●こんばんは、筬島(おさじま)です。
今日は大事なお知らせをいたします。
●そのことを知っていただく上で、
ちょっと唐突ですが、祖父母の身体にかけた遺言を、初めてお話ししたいと思います。
きっと、あなたにとっても非常に大切なメッセージになると思うからです。
祖父母は、ほぼ同じ時期に認知症になりました。
私が住む富山から祖父母のいる熊本へ駆けつけたとき、従姉は言いにくそうに、小さな声でこう言いました。
「会ったら、つらくなるだけかも知れんよ……」
祖父母がいる施設に向かう道中、その言葉が、胸の中に入った虫のようにうごめいて、私の心を不安にさせました。
●施設は、平和そのものの田舎の山の中にありました。
中に入ると、祖父母は別々におり、先に祖父に会いました。
でも最初、祖父を見たとき、それが誰か分かりませんでした。
祖父は、いつも恩厚で少しふっくらして血色がいい人でしたが、今、目の前にいる車いすに座って祖父は、骨に皮が一枚ペラリと貼りついたような姿……
言葉を失いました。
●祖父は私が誰か分かっているのか分からないのかもわかりません。
しかし、窓から見える景色を指さしながら話し始めます。
「あのトンネルはね、私が掘ったんだよ。そしてあの道も全部ね……」
もちろん、そんなはずはありません。
それでも祖父は、そんな話をずっとずっとひたすら続けました。
●そして、祖母に会いました。
祖母は、とても優しく、笑顔が素敵な人でした。
その祖母が、まるで能面のようにまったく表情を失っていました。
その眼には何も映れていないかのように、ただ宙に向けられている……。
祖父とは対照的に、祖母はまったく何も語りません。
私はただ、指をマッサージしてあげながら、いろいろと語りかけました。
冷たかった指先にだんだんとぬくもりが戻り、ほんのわずかですが顔つきが柔らかくなったようにも感じられました。
●今まで祖父母に自分はいったい何をしてあげられただろうかと考えると、何もできていなかった、という思いしか出てこず、強く後悔したものです。
帰る時間となり、改めて二人を見つめると、その姿から、こんな声が聞こえてくるようでした。
【若いということは、決して当たり前ではないんだよ。
健康でいるということは、決して当たり前ではないんだよ。
生きていること、それも決して当たり前ではないんだよ。
一度きりの人生、決して無駄にしてはならないよ。
命の本当の大切さを知りなさいよ。
もし、生きている意味が分かったら、本当の幸せが分かったら、それを皆様にお伝えしていきなさいよ。
そのための生命なんだから】
●その全身は、本当に輝いて見え、私の頬にはは知らぬ間に涙がつたっていました。
確かに私は、祖父母の遺言を胸に聞いたのです。
●今年で仏教を学びはじめてちょうど【30年】。
浄土真宗の講師になって【25年】になります。
まさに生きる意味、本当の幸せ一つ学び、お伝えしてまいりました。
この節目の年、あの祖父母の姿が妙に思い出されてなりません。
もっと自分にできることはないのか?
そんなことを考えている折も折、ある出版社から「あなたのブログを見ました。【電子書籍を出版】してみませんか」と声がかかりました。
不思議なご縁に感謝し、私は今年の1月から執筆にかかり、ようやく原稿が完成いたしました。
【30年の集大成】となる内容、かつ、【0から分かる入門編】となっています。
【結局、幸せってなんなの?】
【どうすれば、幸せになれるの?】
という内容が、3ステップで分かる内容です。
詳しくはこちらをお読みください。
案内ページですが、読まれるだけで、意外な気づきがあると思います。
https://www.freiseinstory.net/wordpress/gift/3
そして……
●今回は特別に
【最初の60ページを無料で公開】いたします。
表紙もできましたのでよろしかったらご覧ください。
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