goo blog サービス終了のお知らせ 

幸福学専門30年 筬島正夫が語る本当の幸せ


自著『第3の幸せ』【60ページ無料プレゼント中】         

なんの為に勉強し、何の為に働くの?「女王の教室」

2007-02-02 | 人生の目的


今日は、女王の教室 第10話『真矢、最後の授業』から

くわしくはコチラのドラマノートというブログ
(このドラマノートというブログ、とても詳しく超力作で、すごいです)
今日の記事もこのブログの文章をもとに書いています。

ランキングの投票はこちらからクリックお願いします!
  ↓



女王の教室とは、

この物語は
悪魔のような鬼教師に
小学6年の子供たちが戦いを挑んだ
一年間の記録


というものですが、かなり物議をかもしだしたようです。
その中で、考えさせられる場面がありました。
この答えが正しいとか正しくないということではなく、
紹介してみたいと思います。

(シーン1)

真矢が教室に入ってくる。
挨拶の後、真矢が言う。
「それではテストをはじめます。机の上の物をしまって。」
「先生!私たちみんなで相談して、テストの成績に関係なく交代で
 掃除当番や給食当番をすることに決めました。
 これからは、クラスのことは自分達で決めますから。」
ひかるがそう言い、分担表を真矢に渡す。

ひかるが席につく姿を目で追い、クラスの子供達の顔を見渡す真矢。
「じゃあ、もうやめましょう、テストなんか。
 私立を受ける人は、親と仲良しこよしになったから、
 落ちても文句言われないでしょ、もう。
 それ以外の人は、卒業まで勉強しなくてのんべんだらりと過ごしても、
 中学に入れるんだから。
 要するにあなたたちは、勉強したくないだけなのよ。」
「私たちは、別にそんなこと言ってません!」とひかり。

「そうです!テストの成績だけで、何でも決めるのがおかしいと
 言ってるだけで。」と西川。
「それでは聞くけど、あなたたちは一体何の為に勉強しているの?」
「それは、何ていうか・・・」西川が口ごもる。

「将来いい大学に入りたいし。」と刈谷孝子。
「いい大学に入ってどうするの?」

「それはだから、いい会社に入って。」
「いい会社に入って、どうするの?」

「それは、だから・・・。」

「一生懸命働きます。」と三田村誠。
「一生懸命働いてどうするの?
 社長にでもなるつもり?」

「別にそんなんじゃ・・・」
「じゃ、そこそこ出世して、定年になったら、沢山退職金を貰って、
 豊かな老後でも過ごす?
 そんな甘い考えでいいのかしら?
 嫌な上司がいて苛められたらどうするの?
 会社にリストラされたらどうするの?
 そもそも、あなたたちの考えるいい会社って、一体どんな会社?
 今は、どんなに有名な会社だって裏でどんなに汚い事をやってるか
 わからないんだし、いつ潰れてもおかしくない時代なのよ。
 そんなことになったらどうするの?自殺でもするつもり?」


「私は、別にいい会社に入るだけが幸せじゃないと思います。
 馬場ちゃんみたいに漫画家になるとか、
 山下君みたいにJリーガー目指すとか。」和美が言う。
「まだそんな甘っちょろいこと言ってるのね。
 漫画家になっても売れなかったらどうするの?
 アシスタントになって、一生安いギャラでこき使われるの?
 サッカー選手だって、プロになれるのはほんの一握りだし、
 怪我をしたらおしまいじゃない。
 その後の人生のことは考えているのかしら!?ちゃんと。」

「そんなことばっか考えてたら何も出来ないんじゃないんすか?
 うちのじーちゃんが言ってたけど、やっぱ人生は楽しまなきゃ!」と勇介。

「所詮、あなたたちに出来るのはその程度のことよね。
 将来のことを考えると不安だし、自分じゃ何も決められないから、
 今良ければいいじゃない、と開き直るしかないのよね。」


(シーン2)

教頭と校長が教室の外から様子を見守る中、真矢の授業が始まった。

「では授業を始めます。
 教科書の55ページを開いて。」
「先生!」ひかりが立ち上がる。
「何ですか?」
「私達、先生に質問があります。」
子供達を見渡す真矢。みんな、真剣な表情で真矢を見つめている。
「言ってごらんなさい。」

「どうして勉強するんですか、私達。
 この前先生は言いましたよね。
 いくら勉強して、いい大学やいい会社に入ったって、
 そんなの何の意味もないって。
 じゃあどうして勉強しなきゃいけないんですか?」

