幸福学専門30年 筬島正夫が語る本当の幸せ


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ロボコンの提唱者・森政弘(絶賛される仏教)

2009-08-20 | その他
アイデア対決ロボットコンテスト(ロボコン))※」の提唱者としても有名で
「ロボコン博士」の異名を持ち、東京工業大学名誉教授でもある
森政弘さん(もり まさひろ、1927年 - )は、「心」についての研究も行って
いますが、さらに“仏教”に強い関心を示しています。

森さんは言います。

「仏教を学ぶと人間がわかり、人間がわかるとロボットがわかる。
 だからロボットを研究するには、仏教を学ばなければいけない」
                 (豊かさを語る:森政弘)

   

「人工知能の父」といわれ、MIT人工知能研究所設立者の1人して知られる、
マービン・ミンスキー(Marvin Minsky, 1927年 - )教授も、

 「人工知能をやろうとすれば、当然ながら人間の知能(インテリジェンス)
  それから心(マインド)の仕組み、
  働き方が標的(ターゲット)になり、
  とくに心の研究には仏典が比類なきテキストになる」

 
(田原総一朗 文春文庫 「生命戦争 脳・老化・バイオ文明」)

と言っていますが、まったくといっていいほど同じ見解ですね。

さて、その森政弘さんが

「『心の宗教』という別名を持つ仏教が、心のメカニズムをどのように
 把握しているのかへの案内」


として、

『日本機会学会誌』vol.98 No.914に、短い論説「「心」について二、三の考察」

を書いています。

そこには、
「筆者の力を超えているが」と前置きし、
仏教は「心」を深く洞察し、詳細に説かれているが、
物理学だけで心の解明をするのには限界があるとして、

「物理学は、物質世界での万象の説明に大成功を収めてはきたが、
 意識の説明に対してだけは、手も足も出ないと言いたい」


と書いています。
その理由として、
大森荘蔵氏の哲学を次のように要約して説明しています。


脳のどこどこの部位がこうなった【時に】は痛い、ということは分かる。

「しかし、それは「○○の時に」なのであって、「○○だから」ではない。
 【時に】では理由にならない。
 【から】が言えばければ、意識というものの核心に迫ることはできない。」

「電流・イオン濃度・速度・質量・・・などといった物理量の演算からは、それら
 およびそれらの組み合わせとはまったく別次元の、感覚というものは生じない」


このように物理学の限界に触れたあと、仏教心理学を展開します。

「唯識仏教は、フロイトやユングの心理学よりもはるかに幽玄なもので、
 心について研究を志される方には、必学のものとして推薦したい」

と明記し、八識(仏教で説かれる八つの心、識とは心の意味)について
次のように書いています。

1~5 前五識・・・・五感のこと

6   第六識・・・・五感から入った情報を統合し、それを意味でもって
           認識する。
           《次の第七識以下は意識下(無意識、深層真理)》

7   第七識・・・・末那識(マナシキ)、エゴの根元
           《フロイト、ユングの心理学はここまで》

8   第八識・・・・阿頼耶識(アラヤシキ)、過去の業の蓄積、生命の根元、その他


1~7までは最後の阿頼耶識から生み出されたものとする。

唯識仏教ではこの八識に基づいて心理の詳細巧妙な解析を展開しており、
その精緻(せいち)さには驚くべきものがある。

 
仏教と聞くと、非科学的で古臭いもの、というイメージをいまだに持たれて
いる方もあるかもしれません。

しかし知っている人は知っているのです、仏教が科学に先んじていることを。
アインシュタインしかり、量子力学のボーア、ハイゼンベルグしかり。

「日本人は何をしているのだろう?」とハイデッガーは言ったといわれますが、
もっと多くの日本人に仏教の素晴らしさを知って欲しいと願ってやみません。


コンピュータの時代 マービン ミンスキー教授 Marvin Minsky



数学のノーベル賞といわれるフィールズ賞受賞者の広中平祐と仏教 - 仏教から見た最新ニュースと人生の目的を、ある浄土真宗 親鸞会 講師はどう見るか
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