ゴッホの「ある男の肖像画」が、別人の作品と判明しました。
現在、約20億の価値があるといわれていますが、
価値はいったいどれくらい下がるんでしょうね。。。。
ゴッホ「ある男の肖像画」、別人の作品と判明(読売新聞) - goo ニュース
(「 ある男の肖像画 」がどんな絵か見たい人はコチラ)
以下、記事です。
オランダ生まれの印象派画家ビンセント・ファン・ゴッホ
(1853~90年)の作品とされ、オーストラリアの美術館が
所蔵していた油彩画「ある男の肖像画」が、実は別人の作品だったことが
判明した。
アムステルダムのファン・ゴッホ美術館が鑑定し、断定した。
問題の絵は、メルボルンのビクトリア州立美術館が1940年に
収集家から購入し、所蔵していたもので、現在なら約20億円の価値が
あるとされていた。
ゴッホの33歳前後の作品と見られていたが、
昨年、英国の美術館に貸し出された際に、同時代のほかの作品とは
「作風が異なる」と指摘され、アムステルダムで専門家が調査していた。
作品がゴッホ作とされた経緯など、詳細は明らかでない。
そういえば、逆のケースも、ありましたよね。。
1万~2万円の価値と思われていたのが、
ゴッホ作と判明するや、値段は膨れ上がり
6600万円で落札したのです。
以下、その時の記事です。
(元記事はコチラ)
ゴッホ作と判明した油彩画、6600万円で落札
オランダの画家ゴッホ(1853~90)の修業時代の作品と判明した
油彩画「左向きの農婦の頭部」が8日、東京・銀座で競売にかけられ、
6600万円で競り落とされた。
落札したのは、広島県吉和村のウッドワン美術館(中本利夫館長)。
当初、作者不詳の「婦人像」として競売目録に掲載され、
競売会社が設定した落札予想価格も1万~2万円だった。
約170点の出品作の最後に競売にかけられた。
入札は500万円から始まり、わずか5分足らずで、
値段は13倍に跳ね上がった。
主催会社によると、この日の参加者は約500人。
ふだん会場となっている地下のフロアでは狭すぎるため、
通りに面した1階のギャラリーにも大型テレビを置いて対応した。
それでも、通りかかった買い物客も加わって、会場から人があふれた。
参加者が「バブル以来の熱気」という盛り上がりは、
他の出品作にもおよび、ゴッホの直前に競売にかけられた
作者不詳の「男性像」も、当初の落札予想価格1~2万円に対し、
1700万円の値をつけた。
「農婦」は、洋画家で91年に死去した故中川一政さんの
コレクションの中にあった。遺族の依頼で競売にかけられることになったが、
作者不詳だった。
ゴッホの作品に似ていることから昨年12月、競売主催会社が
アムステルダムのゴッホ美術館に問い合わせたところ、
6日になって、ゴッホが修業時代に描いた真正作であるという
調査報告書が届き、一躍、オークションの目玉になった。
こんなのもあります。
ゴッホの水彩画1点が韓国にある、ということが分かり世界の美術界が
注目している。
推定される価格が1000億ウォン(約120億円)にのぼる同作品は、
ゴッホの水彩画のうち現存し所在が把握された唯一の絵。
タイトルは「馬車と汽車がある風景」で1890年6月の作品。
作品の貴重性と作家の名声のため、コレクターのソ・ビョンス氏は
関心の的になっている。
同氏は「外国人女性がプレゼントしたもの」とし
「韓国のプライドを生かしたかっただけ。価格は重要な問題じゃない」
と話した。
これに先立ち、日本の国会タイムズは(4月25日)
「世界的に貴重なゴッホの水彩画1点を東洋人が所蔵している」と報じた。
04年に鑑定の過程で日本のゴッホ専門家などに同作品が公開され、
コレクターが韓国人だとのことが分かった。
日本のゴッホ研究家は、この絵の鑑定書で「99.99%ゴッホの水彩画だ」と
確認した。
(元記事はコチラ)
自らの耳を切り、最後は自殺した、情熱の画家、ゴッホ。
生涯で一つの作品〈赤い葡萄畑〉しか売れなかったゴッホの絵に
現代の人々は振り回されていると言ってもいいでしょう。
「絵そのもの」の素晴らしさというより、「ブランド」に価値がついて
しまっている。
もっといえば「どうだ、ゴッホの絵を持ってるんだぞ」という自慢に
価値がついてまわっている感じですね。
ここにも「そらごと、たわごと」の実体のない世界が浮き彫りに
なっているようです。。。。
ゴッホ「ある男の肖像画」、別人の作品と判明(読売新聞) - goo ニュース
真偽はどうでもいいです。ゴッホだろうがピカソだろうが、つまんないものはつまんない。