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浄土真宗親鸞会講師のブログです☆
キーワードは人生、生と死、因果の道理
人生の目的(生きる目的・なぜ生きる)、無明の闇、歎異鈔
真実の自己、親の大恩、自殺、誹謗中傷、
仏教、対カルト、宗教被害、後生の一大事・生死の一大事、
文学、哲学科学、映画、音楽など♪
1997年9月、発刊当初からその衝撃的な内容で物議をかもしていた
一遍のミステリが第43回江戸川乱歩賞に輝いた。
それが 「破線のマリス」
マリスとは悪意。
テレビの画面は525本の横線によって切れ切れにされている。
横線は実線ではなく点からなる「破線」。
これが集まって画面に絵柄が浮かぶ。
切り刻まれた報道映像に潜む本質を描いた作品で映画化もされ
大変話題になりました。
簡単なストーリーは以下の通り。
----------------------------------------------------------------
人気報道番組の事件検証コーナーは、
ニュース映像を独自の視点から再構成し真実をあぶり出すことで
高視聴率を上げていた。
しかし、証言の内容とは無関係な映像を繋いで証拠もなしに
犯人を仕立てるような放送倫理に抵触する「編集者、遠藤瑤子」の手法は、
局内で問題視されていたものの「数字が取れているために何も言えない」
という空気が支配的だった。
ある日、瑤子に「郵政官僚の不正に関する殺人事件」に関する
テープの持ち込みの話が来る。
内部告発者の男は「春名」と名乗り、
身の安全のために郵政省には一切のコンタクトをしないように言われるが、
瑤子は人柄を見込んでこのテープを信用する。
上司のチェックをすり抜けて放送されたこの報道は大反響を呼び、
犯人と目された麻生は、仕事も家庭も崩壊し、謝罪を求めて瑤子をつけ回す。
上司立ち会いのもとで素材テープを見た関係者は、
このテープが麻生の主張どおり何者かが彼をはめる目的で仕組まれたものと断定し、
瑤子の編集者としてのキャリアは危機に立たされる。
そして最後は、ついに・・・・
(くわしくはコチラ)
----------------------------------------------------------------
この江戸川乱歩賞「破線のマリス」が映画化されるときの
原作者、野沢 尚氏のコメントは以下の通り
----------------------------------------------------------------
「映画化にあたって」野沢 尚
Message from Hisashi Nozawa
この原作小説が出版された時、「テレビ界の内部告発小説」
とよく言われた。
それは間違っている。私に告発したい相手がいるとしたら、
それはテレビの作り手ではなく、 視聴者の方だ。
報道被害をはじめとするテレビから垂れ流しにされる情報を、
視聴者はこれまで、あまりにも無感覚で受け止めてきた。
過剰な映像処理や劇的な音付けに簡単に騙されてしまう。
大衆心理の操作など、この物語のヒロインのように、
指先一つの映像編集で可能なのだ。
だからテレビの情報を信じてはいけない。疑ってかかれ。
それは、テレビ界の人間でもある私からの、切なる願いでもある。
簡単には騙されない視聴者がいてこそ、作り手に緊張感が生まれ、
テレビは成熟の時代を迎えるのではないか。
この映画が、報道被害をはじめとする様々な問題に揺れるテレビ界を突き刺し、
その向こう側にいる視聴者を、強烈に揺さぶってくれることを祈っている。
---------------------------------------------------------------------
画像を作られた人も、作った人も不幸になる。
そして、その画像に踊らされる大衆は・・・・
この小説が発表されて20年近くになる今、
もっと深刻な問題を抱えているかも知れません。
悪意の噂、デマは、ネットでも口コミでも映像でも流され続けています。
しかも、本人は善意のつもりなのだからたまらない。
責任ある発言がのぞまれると同時に、
責任もって判断する、「受け手の問題」がさらに大切と思います。
噂にふりまわされず、自分の目で、耳で確認し、判断しよう!
