睡眠障害についての記事を2つ紹介します☆
ネットと睡眠障害の関係がいろいろ取りざたされて
いるようです。
「パソコンを使い、パソコンに使われるな」
ですかね♪
◆ジャンクスリープの恐怖
(ガジェットがもたらす「ジャンクスリープ」、専門家が警鐘)
テレビやコンピュータをつけっぱなしにして眠る質の低い
「ジャンクスリープ」は、ジャンクフードと同じような
健康問題になるかもしれない。
「ジャンクスリープ」は10代の子を持つ保護者にとって、
ジャンクフードに匹敵する大きな懸念になるかもしれない――
英国の団体が、このような調査結果を発表した。
睡眠に関する助言を提供する団体Sleep Councilは、
12~16歳の子供1000人を対象に実施した調査で、
若者の間でのガジェットブームが睡眠の長さと質に悪影響を
もたらしていることが示されたと報告している。
同団体によると、学校がある日の前夜に十分な睡眠を
取っていない子供が多く、30%は睡眠時間が4~7時間という
(推奨される睡眠時間は8~9時間)。
また23%は週に1回以上、テレビを見ながら、音楽を聴きながら、
あるいはほかの機器を使いながら眠りにつくと答えた。
98.5%の子供は、寝室に電話、音楽再生機器、テレビのいずれかがあり、
寝室にすべてあると答えた子供は65.3%に上った。
およそ5人に1人が、テレビやコンピュータをつけっぱなしに
していることで、自分の睡眠の質に影響が出ていることを認めた。
英国の睡眠専門家クリス・イディコウスキー氏は、
これは憂慮すべきトレンドだとし、こうした睡眠を、
脳に学校での活動に必要な休息を与えるのに十分な長さも質もない
「ジャンクスリープ」だとしている。
「残念なことに、睡眠はジャンクフードと同じ道をたどっているようだ。
ジャンクスリープはジャンクフードのようになるかもしれない。
健康な食事だけでなく、健康な睡眠も含めた健康なライフスタイルを
子供に教える必要がある。
伝えるべきことは単純だ。
ガジェットの電源を切って、もっと寝なさい、ということだ」
(元記事はコチラ)
ガジェット 【gadget】
読み方 : ガジェット
別名 : デジタルガジェット, digital gadget,
電子ガジェット, electronic gadget
分野 : モバイル
目新しい道具、面白い小物、携帯用の電子機器といった
意味の英単語。IT分野では、厳密な定義は無いが、
デジタルカメラや携帯オーディオプレーヤー、
ICレコーダー、PDA(携帯情報端末)、多機能の携帯電話、
携帯ゲーム機などのことを指す。
人目を引く、気の利いた、ユニークな機能の、
といったニュアンスを込めて使われる例が多い。
単体で動作する機器のことを指すことが多く、
デジタルな小物でもパソコンの周辺機器などは含めない
ことが多いが、USBメモリやWebカメラなどは
ガジェットの一種として紹介されるのをよく見かける。
■睡眠不足感、就寝前のネット利用時間に比例
大阪大学の調査によると、就寝前にネットやテレビなどの
メディアを長時間利用する人ほど、寝不足を訴える割合が高い。
就寝前にインターネットを使ったりテレビを見たりしている人は、
そうでない人と睡眠時間は同じでも、寝不足を訴える割合が高い
という調査結果が示された。
研究を率いる大阪大学の菅沼仲盛氏はReuters Healthの取材に対し、
インターネットのような電子メディアを使う人は多いが、
就寝前のメディア利用時間が長いほど、睡眠不足(の感覚)を
引き起こしやすいことは特筆すべきだと語った。
同氏のチームはインターネットで2件のアンケートを別々に実施し、
日本人計5875人から睡眠問題の自覚症状と就寝前の電子メディア利用
についてのデータを収集。
その結果をSleep and Biological Rhythms誌に報告した。
回答者の半数近くが、睡眠不足と就寝前の電子メディア利用は
関係があると答え、メディア利用時間が長いほど、睡眠不足を訴える割合も
高かった。
全体で見ると、メディア利用が睡眠不足の原因になっているかもしれないと
答えたのは、1.5時間以下のライトユーザーの場合では29%どまり。
これに対し、利用時間が1.5~3時間のユーザーでは40%、3時間以上の
ヘビーユーザーでは54%に増えている。
ただ、就寝前にインターネットやテレビを長時間見ていても、
必ずしも実際の睡眠時間が減っているわけではない。
ヘビーユーザーがコンピュータやテレビ画面の前で過ごす平均時間は
ライトユーザーより約3時間長かったが、翌日に仕事を控えている日の
睡眠時間はライトユーザーに比べて平均わずか12分少ないだけだった。
菅沼氏によると、特にインターネットはテレビよりも寝不足感に
影響しやすく、これは若者だけでなく中高年も同じだという。
夜遅くまでインターネットを使っていることを睡眠障害の原因として
挙げたのは回答者の38%、テレビを原因として挙げたのは約25%だった。
コンピュータやテレビの長時間利用が睡眠時間に与える影響はわずかだが、
それよりも「睡眠の欲求と睡眠の質」に大きな影響を与える可能性が
あることが、この結果で示されたと菅沼氏は話している。
(元記事はコチラ)