「いい加減目覚めなさい。まだそんなこともわからないの?
 勉強は・・・しなきゃいけないものではありません。
 したい、と思うものです。
 これからあなた達は、知らないものや、理解できないものに沢山出会います。
 美しいなとか、楽しいなとか、不思議だなと思うものにも沢山出会います。
 そのとき、もっともっとそのことを知りたい、勉強したいと自然に思うから
 人間なんです。
 好奇心や、探究心のない人間は人間じゃありません。
 猿以下です!
 自分達の生きているこの世界のことを知ろうとしなくて、
 何が出来ると言うんですか?
 いくら勉強したって、生きている限り、わからないことはいっぱいあります。
 世の中には、何でも知ったような顔をした大人がいっぱいいますが、
 あんなもの嘘っぱちです。
 いい大学に入ろうが、いい会社に入ろうが、
 いくつになっても勉強しようと思えば、いくらでも出来るんです。
 好奇心を失った瞬間、人間は死んだも同然です。
 勉強は、受験の為にするのではありません。
 立派な大人になる為にするんです。」

「先生。」久子が立ち上がる。
「何ですか?」
「先生は、何でそんなに私達に厳しいんですか?
 何で私達を苛めるようなことばっかするんですか?」

「イメージ出来る?
 私があなた達にした以上に酷いことは、世の中にいくらでもあるの。
 人間が生きている限り、イジメは永遠に存在するの。
 なぜなら、人間は、弱いものを苛めるのに、喜びを見出す動物だからです。
 悪い者や、強い者に立ち向かう人間なんて、
 ドラマや漫画の中だけの話であって、現実にはほとんどいないのよ。
 大事なのは、将来自分達がそういういじめに合った時に、
 耐える力や、解決する方法を身につけることなんです。
 この中には、もうその方法を知っている人がいるかもしれないわね、
 もしかしたら。」


和美がゆっくり手を挙げる。
「神田さん。」
「どんな時でも、味方でいてくれる友達を見つけることですか?」
和美と由介が目を合わせる。照れたように視線を戻す由介。
「そういう考え方もあるわね。」

「先生!」由介が手を挙げる。
「なんですか?」
由介が和美を見たあと立ち上がる。
「先生は、頭も良くて、運動も音楽も出来るのに、
 どうしてこの学校に来る前に、教職員、再教育センターなんかにいたんですか?
 なんか、前の学校で受け持ったクラスの子を、ボコボコにしたって
 聞いたんですけど、本当なんですか?」
「・・・本当よ。」
「何でそんなことをしたんですか?」
「 その子が私にこう言ったからよ。
 なぜ人を殺しちゃいけないんだって。

 その子は、頭も良くて、運動も出来て、体も大きかったから、
 クラス中に恐れられていたの。
 事実その子のターゲットになった子は次々と苛められて、
 自殺未遂をする子までいた。
 でもその子は反省もせず、こう言ったの。
 なぜ、人を殺してはいけないんですか。
 そう質問すれば、大人がちゃんと答えられないと知っていたのね、彼は。
 だから私は、彼に教えたの。
 他人の痛みを知れと。
 みんな、自分と同じ生身の人間なんだと。
 どんな人にも、あなたの知らない、素晴らしい人生があるんだと。
 一人一人の人間の持つ家族や、愛や、夢や、希望や、思い出や、
 友情を奪う権利は誰にもありません。
 残される遺族の、苦しみや、痛みや、悲しみを与える権利も
 誰にもありません。
 だから人を殺しちゃいけないんです!
 あなた達も、過ちを犯すかもしれないから、肝に銘じておくことね。
 犯罪を犯した人間は、必ず捕まります。
 逃げることが出来ても、一生その呵責に苦しみます。
 周囲の人間からは見放されます。
 死ぬまで孤独です。
 もういいことは一つもありません。 
 二度と幸せになんかなれません!」

「先生。」和美が発言する。
「何ですか?」
「先生言いましたよね。
 この世で幸せになれるのはたったの6%だって。
 どうしてですか?」
「事実だから仕方がないでしょう。」真矢の声のトーンが少し落ちる。
「私はそうじゃないと思います。」
「どうして?」真矢が優しく問いかける。
「幸せって、人によって違うんじゃないんですか?
 みんな違う人間なんだし、
 ここにいる24人には、24通りの幸せがあるんじゃないんですか?
 サッカーやってるだけで幸せな人もいるし、
 好きな人といるだけで幸せな人もいるし。
 幸せって、決めるのは他人じゃなくて自分なんじゃないんですか?
 私、ここにいる24人は、みんな幸せになれると思います!」
和美の言葉に小さく微笑む真矢。
「ずーっと・・・その気持ちを持ち続けられればいいわね。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

勉強して、就職して、生きていくのは何の為?

あらゆる問題も最後は「何のために生きるのか」ここにたどりつくのではないでしょうか?