「たぶんわが国以上に中傷者に行動の自由を許している国はない。
何千というそういう連中が立派な市民の名誉を毀損し、
またたしかに、暗殺やそれ以上の中傷をそそのかして、
それで飯を食っている」
新渡戸稲造
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/33/5930849b2e9538ced7658c6e236d9a7c.png)
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人生の目的(生きる目的・なぜ生きる)、無明の闇、歎異鈔
真実の自己、親の大恩、自殺、誹謗中傷、
仏教、対カルト、宗教被害、後生の一大事・生死の一大事、
文学、哲学科学、映画、音楽など♪
1997年9月、発刊当初からその衝撃的な内容で物議をかもしていた
一遍のミステリが第43回江戸川乱歩賞に輝いた。
それが 「破線のマリス」
マリスとは悪意。
テレビの画面は525本の横線によって切れ切れにされている。
横線は実線ではなく点からなる「破線」。
これが集まって画面に絵柄が浮かぶ。
切り刻まれた報道映像に潜む本質を描いた作品で映画化もされ
大変話題になりました。
簡単なストーリーは以下の通り。
----------------------------------------------------------------
人気報道番組の事件検証コーナーは、
ニュース映像を独自の視点から再構成し真実をあぶり出すことで
高視聴率を上げていた。
しかし、証言の内容とは無関係な映像を繋いで証拠もなしに
犯人を仕立てるような放送倫理に抵触する「編集者、遠藤瑤子」の手法は、
局内で問題視されていたものの「数字が取れているために何も言えない」
という空気が支配的だった。
ある日、瑤子に「郵政官僚の不正に関する殺人事件」に関する
テープの持ち込みの話が来る。
内部告発者の男は「春名」と名乗り、
身の安全のために郵政省には一切のコンタクトをしないように言われるが、
瑤子は人柄を見込んでこのテープを信用する。
上司のチェックをすり抜けて放送されたこの報道は大反響を呼び、
犯人と目された麻生は、仕事も家庭も崩壊し、謝罪を求めて瑤子をつけ回す。
上司立ち会いのもとで素材テープを見た関係者は、
このテープが麻生の主張どおり何者かが彼をはめる目的で仕組まれたものと断定し、
瑤子の編集者としてのキャリアは危機に立たされる。
そして最後は、ついに・・・・
(くわしくはコチラ)
----------------------------------------------------------------
この江戸川乱歩賞「破線のマリス」が映画化されるときの
原作者、野沢 尚氏のコメントは以下の通り
----------------------------------------------------------------
「映画化にあたって」野沢 尚
Message from Hisashi Nozawa
この原作小説が出版された時、「テレビ界の内部告発小説」
とよく言われた。
それは間違っている。私に告発したい相手がいるとしたら、
それはテレビの作り手ではなく、 視聴者の方だ。
報道被害をはじめとするテレビから垂れ流しにされる情報を、
視聴者はこれまで、あまりにも無感覚で受け止めてきた。
過剰な映像処理や劇的な音付けに簡単に騙されてしまう。
大衆心理の操作など、この物語のヒロインのように、
指先一つの映像編集で可能なのだ。
だからテレビの情報を信じてはいけない。疑ってかかれ。
それは、テレビ界の人間でもある私からの、切なる願いでもある。
簡単には騙されない視聴者がいてこそ、作り手に緊張感が生まれ、
テレビは成熟の時代を迎えるのではないか。
この映画が、報道被害をはじめとする様々な問題に揺れるテレビ界を突き刺し、
その向こう側にいる視聴者を、強烈に揺さぶってくれることを祈っている。
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画像を作られた人も、作った人も不幸になる。
そして、その画像に踊らされる大衆は・・・・
この小説が発表されて20年近くになる今、
もっと深刻な問題を抱えているかも知れません。
悪意の噂、デマは、ネットでも口コミでも映像でも流され続けています。
しかも、本人は善意のつもりなのだからたまらない。
責任ある発言がのぞまれると同時に、
責任もって判断する、「受け手の問題」がさらに大切と思います。
噂にふりまわされず、自分の目で、耳で確認し、判断しよう!
「たぶんわが国以上に中傷者に行動の自由を許している国はない。
何千というそういう連中が立派な市民の名誉を毀損し、
またたしかに、暗殺やそれ以上の中傷をそそのかして、
それで飯を食っている」
新渡戸稲造
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しかし、良く見れば新聞報道にも嘘があり。TV の報道
にも嘘があり。興味本位の週刊誌なんぞもってのほか…
ネットだって、何が正しいかわからない…。
自分の考えの起点を何処に持ち、何を信じればいいのか、
難しい時代ですよね~(苦笑)。
少なくとも『この人が言っていれば絶対正しい』という
ような “信者化” だけは避けたいところですが…(苦笑)。
日本の「平和」は上辺だけって事なのでしょうね
日々進化する情報とその発信源に取り残される私たち…生物としての進化を止めた生物であるが故の試練ってところでしょうか
物事の真偽が分からないご時世、もしかしたら「適当~」なのが一番なのかもしれません
人々が敬遠している現代の若者のような
私はテレビが嫌いです。
本当の事を言っているのかわかりません。
うその報道もあります。
今はNHKだけですが、日本に帰るとテレビを見る事ができません。
うるさいし、人をバカにする発言も簡単に出てくるし、気分が悪くなるんですよ。
もちろん善意でつくる番組もあるでしょうが・・。
マスコミの餌食にされた人たちの心の傷は、かなり深いものだと思いますよ。