この所sazanami8（２輪リカンベント）で出かけてばかりいました。
今日はリカンベントトライクのＫＭＸで出かけてみました。
が、トライクには色々と問題点があることが浮き彫りになってしまいました。
勿論トライクならではの良さ、面白さも改めて気付かされました。
まず前輪の幅の問題！
荒川ＣＲに限らず何処の自転車道にもこの車止めがあります。
私のトライクの場合前輪の幅が約８０ｃｍ弱、通過する際の余裕はご覧の通りです。
もう少しタイトな所もありましたので自然と減速してしまいます。そしてまた加速・・・・・・・
これが結構体力を奪います。
そしてもう一つの問題がこれ
そのままでは通過できない場所が荒川ＣＲの場合１０箇所余り・・・・
止まって、降りて、持ち上げて、乗り越えて・・・・・そしてまた乗って加速・・・・・ふう疲れる！
まあこの辺までは大きな怪我に繋がることは無いと思いますが！
実は今日下り坂でスピードが出た時急制動を試してみました。
スピードが出たといっても３０ｋｍ程ですが、前後のブレーキのタイミングによっては大きく後輪がスライドしてしまいました。
一瞬のことでヒヤッとしましたが、これがダウンヒルでもっとハイスピードだったら・・・・・
キチッと調整すれば少しは軽減するかも知れませんが、矢張り急ブレーキは禁物のようです。
ではリカンベントトライクの良さは・・・・・
除草作業の草がディレイラーに絡んでしまい、ＣＲ脇で取り除いていると声をかけてくれた方がいらしゃいました。
で何時ものように乗って見ませんかとお誘いすると、ご覧の通り・・・・僅かな距離でしたが乗って頂きました。私はこの方の自転車で後ろから追いかけて一緒に走りました。
私の後ろから来た人たちにはこんな風に見えていたんですね！
リカンベントとすれ違う時の反応は色々です。
ニコニコ笑顔で挨拶してくれる人、親指を立てて通り過ぎる人、一番多いのは何も見なかったかのように無反応で行く人ですが、迷惑そうな顔をされる事はまずありません。
皆さん暖かく異形の自転車を受け入れてくれてます。
が、残念なのは大きな公園、例えばこの辺ですと武蔵野丘陵森林公園があります。
公園内に整備されたＣＲがありますが、リカンベントは走行禁止なのです。
昭和記念公園も禁止、何故？不可解ですね！
ブレーキの無いピストが走行禁止なのは理解できます。
トライクなんぞは転倒の可能性もかなり低い筈、むしろ安全な自転車だと思うのですが！
閑話休題！
何度見てもいい光景ですね！
ここの風景にはどんな自転車も似合うと思うのですがどうでしょう！
帰り道また夕立に会い圏央道の下でしばしの雨宿り、すっかり暮れた吹上にヘロヘロになって戻ったのは８時半を過ぎていました。
ロングライドも４回目、多少体も慣れましたが、ぱんだ親父５９歳と８ヶ月、老いを感じる今日この頃です。オイオイ！
路上に刈った草を出していたのは昨日だけ。
今朝は綺麗な路面でした。
しかし、トライクは本当に面白かった。
自転車というよりレーシングカートの感覚でした。
風景も速度感覚も異次元の体験でした。
本当にありがとうございました。
さて、トライクやリカンベント自転車の扱いについてのご不満ですが、道交法(道路・交通行政)の問題としか申し上げられません。
現在の道交法は二輪車、特に自転車に関して不備というか、現代の利用方法に合っていないんです。
自転車と一括りになっていますが、よくよく道交法を読むと「普通自転車」なる定義(長さ190cm、幅60cm以内)がありまして、普通自転車以外は存在自体が無視されているというのが現状なのです。
そのような状況で完全に法令遵守となると、殆どのリカンベントは歩道走行が許されません。
さらには厳密な意味でのサイクリング道路は自転車と歩行者専用の道路ですから、走行が許されていないという事になってしまうのです。
なぜなら、「普通自転車」ではないから。
道交法の趣旨からすれば本末転倒だと思うのですが、それが現実です。
因みに河川敷道路ならば道交法が適用されませんので問題はありません。
普通自転車にしても「車道を走れ、道交法を守れ」と言い出しましたが、本質的な部分は改正していませんので現実の道路では道交法を完全に守って走ることは不可能なのです。
警察官も守ってませんからね。
そんなこともあって、警察庁にメールで問い合わせもしましたが、返答はありません。
よって、私が自転車で公道を走る時は道交法ではなく、「俺様法」に従っています。
事故を起こしたくありませんし、車を脅すような走行もしたくありませんので。
（警察庁の内部通達で一部の条文は自転車に適用しない事になっていますが、積極的に公開はしていません）
現状ではこの欠陥だらけの法律を根拠に道路や橋が整備されている訳で、「さすが自転車後進国」と役所を揶揄している次第です。
現場の無知な警官に丸投げっていうのは法治主義国家として恥ずかしいことだとも。
普段ならば、どうせ田舎で農道しかないという利点を使って、トライクで我が物顔という走り方をしたりもしますが、やはり自動車のみならず歩行者も気になりますね。事故だけは起こすまいと心に誓いながらいつも乗らせていただいてます。