★今日のランキングも分かります。★




まず目的を定めよう!(富士の樹海脱出法から学ぶ)

2006-08-02 | 人生の目的



今日のお題
富士の樹海脱出法に学ぶ
ブログテンプレート


○富士の樹海

 この樹海に入ると、磁石がきかなくなる。

 迷い込んだらもう出られない。自殺の名所でもある。

 道に車を停めて、きのこを採りに入る。

 入って行くとと磁石が壊れる。

 周りは木ばかり。

 元来た方向に帰るものの、

 あとちょっとで車があるのに、途中で不安になる。

 そして方向転換。こんな風に方向転換を繰り返し、そして死んでしまう。


 プロはどうするか。

 夜を待つ。そして星を見て動く。それまで体力を温存。

 素人は歩き回って歩き倒れ。

 まず大事なのは目的を定めること。

 人生またしかり、ですね。

      
今日のひとこと
 まず目的を
定めよう!!
ロゴ


 1日1クリックで、元気を頂けます!ありがとう。(blogランキングへの投票はこちら)

「もっとも残酷な刑罰は、徹底的に無益で無意味な労働をさせることだ」ドストエフスキー

2006-05-24 | 人生の目的


今日は、ドストエフスキー(Fyodor Mikhailovich Dostoevskii,1821-1881

ロシアの小説家。代表作「地下室の手記」「罪と罰」「白痴」「悪霊」「カラマーゾフの兄弟」など。 )

の言葉を通して、人生を哲学しましょう!!


ドストエフスキーは、1821年、軍医の次男としてモスクワに生まれました。

21歳でペテルブルグの陸軍兵学校を卒業し、工兵局で働いたのですが、

1年後、「ジャガイモのようにあきあき」して退職しました。

(退職一つとっても、その表現が、サスガですね・・・)

翌年、完成したのが、小説『貧しき人々』。

この処女作は、「新しいゴーゴリの出現だ!」など絶賛を受けました。

しかし続く『二重人格』『白夜』は不評。

文学サロンで嘲笑を浴び続けたドストエフスキーは、

空想的社会主義者の集まりであるペトラシェフスキー会へ接近しました。

しかし、専制君主制を維持するための弾圧により、27歳のとき逮捕されてしまうのです。

そして、彼を含む20人の会員が、死刑を宣告されたのでした!

ところが銃殺刑の直前、処刑は中止。

皇帝の慈悲を見せびらかすために仕組まれた芝居だったと言われています。

ですが、死を目前にした数分の間に、最初に引き出された3人のうち1人は発狂し、

1人は髪が真っ白になったそうです。

ドストエフスキーも、

「これ以上ひどい苦しみはこの世にないでしょう。」

と後に作中で語っている。

「死」が安らかなものでないことは歴然でしょう。


さて、そのドストエフスキー、死刑は免れたものの、

シベリアでの懲役生活が始まりました。

その体験から、出獄後、『死の家の記録』に次のようなことを書いています。

監獄では、受刑者にレンガを焼かせたり、壁を塗らせたり、畑を耕させたりした。

強制された苦役であっても、その仕事には目的があった。

働けば食料が生産され、家が建ってゆく。

自分の働く意味を見出せるから、苦しくとも耐えてゆける。

立派に仕上げようという気さえ起こす。

ところが、たとえば、水をひとつの桶から他の桶に移し、

またそれをもとの桶にもどすとか、砂を搗くとか、

土の山を1つの場所からほかの場所へ移し、

またそれをもとにもどすとかいう作業をさせたら、

囚人はおそらく、4、5日もしたら首をくくってしまうだろう


「もっとも残酷な刑罰は、徹底的に無益で無意味な労働をさせることだ」


人生またしかり、無意味な人生、目的のない人生ほど恐ろしいものは

ないのです。


「カラマーゾフの兄弟」には次のようにも記しています。

何のために生きるのかと言う確固たる意識がなければ、

そのまわりにたとえパンの山を積まれても、

人間は…この地上にとどまるよりは、

むしろ自殺の道を選ぶに違いない。



目的なきことの何と恐ろしきことか!




 
●この投稿に何かを感じたら ここここ
ポチ・ポチッと押して下さい!
あなたの一ポチが世界を変えるかもしれません!
(このホームページのblogランキングへの
 投票になります!)

 
二つ目のポチは、ベストランキングの投票。

★今日のランキングも分かります。★



まず最初に人生の目的を把握しよう!野口悠紀夫(超整理法)

2006-02-06 | 人生の目的


「私たちの持っている時間は有限。それをいかに有効に使うか。
それには、まず最初に人生の目的を把握しろ、と教えている。
目的を把握しないで行動しても、労多くして功少なしである。」
               野口悠紀夫(超整理法:時間編)

 本当にそうですね。
 とりあえずこれという、いろんな目標はもっているのに、
 一番大事な人生の目的を後回しにするのは
 賢いとはいえないと思います。




 コメント返しは、みなさんのブログの方にのみ
 させてもらいたいと思いますね。
 コメントのお名前からブログにたどりつけるように
 してもらえると有難いです! 


無料プレゼント

新刊『本当の幸せになりたいあなたへ 人生を変える「第3の幸せ」』の最初の60ページ分を無料でプレゼント中  『第3の幸せ』の情報はコチラ