安心だ。

写真の弁当、特徴は味噌ダレ。八丁味噌でクセがあるから、馴染めない人もいるだろう。ボクも実は八丁味噌はあまり得意じゃない。でも、ここの味噌ダレは大丈夫だった。悪くない。むしろ良い。いや、超イイネ。サイコー！

だるまの味噌カツを初めて食べたのは、上野松坂屋での駅弁大会。そこで実演販売をしていて、匂いをプンプンさせた味噌ダレに、揚げ立てのカツをザブンとドブ漬け、ご飯にドンと乗せて提供していた。
苦手の八丁味噌の匂い。3年くらいは手が出なかったけど、とうとう思い切って買ってみた。そしたら美味い。翌日もまた買いに行ったほど。

以来、だるまは信用して買っているけど、毎回ハズレたことがない。ただし、美味いのは味噌ダレだけなので注意が必要だ。写真のように付け合わせの惣菜が多数入っている場合、この惣菜は全てハズレなのである。また、カツ自体もロースよりはヒレの方がいい。理由は黒豚の話で書いた通り。そういう意味では豚カツよりもエビフライ弁当がいいかもしれない。だるまの駅弁は、カツの種類や付け合わせによって何種類かラインナップされているから、メインの味噌カツ以外に、なるべく惣菜が入っていないものを選ぶのが失敗しないコツである。

今回のは……
やっぱり味噌ダレは美味い。けど、この付け合わせは無い方がいいよ。

ああ、今回の旅ももう終わりだな。またすぐに新たな旅が始まるけどね。

しぐれ寿司

高山駅で売っていた美味い駅弁というのは写真の飛騨牛しぐれ寿司である。これはもう全国でも指折りの抜群に美味い駅弁だ。

売店では迷わずこれを購入。名古屋に向かう特急の中で早速開いてみる。

うむ。美味い。マジで美味ェ。今回の旅で、これまで食べてた駅弁は何だったのかと疑問に思うほどレベルが違う。

コストパフォーマンスを考えたら、駅弁よりもコンビニの弁当がマシだという意見を時々見るけど、馬鹿言っちゃいけないな。そういうヤツ、美味い駅弁を食べたことないだろ。まあ大半の駅弁がロクなモノでないとしても、中には絶品があるのですよ。

この高山の飛騨牛しぐれ寿司、ボクは美味い駅弁の3指に入れてる。今回、改めて美味さを実感した。これはまた、京王の駅弁大会に来た時に、買いに行かないといけないな。

飛騨高山

飛騨高山は初めて訪れる。さすがに日本的な観光地として海外にも名が通っているだけあって、外国人観光客が多い。案内所の爺さんなども英語がペラペラだし、景色の和風なのと対比で独特の雰囲気だ。

駅では美味い駅弁を売っていた。その傍で団子を焼いていた。みたらし団子だ。外国人観光客と楽しく話をしながら、その団子を買ってみた。まあボクは英語を話せるわけじゃないから、話は全然通じてないとは思うけどね。

団子は素朴な味わいだった。